環太平洋大学スポーツ新聞:2025年第4号
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男子ハンマー投その他も好成績入賞ラッシュ!日本一坂梨準優勝IPU陸上競技部越えて掴んだ栄光イ総合 ンカ7レ位走跳投の全部門学生個人男男男子子子111555000000mmm前前前田田田日本一7月4日〜6日と12日〜13日、東京・国立競技場で「第109回日本陸上競技選手権大会」が開催された。世界陸上の代表選考も兼ねたハイレベルな大会で、各選手が全国の舞台に挑んだ。注目を集めたのは、男子4×100㍍リレー。村岡裕斗さん(3年・九州産業大学付属九州産業高出身)、金川大和さん(3年・長崎日本大学高出身)、池下航和さん(院1年・宮崎県立宮崎工業高出身)、山決勝では、序盤から選手同士がけん制し合う、ゆったりとした展開の中で、800㍍付近から一気に加速し、残り300㍍のスプリントで前に出て、そのままゴールした。なお、前田さんは男子800㍍でも3位に入り、 “Wる67㍍54をマーク。IP日本インカレでのIPUの勢いは止まらなかった。男子ハンマー投では、坂梨航琉さん(院1年・熊本国府高出身)が自己ベストとなUと熊本県の記録を同時に更新する快挙を成し遂げた。坂梨さんは、入学時から10㍍以上も記録を伸ばしている。投擲動作の効率向上が好記録るIPUに通い、選手たちを見守る。大橋さんに対しても、フォーム改善や細かなケア、地道な積み重ねを徹底して支えてきた。「トレーナーとして何ができるかを常に考えてきた。大橋の努力はもちろんだが、自分の存在も彼の力になれていたなら本当にうれしい」と語った。室伏広治スポーツ庁長官から直接受けた「軽量物を速く動かす感覚が大切」との助言がある。それを機に、トップガントレーニングセンターでVBT(速度ベーストレーニング)を導入し、地道な取り組みを続けてきたことが、今の結果につながっている。今後は70㍍、そして学生記録超えも視野に入る。IPU陸上競技部は今回のインカレにおいて、男子総合7位入賞という創部初の快挙を成し遂げた。例年と異なる6月開催となり、主将の前田陽向さん(4年・洛南高出身)をはじめ、シニア大会でも活躍する選手たちはピーキングの調整が難しく、苦戦を強いられた。しかし、他大学もにつながっているが、その背景には、昨年、男子砲丸投では泊瑶平さん(3年・大阪高出身)が3位となり、坂梨さんとともに、IPU初となる投擲2種目での表彰台を実現した。同様の状況であったため、IPUはそのチャンスをものにし、地元開催の利を活かして結果を出したといえる。また、大会が地元・岡山での開催ということもあり、陸上競技部の多くのメンバーが運営を支えた。バックスタンドでは、メガホンを手に選手たちにエー位、1500㍍で9位と健闘。4リレーでは、村岡裕斗さん(3年・九州産業大学付属九州産業高出身)、金川大和さん(3年・長崎日本大学高出身)、池下航和さん(院1年・宮崎県立宮崎工業高出身)、山崎一沙さルを送るチームメイトの姿が見られたほか、スタジアムには選手の家族や友人、陸上競技部のOB・OG、IPUの教職員が駆けつけ、温かい声援を送った。チームとしての一体感と地元の応援が、IPU陸上競技部の歴史的な成果を後押ししたようだ。崎一沙さん(4年・瓊浦高出身)のオーダーでのぞみ、4位入賞した。女子800㍍に出場した平野里歩さん(2年・中京大学附属中京高出身)は決勝で粘り強い走りを見せ、7位でフィニッシュした。男子ハンマー投では坂梨航琉さん(院1年・熊本国府高出身)が1投目で65㍍56をマーク。最終6目で66㍍33まで入賞”を果たした。男子ハンマー投では、坂梨航琉さん(院1年・熊本国府高出身)が66㍍86の好記録で準優勝。女子1500㍍に出場した正司瑠奈さん(4年・就実高出身)は、4分19秒94の大会新記録をマークし2位に入った。得意とするスローペースの展開の中、残り200その他の出場選手は以下の通り。男子200㍍/大橋明翔さん(4年・岐阜県立大垣工業高出身)、男子800㍍/前田陽向さん(4年・洛南高出身)、女子100㍍/先村若奈さん(2年・高川学園高出身)、女子三段跳/三橋小桜さん(1年・大分県立記録を大分西高出身)、女子ハ伸ばし、ンマー投/西崎愛海さ堂々のん(4年・鹿児島県立7位入鹿児島南高出身)、男子賞を果砲丸投/泊瑶平さん(3たした。年・大阪高出身)㍍で第2集団の先頭に立ち、優勝候補の田島愛理さん(順天堂大・3年)を猛追。優勝した太田垣楓華さん(園田学園大・3年)にはわずかに届かなかったものの、ラスト30㍍で田島さんをかわして2位に滑り込んだ。男子砲丸投げの泊瑶平さん(3年・大阪高出身)は、激戦を勝ち抜いて4位入賞。後日行われた競技会でも17㍍50というビッグスローで自己記録を更新した。女子三段跳には、三橋小桜さん(1年・大分県立大分西高出身)が出場し、6位入賞を果たした。