IPU・環太平洋大学

幼児心理コース

こども発達学科

子どもを心理学の視点から理解し
実践に活かす、こどもの心のエキスパートに

幼児心理コース

2020年4月新設コース

 幼児期の子どもの特性や発達について、心理学のさまざまな領域の観点からの理解を深め、心理学を保育・幼児教育の実践に活かすことを学びます。

 子どもを取りまく課題、発達障害や虐待、子育て不安、いじめ、貧困などに対して、心理学なアプローチについて学び、対応できる保育者の養成を目指します。

コース紹介

3大特徴

1. さまざまな心理領域から子どもの心を知る

発達や臨床・社会・教育心理学などの領域の知見を基に、子どもの心や発達過程を多面的に学びます。

2. 発達障害や虐待などの現代的課題への心理学的理解

現代的な課題に、子どもの心の理解からアプローチできる保育者を目指します。

3. 理論から実践や体験へ

学んだ心理学的理論や知識を、保育現場で体験しよう。

特徴あるカリキュラム

この授業が面白い!

子どものこころ

ことばは考える手段であり、人との絆を切り結ぶ手段です。ことばは人との社会的やり取りを通して獲得されます。①ことばの獲得に臨界期はあるか?②第二言語の習得は早いほど有利か?③親に虐待されて言語遅滞や知能遅滞を引き起こした子どもの補償教育 ④児童虐待からの再生の鍵は何か?⑤肢体不自由児の心理発達と特別支援教育 ⑥リテラシー(読み書き能力)の習得に社会文化経済的要因はどのように影響しているか? ⑦障害のある幼児や児童及び生徒のことばと社会性や感情生活の関係はどのようなものか?⑧実存分析やノート法は障害児・者の発達支援に役立つか?以上のテーマをめぐって、授業者が行った研究の知見を中心に、発達心理学・脳科学・認知科学の最新の成果を取り入れて講義します。この講義を受講することにより、保育・教育実践の場で、子どもの認知発達・言語発達・社会性の発達についての基礎知識を実践に活かすことができます。

子育て論

【授業形式】講義と演習(討論型のアクティブラーニング)

【テキスト】1.内田伸子(2017)『子どもの見ている世界~誕生から6歳までの「子育て・親育ち」~』春秋社。2.内田伸子(編著)(2008初版/2019年12刷)『よくわかる乳幼児心理学』ミネルヴァ書房。

【授業の進め方】

1. 担当者がテキストの各章についてレジュメに基づき発表する。

2. 該当の章で討論したい点をとりあげ、なぜこの2点について討論したいか論拠を説明する。

3. 担当者が司会になって全体討論を展開する。

4. 内田から、その章についての関連データやDVDなど映像資料を提示する。

5. 全体討論によって学んだことをコメント作文に要約する。

発達心理学

人間の胎児期から老年期までの行動や能力の変化を科学的に捉えるのが発達心理学です。この授業では、主に青年期までの発達を中心に学び、保育実践に役立つ知見や具体例を取り上げ、講義やディスカッションを行います。

教育心理学

教育を受ける側の子ども(乳児から児童生徒)の心理的特性、発達・学習・記憶・性格等について学び、子どもを多面的に理解する基礎を身に付けます。心理学は大学から始まる必修科目で、覚えなければならない知識や理論も多くありますが、映像等の視覚的な資料も用いて授業を進めます。

子どもと家庭支援の心理学

家庭は子どもの発達を支える環境として一番重要ですが、現代はその機能が弱まり支援を必要とする家庭が増えています。家族・家庭の機能、さらに親子関係や家族関係を発達的な観点から理解し、子育ての課題や子どもの精神保健についてもアプローチします。

家族心理学

現代は「家族の危機の時代、多くの病理を抱えている」言われ、家族の多様性も増しています。前半では家族を心理学の視点から捉える理論や家族療法を学び、後半は家族をめぐるさまざまな問題(児童虐待やDV、ひきこもり、不登校、ステップファミリー、高齢者、障害者等)の実例や実際の事件を取り上げ検討します。

