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岡山に根ざし一人ひとりと向き合う教育を!高い就職実績が証明するそのIPUのメソッドとは?

2007年の開学以来、「どこにもない大学」を目指し、進化を続けるIPU・環太平洋大学。現在IPU・環太平洋大学で副学長、学部長を務め、岡山県の教育とも縁の深い教授3名に、IPU・環太平洋大学の学びの特徴や、育成に取り組んでいる能力について、それぞれの立場で語っていただきました。

※この記事は、在学中の2020年9月に開催した座談会の内容です。

目次

あなたの目指す未来へ、
岡山 IPU・環太平洋大学から共に挑む。

IPU・環太平洋大学に着任されたときの印象は?

三浦 私は以前、岡山大学に30年近く勤めていました。当時、自己実現力を養う授業というものはなく、学生たちが自主的に行う課外活動だけでした。それに対して、IPU・環太平洋大学では課外活動を重要な教育と位置づけ、ひとつの教育方針にしていたところに、国立大学とは明らかに違う印象を受けました。入学前教育や各種イベントにおいても、その独自性を感じましたね。そのひとつは、体育会の鉄則である「五訓を胸に生きる」という言葉です。五訓としている「礼節、克己、信頼、前進、感謝」の心を、大学全体に広めて浸透させているところに感銘を受けました。今春着任された平野先生はどのように感じられていますか?

体育学部長, スポーツ科学センター長 三浦 孝仁

専門領域:体力科学(筋力トレーニング)、障がい者ダイビング
岡山大学名誉教授。1980年早稲田大学卒業後、日本体育大学大学院へ進学。1987年~2013年岡山大学で教員として勤務(2013年同大学名誉教授に就任)。2018年IPU・環太平洋大学に着任、2019年から体育学部長に。

平野 三浦先生と同じで、私も岡山大学に20年ほど勤務していました。岡山大学は学生が多いため、ゼミ活動もクラブ活動も私生活もすべて学生任せになる傾向があります。しかしながら、IPU・環太平洋大学は学生に対する面倒見がとてもいいんです。1・2年次は経験豊富なメンター(※1)、3・4年次はゼミ担当の教員が、生活面・勉強面において学生に寄り添い、指導・助言を行っています。また、体育会で活躍している学生は身体を鍛えているので、表情が凛々しく、とても礼儀正しいんですよね。

経営学部長 平野 正樹

専門領域:財政学、地方財政論
前岡山大学経済学部長。大阪市立大学経済学部卒。大蔵省(現・財務省)、経済企画庁(現・内閣府)での勤務後、2001年~2018年岡山大学で教鞭を執る(2016年同大学経済学部長に就任)。2020年IPU・環太平洋大学に着任。

村上 私も同意見で、前職で文科省に勤めてましたので、いろいろな大学を見ていましたが、着任した2011年当時、こんなに挨拶をする学生は見たことがなく、礼儀正しく、素直で、前向きな学生が多いことに感心しました。また、1年生のメンターを担当した際、柔道家の古賀稔彦さんや企業の社長さんの話を聞ける授業があって、こんな話を1年生で聞くとやる気になるだろうなと感じました。学生が将来の夢を持ち、やる気やモチベーションを高めていけるシステムがあることに驚きました。

副学長 村上 尚徳

専門領域:美術教育、美術の学力と評価
前文部科学省・教科調査官。岡山大学教育学部卒、岡山大学大学院教育学研究科修了。岡山県教育庁指導課指導主事、文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官を経て、2011年IPU・環太平洋大学に着任、2017年副学長に。

IPUの特徴とは?

村上 「4年後に責任を持つ大学」を掲げ、毎年非常に高い就職実績を積み上げています。2019年度は、現役実数で公立幼稚園・保育園の採用試験17名(89%)、公立小学校教員の採用試験60名(76%)、公立中・高等学校教員(保健体育)の採用試験5名(24%)、公務員の採用試験101名(92%)が合格しています。東証一部上場企業においても、101名が就職内定を勝ち取っています。来春には公務員を目指すコースが経営学部に新設されます。※()内の割合は合格率

平野 公務員の行政職の採用試験に対応する「公共経営コース」です。地域を支えるコミュニティビルダーを育てていきたいと考えています。近年本学では、県庁や市役所などの行政職の合格が増加しており、コースを設置することで更に増やしていきたいと思います。

村上 そういった高い就職実績を誇る背景には、1・2年次から、採用試験や就職試験に向けた基礎学力を養うという教育体制があります。また3年次には、就職対策向けのグループ活動「志会」に入会します。教員・保育者を目指す「大志会」、公務員を目指す「立志会」、企業就職を目指す「翔志会」から選択し、希望の進路に向かって勉強に励むのですが、学生たちは自主的に参加し、互いに励まし合いながら夢に向かって頑張っています。

三浦 それに加えて、就職面接に生きるようなスピーチコンテストやプレゼンテーションコンテストといった挑戦の場も用意されています。在学中の4年間でいろいろな経験を積み、実践的な技術や知識を習得することができるのが強みですね。

村上 それらの授業やイベントなどを通じて、特に力を注いでいるのが、就職活動時や就職後に生かされる「非認知能力」と呼ばれる内面の能力の育成なのです。

IPUで育成する「非認知能力」とは?