6月8日、岡山・JFE晴れの国スタジアムにおいて「第94回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)」が行われた。男子200㍍決勝では、大橋明翔さん(4年・岐阜県立大垣工業高出身)が佐々木清翔さん(岩手大・2年)と20秒896で同着優勝を果たした。決勝は混戦の様相をたトレーナー・先村成騎さんについて「先村さんがいなかったら、日本一にはなれなかった」と話す。どんな小さな身体の変化も見逃さず、常にベストな状態で送り出してくれる。故障に苦しんだ全ての局面を、いつも支えてくれていたのは先村さんだった。大学1年時から学生トレーナーを志し、専門知識を学びながら現場経験を重ねてきた先村さん。卒業後は大学近郊の接骨院に勤務しつつ、週2回母校であ呈し、コーナーを抜けても8人がほぼ横一線に並んだ。終盤に抜け出したのは佐々木さんと大橋さん。ゴール後、電光掲示板には佐々木さんの名前が表示され、大橋さんも見守っていた陸上競技部の梶谷亮輔コーチも「2位か…」と、一度悔しさを噛みしめた。しかし、その直後に大橋さんの名前も並んで表示された。その栄光の裏には、数々の困難があった。3月の記録会で出場した100㍍では好記録を出したものの、4月の選考レースで脚を痛めた。以降は、リレー種目の出場を一時的に見送り、個人種目である200㍍に全てを懸ける決断を下す。練習はバイクトレーニングや補強メニュー中心に切り替え、地道に調整を重ねた。5月の中国インカレでは、追い風参考ながら20秒87を記録して優勝。ようやく掴んだ日本インカレ出場の切符だったが、大会2週間前に再び脚の異変に見舞われた。そんな故障明けの大橋さんを4×100㍍リレーのメンバーに入れるべきかどうか、梶谷コーチは最後まで迷っていたが、直前の練習での動きとタイムを重視し、本番では布勢スプリントで好走した村岡裕斗さん(3年・九州産業大学附属九州産業高出身)を起用することに。大橋さんは悔しさを抱えながら控えに回った。迎えたリレー本番、チームは悲願の決勝進出を果たし、4位入賞という快挙を成し遂げた。チームの勝利への喜びと、自分が出られなかったことに対する悔しさが交錯する中、大橋さんは気持ちを切り替えてレースにのぞんだ。予選では自己ベストを更新する20秒83をマークし、準決勝も1着で通過。決勝では再び脚に違和感を覚えたが、“気持ち”でゴールへと飛び込んだ。ここまで□り着けたのは、支えてくれた人々のおかげだと語る大橋さん。中でも、献身的なサポートを続けてきまた、主ん(4年・瓊浦高出身)将の前田のオーダーで臨み、38陽向さん(4年・録をマークして4位に洛南高出食い込んだ。さらに、身)は男山崎さんは男子100子800㍍でも6位入賞を果た㍍で4した。女子では、三段跳で×100㍍三橋小桜さん(1年・大分県立大分西高出身)が5位、800㍍で平野里歩さん(2年・中京大学附属中京高出身)が7位入賞した。若手の活躍も目立ち、チーム全体の底上げを印象づける結果となった。4月25日〜27日に神奈川・レモンガススタジアム平塚で行われた「2025日本学生個人選手権大会」でも受賞者が続出した。男子1500㍍に出場した前田陽向さん(4年・洛南高出身)は、4分03秒92の中四国学生新記秒64で優勝を飾った。入賞者続出大橋明翔(おおはしあきと/4年・岐阜県立大垣工業高出身)岐阜県揖斐川町出身。中学校時代から全国レベルの選手として活躍。日本インカレでは、これまで納得の行く結果を得られていなかった。特に2年次には分離症により長期間練習ができなかったため、一時は陸上競技を引退することまで考えた。しかし、諦めない心と周りの献身的なサポートのおかげで、さらなる成長を遂げた。( 4 )大会中も献身的なケアで大橋さんを支えた先村トレーナー男子1500㍍ 前田さん写真:YUTAKA/アフロスポーツ男子ハンマー投 坂梨さん写真:長田洋平/アフロスポーツ男子4×100㍍リレー 左から山崎さん、池下さん、金川さん、村岡さん男子ハンマー投 坂梨さん男子砲丸投 泊さん男子800㍍・1500㍍ 前田さん男子4×100㍍リレー 村岡さん、金川さん、池下さん、山崎さん女子800㍍ 平野さん写真:長田洋平/アフロスポーツ女子三段跳 三橋さん男子100㍍ 山崎さん女子800㍍ 平野さん手前から2番目(ゼッケン番号905)が大橋さん先村トレーナー女子1500㍍ 正司さん写真:YUTAKA/アフロスポーツ男子砲丸投 泊さん写真:YUTAKA/アフロスポーツ                    環太平洋大学スポーツ新聞挫折と□藤の日々を日本選手権平平平坂坂坂男梨梨梨野野野子ハハハ8884ンンン000マママ×000ーーー1mmm投投 今投0学今学今学生今生季季生季学学今学今0生 4季生季生季位2mR位 4位日本インカレ200m

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