『楽園のカンヴァス』原田マハ 著 新潮社 刊 913.6/Ha、図書ID:027478
岡山ゆかりの小説家、原田マハの意欲作のこの作品は山本周五郎賞受賞、直木賞にもノミネートされた注目作です。残念ながら直木賞は逃しましたが、郷土の誇り、倉敷の大原美術館が舞台の一つであったり、画家ルソーの知られざる側面などをストーリー展開に盛り込んだ仕掛けも楽しい作品です。登場人物の書き込みが少し物足らない点が気になりますが、アート好きな人にはおすすめです。(司書 奈良) |
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『ふしぎなキリスト教』橋爪大三郎×大澤真幸 著 講談社現代新書 刊 190/Ha、図書ID:027415
日本のキリスト教徒はおよそ1%。聖書を読んだことがある人はどれほどでしょう。けれども、西洋の社会や文化を学ぶ際、キリスト教の理解は不可欠です。二人の社会学者がキリスト教の本質を解き明かします。この本をさらに面白く読むために、聖書を傍らに置いてみましょう。2012年新書大賞第1位受賞。(司書 井上) |
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『これからのリーダーに知っておいてほしいこと』PHP研究所 刊335.13/Ma、図書ID:027394
「経営の神様」として有名なパナソニック創業者松下幸之助。本書は、その理念を受け継ぎ、経営者として会社の発展に寄与した中村邦夫(パナソニック㈱代表取締役会長)氏の語るリーダー論です。中村氏が幸之助のもとで身をもって学んだ種々の経営術や仕事術など「働くこと」、「人を動かすこと」について、これらの日本を担う人々に向けて、幸之助の言葉を踏まえつつ語っています。 これから社会に出るみなさん、一度読んでみてはいかがですか?企業就職希望者のほか、教育・スポーツの現場で働く人にもお勧めです。(司書 鶴見) |
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『柔の恩人』小倉孝保 著 小学館 刊 789.2/Og、図書ID:047840
1988年ソウル五輪大会。この大会は女子柔道が初出場した記念する大会となりました。この女子柔道五輪初出場のために闘ったのが、アメリカン人ラティス・カノコギです。貧しいユダヤ人家庭出身の彼女が、人種や性差別などさまざま困難と立ち向かい、やがてこの活動が、今日の女子スポーツの世界的活躍の場を切り開いていくことになります。ロンドン五輪が始まります。女子選手の活躍の舞台が、彼女の努力なしにはなかったのだと思うと、また違った感動があるかもしれません。(司書 栗林) |
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