平岡、決死のスパートで表彰台!~日本学生個人選手権~

  1. 6月7日から9日にかけて、Shonan BMW スタジアム平塚で開催された「2019日本学生陸上競技個人選手権大会」の初日、男子1500mで平岡 錬(体育4・新田)が3位入賞を果たしました。

5月の中国四国インカレで初優勝、翌週には自己記録を7秒更新する3分45秒台の好記録をマークしていた平岡は、優勝も視野に今大会に臨みました。予選を全体トップの記録で通過し、迎えた決勝。桜美林大学のカヨウキ選手の飛び出しにすぐに対応したのは筑波大学の三津家選手、平岡は少し遅れて三津家選手に追いつき、2人で前を行くカヨウキ選手を追いかけました。

前との差が詰まらないまま迎えた残り250m。ここまでに脚を使った平岡は、三津家選手からやや離され、後続から勢い良く追い上げてきた昨年覇者の東京国際大学・前川選手にも交わされました。その疲労感から、11位に終わった昨年の悪夢も蘇りましたが、ラストイヤーとなる今年は違いました。疲れ切った体に鞭を入れ、決死のスパートをかけると再び3位に浮上、最後は前川選手にも迫って3位でフィニッシュ。見事、自身初となる全国大会入賞、そして表彰台を掴みました。

高校時代は愛媛県6位が最高、インターハイにも出場できなかった平岡でしたが、大学入学後は驚異的な勢いで成長し、2年時にこの大会の標準記録を突破しました。一転、昨年はケガに苦しみ自己記録も停滞しました。しかし、ケガから起き上がった平岡の復活への決意は並々ならぬものでした。ケガには細心の注意を払いながら、一切の妥協を禁じ、淡々と厳しいトレーニングに向かい続けた成果が、優勝を狙う積極的な姿勢、そして表彰台を決めた最後のスパートにあらわれました。

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