神戸大会兵庫リレーカーニバルテコンドーキョルギ女子-53㌔級水戸招待陸上織田幹雄記念陸上柔道女子70㌔級バレーボール女子柔道女子78㌔超級椋木美希前田凛西田茉央山地梨菜日本GPで魅了!続々と入賞2025日本学生陸上就実高出身)が4分19マークして2位に入った。得意とするスローペース展開の中、ラスト200㍍で第2集団の先頭に立ち、太田垣楓華さん(園田学園大・3年)とともに、優勝候補の田島愛理さん(順天堂大・3年)を猛追。優勝した太田垣さんにはわずかに及ばなかったが、ラスト30㍍で田て科学的な視点から競技への理解を深めたことや、スポーツ庁長官の室伏広治氏からのアドバイス、トップガントレーニングセンターでの専門強化が実を結び、入学時より記録を後の競技会でのさらなる飛躍に大きな期待がかかる。女子1500㍍では、正司瑠奈さん(4年・秒94の大会新記録をも17㍍50というビッグ島さんをかわした。自己記録を更新し日本選手権の出場を確実にすることを、次の目標に掲げる。男子砲丸投に出場した泊瑶平さん(3年・大阪高出身)は激戦を勝ち抜いて4位入賞。後日行われた競技会でスローで自己記録を大幅に更新した。来年度の日本学生記録更新も視野に入ってきたといえるだろう。女子三段跳には三橋小桜さん(1年・大分県立大分西高出身)が出場。12㍍29を記録し、2025年3月卒業。就実高出身。5歳から空手を始め、10歳のときにテコンドーに転向。2021年に、全日本テコンドー協会主催の「全日本学生選手権」女子-53㌔級で優勝し、最優秀選手にも選出される。続く全日本選手権でも優勝。2022年春からセルビアに活動の拠点を移し、現地のテコンドークラブで日々トレーニングに励んだ。2024年に再び学生・全日本の2冠を達成。韓国で行われた各国の学生王者を制し、優勝。2025年3月卒業。香川県立志度高出身。在学中は女子バレーボール部のエースとして活躍。大学では2年次に出場した「第において、スパイク賞、ブロック賞、ベストスコアラー賞、最優秀選手賞の4冠に輝く。在学中の2024年7月からは、プロリーグ化を目指すSV.LEAGUEに所属する埼玉上尾メディックスとプロ契約を締結。同年8月にはユニバーシアード日本代表として「東アジア地区バレーボール選手権大会」に出場し、銀メダルを獲得している。6位入賞を果たした。入学から1カ月での活躍に「伸び代が十分ある」と品田監督も期待を寄せており、U 20日本陸上競技選手権大会優勝を今年の最大目標に据えている。国内外問わず、IPU勢は躍進を続けている。4月20日、横浜武道館で開催された「第40回皇后盃全日本女子柔道選手権大会」には、石岡来望さん(4年・創志学園高出身)が出場。3位に輝いた。また、4月に台湾で開催された「第8回オーシャンチアリーディングチャンピオンシップ」では、泉凜空さん(4年・鹿児島実業高出身)と森野留奈さん(3年・創志学園高出身)ペアが、アーバンチアダンスダブルス部門で優勝。「世界大会に向けて練習を重ねていきたい」と意気込みを語った。4月25日〜27日に神奈川県・レモンガススタジアム平塚で開催された「2025日本学生陸上競技個人選手権大会」。IPUは前田陽向さんの1500㍍優勝をはじめ、4種目で表彰台を獲得、2種目で入賞という、昨年を上回る成績を収めた。陸上競技部の品田直宏監督は「例年よりも2カ月開催が早まったが、2年・比叡山高出身。「2024年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会」女子70㌔級で優勝。決勝では得意技の背負投で豪快な一本勝ちを見せた。また、世界ジュニア団体戦でも優勝を果たす。2025年にはウズベキスタンで行われた「グランドスラム・タシケント2025」で、世界の強豪を相手にオール一本勝ちを収め金メダルを獲得。その実績が評価され、大学スポーツの発展に貢献した学生や団体を表彰する「において、最優秀賞・ルーキーオブザイヤーを受賞した。4年・創志学園高出身。1年次の2022年に「世界ジュニア柔道選手権大会」女子78㌔超級で3位入賞し、団体では優勝。2023年には全日本ジュニアで優勝、世界ジュニアで2位となる。また、同年のアジア選手権では団体戦のみに出場し、決勝のウズベキスタン戦で一本勝ち。チームの優勝に大きく貢献した。2025年には、「グランプリ・アッパーオーストリア」手権大会」の団体でも優勝を果たしており、着実に実績を重ねている。㍍86という好記録で準走・跳・投全ての種目で入賞できた。冬のトレーニングの方向性が間違っていないこと、チーム全体の確かな底上げができていることを感じる試合となった」と総括する。男子ハンマー投では、坂梨航琉さん(院1年・熊本国府高出身)が66優勝。大学院に進学しUNIVASAWARDS2024-25」「Daegu2024WorldUniversityTaekwondoFestival」では、世界「日本グランプリシリーズ」は、指定大会において年間を通じてポイントを争うトラック&フィールドの大会の総称。国際大会につながる国内最高峰の競技会として2018年にスタートした。シリーズを通して競うことにより、世界で活躍できるアスリートの強化・育成を図ることが目的だ。2025年の対象は全14大会。