AIが人間を超える・・・!?

イヤな話ですね。
もっとも、2045年にとんでもない能力を持ったコンピュータが突如登場して、人類を支配するということではありません。
しかし、コンピュータにかかわる技術が、ハード面においてもソフト面においてとてつもないスピードで進化しているのは事実です。つまり、知性を持つ唯一の動物である人間が、そうそうのんびりしてはいられない時代になるということなのです。
計算を速く正確に行うのがコンピュータの特技です。あと、疲れないという点も人より優れていますね(もっとも、電源が切れると止まってしまいますが・・・)。囲碁や将棋の世界で次々と名棋士が敗れていくのもこの差によるものなのでしょう。
AIが人間を超えるといっても、しょせんA Iは人間が作ったもので、その正体であるコンピュータは人の作ったプログラムで動く機械に過ぎません。つまり、AIの能力が人を超える可能性は否定できませんが、それを活かすのは常に人であるということです。
“超える”と聞くと勝負することのように思えますが勝ち負けを気にする必要はありません。人がより良く生きていく上で、コンピュータやAIを“道具”としてどのように利用するかが問われる時代になるのです。そのような人間になるには、コンピュータのことをもっと知る必要があります。それは、コンピュータの専門家になるということではなく、機械の得意なことを不得意なことを見分ける“センス”を持つことです。プログラミングも知らないより知っていた方が有利、ネットワークの仕組みも知らないより知っていた方が安全・・・ということです。いずれも、プロになる必要はありません。
多くの人が「自分はスマホを使いこなしている」と思っているようですが、操作だけに長けているということはないですか?いま一度、スマホに使われていないか日常を振り返ってみましょう。