人権教育研究推進委員会と附属図書館との共催による「すべての人に人権を~邑久光明園コラボレーション人権啓発展示」が始まりました！

SDGs＊は、全文で「誰一人として取り残さない（ No one will be left behind ）」とうたわれているように、だれもが平等に幸せに生きる権利「人権」が尊重される社会を実現するものです。しかし、かつて「らい予防法」による隔離政策、偏見や差別により人権が侵された歴史がありました。国立療養所邑久光明園は「らい予防法」により作られた全国に１３ある国立ハンセン病療養所の一つで、瀬戸内海の「長島」というところにあります。
図書館では、毎年人権週間に「人権」をテーマに企画展示を行っています。今年は人権教育研究推進委員会と共催し、人権週間が12月4日から始まるのにあわせて昨年に引き続き、同園とコラボレーション「人権啓発展示」を行うこととなりました。同園からお借りしたパネル展示と関連図書の展示をおこなっています。くしくも新型コロナウイルス感染症が流行している今、過去の感染症の歴史を知ることで、現在・未来に偏見のない世界を実現するにはどうすればいいのか考えるきかっけとなればと思います。図書館入口すぐに展示コーナーを設置しています。どうぞ、お越しください。

（邑久光明園ＨＰ, 2020年12月2日、https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/hansen/komyo/sanatorium/history/index.html）
＊「SDGs（持続可能な開発目標）」とは
持続可能な開発目標（SDGs：Sustainable Development Goals）とは，２００１年に策定されたミレニアム開発目標（MDGs）の後継として，２０１５年９月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための２０３０アジェンダ」にて記載された２０３０年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための１７のゴール・１６９のターゲットから構成され，「地球上の誰一人として取り残さない（ No one will be left behind ）」ことがうたわれています。
（「法務省HP, 2020年12月2日, https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html」）