経営学部・経済学部から市役所・県庁の公務員を目指すには|岡山の試験の仕組みと、民間就職も残す4年間

IPU・環太平洋大学のキャンパスで進路について話す学生

経営学部・経済学部からでも、市役所・県庁の公務員は目指せます。

岡山県・岡山市の2026年度の試験では受験資格に学部の指定がなく、専門試験には経済学・財政学が含まれていました。大学で学ぶ経済学に、法律科目の勉強を加えて準備します。

教養試験と専門試験を受ける「教養+専門」型のほかに、民間企業と同じSPI3で受ける「SPI」型もあります。SPI型なら、民間企業の就職活動と並行して準備できます。

最後に、IPU・環太平洋大学 現代経営学科での準備の仕方を紹介します。

目次

市役所・県庁の公務員試験の仕組み(岡山県・岡山市の2026年度の例)

試験は県や市町村ごとに行われ、形も日程も自治体によって違います。ここでは岡山県・岡山市の2026年度の例で説明します。

入口は2つ:「教養+専門」型と「SPI」型

岡山県の大学卒業程度(学歴の条件ではなく、試験の難しさの目安)の行政職には、2つの試験があります。1つは、教養試験(社会・文章理解・数的推理などを問う筆記試験)と専門試験を受ける「職員A(行政)」です。もう1つは専門試験のない「アピール型」で、多くの民間企業が使うSPI3とアピールシート(テーマ記述式の試験)で受けます。

岡山市の「事務A」「事務B」も同じ2つの型です。2026年度は、同じ自治体の2つの型を併願できませんでした。第1次試験も県と市で同じ日だったため、同じ型で県と市の両方を受けることもできませんでした。

2026年度 岡山県・岡山市の行政系の試験

試験申込受付第1次試験日第1次の中身最終合格発表
岡山県職員A(アピール型)行政3月2日〜3月31日4月19日(日)SPI3・アピールシート・適性検査6月中旬
岡山市 事務B(SPI方式)3月9日〜4月2日4月19日(日)SPI3(能力・適性)6月中旬〜下旬
岡山県職員A 行政4月17日〜5月15日6月21日(日)教養・専門・適性検査8月中旬
岡山市 事務A(一般方式)4月20日〜5月25日6月21日(日)教養・専門8月中旬

※2026年度の例です。日程や併願の可否は、毎年の受験案内で確認してください。

公務員試験に有利な学部は? 専門試験に入る経済学・財政学

岡山県職員A・岡山市事務Aの2026年度の受験資格に、学部・学科の指定はありません。学部による違いが出るのは、専門試験の準備です。

専門試験は政治学、行政学、憲法、行政法、民法、経済学、財政学などから出題されます(県・市でほぼ同じ)。経済学部・経営学部なら、経済学・財政学の授業が準備に生きます。法律科目は、別に勉強を積み上げる必要があります。

最終合格は面接で決まる(岡山県・岡山市の例)

岡山県職員A(行政)の最終合格者は、第1次試験の成績にかかわらず、第2次試験の個別面接2回の合計得点で決まります。岡山市も第2次試験(個別面接・集団活動等)の結果で決まり、第1次試験の結果は反映されません。

面接で「話せる経験」を、ゼミや地域の活動、インターンシップでつくっておきましょう。

公務員と民間就職の両方を残す、大学4年間の準備

2026年度の岡山県・岡山市では、SPI型の申込が3年次の3月に始まり、民間企業の就職活動と時期が重なりました。

1・2年次:経済・法律の基礎と「公務の仕事」を知る

経済学・財政学や法律の土台になる授業を取り、教養試験の問題にも早めに触れておきます。県庁・市役所の説明会やインターンシップ、地域の活動を通して、働きたい自治体を考えておきましょう。

3年次:筆記対策を本格化し、春の申込に間に合わせる

3年次から専門科目と教養の問題演習を本格化し、インターンシップでは県庁・市役所と民間企業の両方を見ておきます。

秋は説明会や前年度の受験案内で試験の形をつかみ、冬(1〜2月ごろ)には、受けたい自治体の実施計画を確認します。岡山県は「岡山県職員等採用試験情報」に掲載しています。

最初の山場は3年次の3月です。2026年度の申込は、SPI型の岡山県アピール型が3月2日〜31日、岡山市事務Bが3月9日〜4月2日でした。民間企業の広報活動(会社説明会など)も、2027年度卒業・修了予定者向けの政府の要請では、3年次の3月1日以降に始まります。

