実は、ワードとは、マイクロソフト社(以下MS)のWordのこと、ドキュメントは、Googleドキュメントのことを言っています。「どっちがいいの」とか「Wordでないといけませんか」とか質問を受けることが多いです。結論の前に少し寄り道をして、小学館プログレッシブ英和中辞典によるとWord(一語,単語)、Document(書類,文書)。もちろんWordもDocumentも商品名です。他にもWrite(書く)、Type(文字を打つ)といった商品名のものもあります。
さて、これらを今は「文書作成ソフト」と呼んでいます。英語では、機械式・電動式のタイプライターに代わり文書を印刷することをWord processingと呼んでましたので、昔は「文書処理ソフト」と呼んでました。(今では文書処理は、機密文書等を安全に廃棄したりすることに使われています。)MS Wordが世に出たのが1984年著者が大学4年生の時で、大学の卒業論文は手書きと、電動タイプライター、プログラムのプリントアウトでした。
歴史的に古いからWord(一語,単語)という名前がついているけど、文書作成、目次作成や図表番号、ページ番号を作成や整理が得意で、作図や表、グラフの連携にも優れている。MS Wordの習得をセンターでは奨めています。
Document(書類,文書)という名前で呼ばれているGoogleドキュメントは、「文書の同期・共有」Web上にある文書を違うデバイスや場所で作業したり、他の人と共同で作業したりにむいています。先生に提出したレポートを添削してもらったり、提出を管理したりで、授業で使用することが多いです。文章のレポートなら十分といえるでしょう。
本学の学生は、MSオフィスの個人アカウントも使えます。GoogleドキュメントもGoogle Workspace for Educationの契約をしていますので、セキュリティ機能と管理機能が追加されています。回答は、どっちもです。