9月に行われる「東京2025世界陸上競技選手権大会」出場を懸けた戦いがすでに全国で繰り広げられており、IPU勢の活躍にも注目が集まっている。秒50で2位入賞。4月20日に開催された「第73回兵庫リレーカーニバル」では、女子800㍍で平野里歩さん(2年・中京大学附属中京高出身)が今季学生最高タイムとなる2分07日本グランプリシリーズ同種目におけるチーム初の表彰台という快挙を成し遂げた。続く4月29日開催の「第59回織田幹雄記念国際陸上競技大会」では、女子800㍍で有光葉月さん(3年・広島県立広島皆実高出身)と植松憂咲さん(4年・広島県立広島皆実高出身)が組2・3着でフィニッシュ。ともにGPシリーズ初出場ら、なが 総合7・8位に食い込んだ。同大会には、女子三段跳で三橋小桜さん(1年・大分県立大分西高出身)も出場。風向きが変わりやすく、実業団選手ですら踏切位置に苦戦する中、1本目の跳躍で12㍍31を記録しベスト8圏内へ。2本目では12㍍35とさらに記録を伸ばした。その後は向かい風に変わり記録更新とならなかったものの、初のGPシリーズで8位入賞を果たした。海外選手や日本トップレベルの選手との戦いは大きな経験となった。さらに、5月5日に開催された「2025水戸招待陸上」では、招待競技女子走幅跳で倉橋夢咲さん(4年・広島工業大学高出身)が5㍍64を記録。こちらもGPシリーズ初入賞となった。監物さん(右)が10年間保持していた1500㍍のIPU記録を更新した中井啓太さん(左・当時3年)と、800㍍日本タイ記録をマークした源裕貴さん(中央・当時4年)。部の進化を支えたあったと言っていい。しかし本人は「運が良かっただけ」と謙□する。「部の三期生でほぼゼロからのスタートだったので、結果を出せば『レジェンド』と言ってもらえた」と笑いつつ「チームメイトや指導者に恵まれた」と感 謝 の思 い を語る。 卒業後はNTT西日本に進み、実業団でも活躍。全日本実 業団150 0㍍日本人1位、日本選手権では3位に入った。東京マラソンでは2時間10分29秒の自己ベストをマークし、現役生活を締めくくった。 7月21日〜27日にドイツ・ラインルールで開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ(WUG)」。陸上男子1500㍍の前田陽向さんを筆頭に、IPUからは卒業生を含み、過 去 最 大 人 数 の 5 名 が 出 場 する。同大会は、各競技種目の選考を兼ねた予選大会において、基準をクリアした選手が出場権を獲得できる。男 子 ハンマ ー 投 坂 梨さん10㍍以上伸ばした。今写真:長田洋平/アフロスポーツ女子三段跳 三橋さん写真:長田洋平/アフロスポーツ女子800m 有光さん(中央)と植松さん(左)男子ハンマー投 坂梨さん(中央)と男子砲丸投 泊さん(左)。右は豊里健コーチ男子砲丸投 泊さん写真:YUTAKA/アフロスポーツ女子1500m 正司さん写真:YUTAKA/アフロスポーツ女子三段跳 三橋さん女子柔道部 石岡さん(左)写真:YUTAKA/アフロスポーツ写真:長田洋平/アフロスポーツ女子走幅跳 倉橋さん写真:松尾/アフロスポーツ写真: Christian Fidler/アフロダンス部 泉さん(左)と森野さん(右)女子800m 平野さん写真:日刊スポーツ/アフロ写真:新華社/アフロ 「才能はなかった。でも、努力する才能ならあった」。数々の壁を乗り越えてきた監物さんが後輩たちに伝えるのは、「努力の幅」を広げることの大切さだ。厳しい練習の先に、自らもう一歩踏み出せるかどうか―。「コーチと信頼関係を築き、恵まれた環境を最大限に活かし、そして自分がどうなりたいかを問い続け、理想に向かって努力し続けてほしい」と、現役の後輩たちにエールを送る。 監物さんが切り拓いた道があったからこそ、今のIPU陸上競技部は全国の舞台で戦えている。その背中を、後輩たちは今も見上げ、追いかけ、そして超えていこうとしている。78㌔超級で3位、「アジア柔道選96回中国大学リーグ戦秋季大会」 IPU卒業生の監物稔浩さんは、陸上競技部・中長距離の“開拓者”だ。中学・高校時代から注目を集めていたが、高校3年時の中国大会では800㍍で7位に終わり、インターハイ出場を逃した。自信があっただけに、心が折れそうになったが「陸上を続けたい」という強い思いを胸に、IPUで再出発を決意した。 当時、学内に整備されたばかりの300㍍トラックで、独自にメニューを組み、日々黙々と練習を重ねた。その努力はやがてIPU在学中にレースに臨む監物さん(画面中央・ゼッケン番号1107)実を結ぶ。1年次には日本インカレ1500㍍で自己ベストを更新し、決勝進出。翌年には日本選手権初出場も果たした。3年次には、日本学生個人において大会新記録で優勝し、日本インカレでも3位と躍進。4年次には日本選手権8位入賞を記録した。 現・陸上競技部の吉岡利貢コーチも、そんな監物さんの姿に惹かれた一人だ。中長距離強化やスポーツ科学センターの創設といった改革の背後には 、監 物 さん の 存 在 が環太平洋大学スポーツ新聞陸上競技部いざ世界へ!WUGに5名出場中距離チーム進化の軌跡全日本・国際大会で大健闘表彰台ラッシュ!IPUが学生陸上席巻
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