村上 知識や学力といった能力を「認知能力」と呼ぶ一方、学力試験などでは測れない内面の能力や人間力を「非認知能力」と呼んでいます。本学では、レジリエンス(やり遂げるカ)、リスペクト(自己と他者を尊重するカ)、レスポンシビリティ(役割や責任を果たす力)という3つの非認知能力の育成に力を入れています。

平野 ジェネリックスキルを客観的に測定する「PROGテスト(※2)」で、学生の非認知能力の高さが示されています。

村上 そうですね。特に対人基礎力、対自己基礎力、対課題基礎力といった項目は、私立四年制大学の平均値よりかなり高く、大学での学びによって非認知能力が培われていることがうかがえます。就職試験の面接や就職後の精神力の形成にも役立つと考えています。

三浦 そうした能力を育成する専用学舎「DISCOVERY」では、学生のプレゼンカ・企画提案力を育み、問題解決へ立ち向かう次世代の人材育成を目指しています。各学部・学科の授業やイベントにも、3つの非認知能力を高める実践的な学びが取り入れられていますよね。

村上 はい。教員志望の学生は、小学校で3日間の表現教育の実習を実施しています。児童と一緒に歌とダンスのショーを作り上げたという感動体験から、「教員になりたい」という学生の意欲を押し上げています。

三浦 体育学部においても、次世代に求められる実践的な学びが多くあります。そのひとつが、毎年10月に開催される「体育祭」です。企画立案から準備、当日の運営まで、すべて学生が行います。仲間と協力しながら実践的な経験を積むことで、社会で即戦力として活躍できる力が磨かれていきます。経営学部ではどうでしょうか?

平野 経営学部・現代経営学科では、新しいビジネスを創り出す面白さに触れる「ビジネスプランコンテスト」を開催しています。学生がチームを作り、ビジネスプランを企画・提案します。来年度以降は1年次から基礎的な実践教育を取り入れ、就職へ結びつけたいと考えています。

留学やスポーツに強いという印象もあります。

平野 経営学部・現代経営学科「グローバルビジネスコース」と次世代教育学部・教育経営学科「国際教育コース」では1年次に1年間の留学ができるほか、他コースでも短・中期留学が可能です。留学した学生の平均スコアは1年間で約260アップ、帰国後のスコアが日本人学生最高得点の915という結果を出した学生もいます。英語力だけでなく、国際人としての資質も大きく向上します。「国際大学IPU New Zealand』があるからこその強みといえるでしょう。簡単に言えば、ニュージーランドにもう一つのキャンパスがあると言うことです。

三浦 スポーツ面でいうと、大学の基本理念に「教育とスポーツの融合」があります。学内に中四国で唯一のスポーツ科学の研究拠点「INSPIRE」を立ち上げ、最先端の研究、競技パフォーマンス向上のための科学サポート、科学的な視点から指導できる指導者の育成を目指しています。選手になることだけでなく、選手を支える側の楽しみがあることも教えています。

IPUと保護者の強い連携が学生をバックアップ。

平野 保護者の方々との連携を密にするために、大学では毎年個人面談を行っています。情報を共有し合うことで、円滑に教育活動が行えるよう取り組んでいるところで、保護者のご希望もありますが、面談率は約7割。感想としても99.1%の方が「満足」と答えてくれています。

三浦 保護者の方に安心していただけるよう、「学生をひとりにしない」という仕組みを作っています。学生支援システム「ユニバーサルパスポート」を活用し、授業や部活動を休みがちな学生には早めのケアを行います。就職活動においても、キャリアセンターと連携し、ゼミ担当の教員が学生一人ひとりにきめ細やかに対応します。

IPUの挑戦と創造。

最後に副学長、学部長それぞれの挑戦と創造について伺いました。

三浦 体育学部としては、地域との連携を強化したいと考えているところです。地域におけるスポーツ面での課題をサービス・ラーニング(※5)として授業の中で扱い、課題解決につなげられたらと。今後も、地域に根差した大学になれるよう進めていきたいと思います。

平野 経営学部としても地域連携を深める必要性を感じています。地方自治体や経営者団体、企業などと連携を取りながら、また地域貢献を実感しながら学ぶことで、学生にとっても大きな成長に繋がると思います。

村上 私たち教員は、より多くの学生が満足して卒業できるよう、学生一人ひとりのやる気を引き出しながらサポートしていきたいと考えています。そのために必要となる学力と非認知能力を4年間でバランスよく身につけさせ、就職後も活躍できる学生を育てていきたいですね。

※1 メンター 学生一人ひとりに対して、学習や生活に関する相談相手としての教職員の総称
※2 PROGテスト リテラシー(※3)とコンピテンシー(※4)の両面から実践力を測定
※3 リテラシー 知識を活用して問題解決するカ
※4 コンピテンシー 経験を積むことで身についた行動特性
※5 サービス・ラーニング 学生が地域社会と協働し、地域の課題解決に取り組みながら能力開発を行う教育のこと

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