4年次:春のSPI型、6月の教養+専門型、並行して民間

2026年度は、4月19日にSPI型の第1次試験、4〜5月に教養+専門型の申込、6月21日にその第1次試験、7〜8月に面接がありました。

民間企業の採用選考も原則として4年次の6月1日以降に始まり、教養+専門型の試験と時期が重なります。同じ自治体の2つの型は併願できなかったため、どの自治体をどの型で受けるかは、3年次3月のSPI型の申込までに決めておきましょう。

中四国・岡山で市役所・県庁を目指す:IPU・環太平洋大学 現代経営学科

IPU・環太平洋大学 経済経営学部 現代経営学科(岡山キャンパス・通学課程)では、公務員コースと全学の「立志会」「翔志会」で、公務員試験と民間就職の両方に備えられます。

1年次後期に選ぶ「公務員コース」

現代経営学科には5つのコースがあり、公務員コースは1年次後期に選びます。首長(知事や市町村長)や経営者の講義で、地域課題の解決を学びます。

経済学や法学関係の授業に加えて少人数の演習形式の授業があり、県庁や県内市町村役場、国会議員事務所でのインターンシップも行います。在学生(3年生)は「学内で1年次から公務員試験対策ができます」と話し、部活動と両立しながら準備を進めています。

学内の公務員講座「立志会」

IPU・環太平洋大学の全学の組織「立志会」には公務員受験指導に精通した教職員スタッフが常駐し、外部の予備校に頼らず、週5コマの公務員講座を独自に開いています。公務員就職希望者の95.3%が入会しています(2026年度生の入会率)。

立志会の本部長は、中四国地方の専門学校や公務員受験予備校で公務員受験指導を専門に続けて33年目です。これまでに4,000名を超える学生・受講生を公務員に送り出してきました(2026年5月時点)。

3・4年次には、警察官・消防士、行政職、面接の各対策講座やインターンシップ支援などがあります。対策講座では、第1次試験の対策のほか、エントリーシート添削や、個別面接・集団面接・集団討論の模擬練習も行っています。

2025年度の公務員合格実績

2025年度、IPU・環太平洋大学 現代経営学科の公務員合格率は100%(27名)、就職率も100%(132名)でした。どちらも現代経営学科のみの実人数で、公務員コースに限らない学科全体の数字です。

民間就職も残せる環境

IPU・環太平洋大学には全学の就職支援組織「翔志会」があり、在学生を積極的に採用する企業も500社以上あります。公務員の準備をしながら、民間企業への就職の道も残せます。

インターンシップの詳しい内容は「経営学部で長期インターンシップをするには」で紹介しています。

よくある質問

岡山以外の中四国の県庁・市役所も受けられますか?

受けられます。岡山県職員A・岡山市事務Aの2026年度の受験資格に住所の条件はありません。広島県も、2026年度は大学卒業程度の試験に「行政(SPI方式)」の早期枠を設けていました。試験日が重なる自治体もあるので注意しましょう。

公務員と民間企業、両方受けても大丈夫ですか?

大丈夫です。公務員と民間企業の準備には、重なる部分が多くあります。

岡山県・岡山市のSPI型(2026年度)は民間企業と同じSPI3を使い、面接の準備も民間企業と共通します。教養+専門型も受けるなら専門試験の勉強が別に必要になるので、3年次のうちにどちらを軸にするか決めておきましょう。

(保護者の方へ)大学の「公務員合格実績」は、どこを見ればいいですか?

①何年度の数字か、②率と人数の両方があるか、③大学全体か学科単位か、④学内に講座があるか、の4点です。たとえば、IPU・環太平洋大学 現代経営学科の2025年度の実績は「公務員合格率100%(27名)」(学科のみの実人数)です。

まとめ

市役所・県庁の試験の形は自治体ごとに違います。岡山県・岡山市(2026年度)には「教養+専門」型と「SPI」型があり、最終合格は面接で決まりました。

SPI型の申込は3年次の3月に始まったので、筆記対策は3年次に本格化させ、それまでに受ける自治体と型を決めておきましょう。

IPU・環太平洋大学 現代経営学科では、1年次後期に公務員コースを選べるほか、全学の立志会の学内講座で試験の準備を進められます。オープンキャンパスや入試情報もあわせて確認してください。

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