コミュニケーションの心理学

我々は、言葉を使って他者に意志、感情、思考を伝えるだけではなく、自己と対話し自分の考えを深める事ができます。対人コミュニケーションで言葉は中心的メディアですが唯一のメディアではありません。ノンバーバルメッセージも重要な自己表現メディアです。対人コミュニケーションからマスコミュニケーション、国際コミュニケーションまでミクロ・マクロ全ての領域を考察します。

教員紹介

こども発達学科
幼児心理コース教授・学術博士

内田 伸子

教授

心の不思議を探究する旅へ

幼児心理コースでは、乳幼児~児童期、そして大人や高齢者までの心の生涯発達について心理学・脳科学・認知科学の視点から深く学びます。「心」とは、マインド(brain functioning)のことです。人間は遺伝子の呪縛から脱して自由意志で新しい価値を生み出すことができる唯一の種であり、AIには超えられない「自然知能(NI)」つまり「マインド」を最高水準にまで極めることのできた唯一の種なのです。私たち教授陣は、ワークショップや現場体験も取り入れ、科学的知見が保育現場や実生活で生きて働く知恵となるよう、アクティブラーニングで楽習を進めて参ります。さぁ、みなさん、心の不思議を解き明かす旅にごいっしょしましょう!

お茶の水女子大学名誉教授・元副学長。専門分野は発達心理学・言語心理学・認知科学・保育学。お茶の水女子大学文教育学部卒業、同大学院修了、学術博士。お茶の水女子大学文教育学部専任講師、助教授(1980)、教授(1990)。子ども発達教育研究センター長(2002)、文教育学部長(2004)、お茶の水女子大学理事・副学長(2005)、筑波大学常勤監事(2012)、十文字学園女子大学理事・特任教授(2016)を経て環太平洋大学次世代教育学部こども発達学科教授(2019)。主な近著に『世界の子育て―貧困は超えられるか』(金子書房、2012)、『発達の心理―ことばの獲得と学び』(サイエンス社、2017)『子どもの見ている世界―誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』(春秋社、2017)など多数。主な社会活動にNHK「おかあさんといっしょ」の番組開発・コメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修「しまじろうパペット」の開発など多数。

こども発達学科 学科長

中原 朋生

教授

どこにもない大学IPUで、あなたにしかできない保育者をめざそう!

こども発達学科は、“先生”の養成を主たる目的とする次世代教育学部にある保育者(保育士・幼稚園教諭)養成の学科です。本学科は、次世代教育学部らしい「豊かな教員免許・資格取得の道」「堅実な公立保育職採用試験対策」など、保育者養成の基本を大切にしています。さらに、教育とスポーツの融合を理念とする本学ならではの「幼児体育」、ニュージーランドに姉妹校を有する強みを生かした「ニュージーランド保育体験」「幼児英語」など、独自のカリキュラムを準備し、あなたの個性と専門性を高めていきます。ぜひ、こども発達学科で「あなたにしかできない保育者」をめざし、共に頑張っていきましょう。

博士(教育学)。専門は「幼児期からの市民性教育」「カリキュラム編成論」。広島大学大学院教育学研究科修了後、一貫して保育者養成に従事。川崎医療福祉大学特任教授、日本保育学会第70回大会事務局長、倉敷市子ども子育て審議会会長等を経て現職。全国社会科教育学会理事、法と教育学会理事、日本公民教育学会理事。

こども発達学科 副学科長

後藤 由佳

准教授

専門領域:保育・幼児教育/美術教育

青春の一ページとなる大学生活が、IPUで勉学や部活動など様々な面で充実したものとなるよう、しっかりサポートをしたいと考えています。

こども発達学科 副学科長

髙﨑 展好

准教授

専門領域:ピアノ/音楽教育/表現(音楽)/音楽の理解

こどもの発達に音楽が果たす役割は非常に大きく重要です。保育現場において音楽は生活の一部として取り入れられています。ピアノを奏で音楽を心から楽しんで指導できる保育者を目指して、夢への第一歩!一緒に実現しましょう!

川瀨 雅

講師

専門領域:舞踊学(舞踊創作方法・舞踊教育方法)/美学(スポーツ美学)

私たちにとっては何気ない動きでも子どもにとっては全てが初めての経験です。自身の子ども時代を思い出し、子どもの気持ちを創造しながら、一人の教育者として学習しましょう。