スタンドアロン型とコンテナバインド型
本学の授業で習うこともあるVBA(Visual Basic for Applications)と少し比較してみます。
ビジュアルベーシック(以下VB)とは入出力をグラフィカルに表示させたり、操作や設定をキーボードやマウスを利用して行うプログラムが組みやすいプログラム言語です。これを使ってExcel、Wordなどのアプリケーションと連携、制御をします。Excel、Wordなどのアプリケーションに初めから組み込まれているものをVBA(Visual Basic for Applications)と呼んでいます。
一方、GAS(Google Apps Script)は、ファイルを単独でGoogleドライブに保存して、単体で動作さることもでき、スプレッドシートやドキュメントをつなげる、紐づけるものをスタンドアロン型、スプレッドシートやドキュメントにぶら下げる、紐づけされたものをコンテナバインド型と呼びます。
本講座では、プログラムとは何かを初めて学習するする人が理解でくる教材としてGASを扱います。
今後、特別なソフトウエアのインストールを必要とせずWebブラウザ上で動作することが、プログラミングの学習に不可欠だと考えます。
特にChromebookでもGoogleアカウントがあればプログラミング可能なGASは、実践的な利活用ができるプログラミングの学習教材に適している思います。
「どうやって始めるの」
Googleアカウントを持っていないといけません。IPUの教員・学生はIPUのアカウントがGoogleアカウントですからGoogleドライブをブラウザで開きます。
スタンドアロン型は、【【図2のように】左上の「+新規」から「その他」の中に「Google Apps script」をダブルクリックします。
コンテナバインド型は、スプレッドシートやドキュメント、スライドからスクリプトエディターを開きます。(2021/01/25現在)
【【図3のように】スプレッドシートは拡張機能のApps Scriptから開きます。以前は、スプレッドシートもツールの中にスクリプトエディターがあったので、その内統一されると思われます。