お知らせ

おすすめの本!紹介2014③
『鹿の王』上橋菜穂著,KADOKAWA,  上 913.6/Ue/1, ID:080601、 下 913.6/Ue/2,  ID:080602
児童文学のノーベル賞」と言われる国際アンデルセン賞を受賞した作家、上橋菜穂子さんの最新作である。「旅人シリーズ」や「獣の奏者」の著作で知られる壮大なファンタジーの名手であるが、この作品ではまさに熟練の境地をみせてくれた。病とは?愛とは?若くない絶望した男を主人公に展開される著者の作り出した世界に1ページ目から引き込まれる。(司書 奈良)
『おだまり、ローズ』ロジーナ・ハリソン著, 新井雅代訳, 白水社, 289.3/Ha, ID:080576、 

『英国メイドの日常』村上 リコ著, 河出書房新社,  233.06/Mu ID:080730

限嗣相続制に揺れる伯爵家の三姉妹の恋愛や貴族の暮らしぶり、個性的な使用人たちを描いた海外ドラマ「ダウントン・アビー」に釘付けになっている人も多いはず。そのドラマのヒットに合わせるように邦訳された『おだまり、ローズ』は、20世紀初頭にアスター子爵夫人のメイドとなり35年間仕えた女性の回想録です。格上の女主人付のメイドになるためにフランス語を習得するほど聡明なローズは、気難しい女主人にも臆せず物を言い、「おだまり、ローズ」の一撃を受けます。丁々発止の35年の年月が二人の信頼関係を物語ります。メイドの世界をさらに知るために『英国メイドの日常』もどうぞ(司書 井上)
『かもめのジョナサン』リチャード・バック著, 五木寛之訳, 新潮社, 933.7/Ba, 図書ID:047541
「われらすべての心に棲む かもめのジョナサンに」という言葉からこの小説は始まります。多くのかもめにとって、「飛ぶことは食べること以外に意味をなさない」というのが常識とされていました。しかし、ジョナサンは、そうは思っていません。いかに速く、思い通りに飛ぶかを追求し続けます。群れから非難され追放されてもなお、失敗も死をも恐れずひたすら練習し、高度な飛行技術を身につけていきます。常に高みを目指すジョナサンの生きる姿勢に、心打たれます。あらためて「生きる意味」や「学ぶことの真意」について考えさせられる作品です。2014年にはPart Fourを含んだ「完成版」が出版されています。(司書 近藤)
『陰翳礼讃』谷崎潤一郎著, 中公文庫, 914.6/Ta , ID:0806939
昭和の文豪 谷崎潤一郎が陰影の美について語ります。日本の美は、障子を通して差し込む「ほの明るく忍び込む」光を通してこそ美しい。味噌汁は漆器にいれてこそ味わい深く、お歯黒や、着物の女性の体型が凹凸のないのも、思索するにも厠(トイレ)が薄暗いからよいなど、明るい空間に慣れた現代では気づかない「陰影の美」について教えてくれます。西洋文化の便利さは享受しつつも、明るすぎる、電気を消費しすぎると嘆き、老人の愚痴と諦め気味に文豪が電燈を消してみようというのは、昨今のエコライフの先駆けのような気もします。他短編5篇が収録され、『厠のいろいろ』でもトイレへのこだわりが書かれています。難しい題名ですが、内容は笑えるエッセイです。一度手に取って見てみてください。(司書 栗林)
*表紙画像許諾済

新刊案内 2015/2/12(木) 12:09:35


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