環太平洋大学(IPU)の卒業生が、バレーボール界の新たな舞台で活躍の場を広げています。女子バレーボール部出身の上地 野乃香氏が、この度、V.LEAGUE WOMENのヴィアティン三重(VT三重)のコーチに就任しました。
選手としてVリーグのコートを駆け抜けた経験と情熱を、今後は指導者としてチームの強化に注ぎます。
粘り強さを培ったIPUでの日々
沖縄県出身の上地氏は、本学在学中からリベロとして活躍し、常にチームの「守りの要」として粘り強いプレーを見せていました。
当時、Vリーグでの豊富な経験を持つ坂本監督(女子バレーボール部監督)の「諦めなければ必ず夢は叶う!」という熱い信念に基づいた指導の下、基礎体力と精神力を徹底的に磨き上げました。IPUで培った**「諦めない姿勢」**と、一歩前に出る積極的な姿勢が、卒業後のプロキャリアへとつながっています。
Vリーグでの輝かしい選手経歴
卒業後、上地氏は群馬銀行グリーンウイングス(現・群馬グリーンウイングス)に入団し、2年間Vリーグでプレー。一度現役を引退した後も、バレーボールへの情熱が再び火をつけ、2023年にトライアウトを経てカノアラウレアーズ福岡で現役復帰を果たしました。
特に2024-25シーズンは、レギュラーシーズン全28試合でベンチ入りし、サーブレシーブ成功率「64%」を記録するなど、チームの守備を献身的に支えました。その高いリベロスキルは、多くのファンに感動を与えました。
新たな挑戦!「全力でサポートしたい」
「新たな環境で挑戦したい」という強い意向を胸に、カノアとの契約を終えた上地氏が選んだのは、ヴィアティン三重のコーチという指導者としての道です。
上地氏はクラブを通して、「私自身も選手と共に成長し、これまでの経験を活かしてチームに貢献できるよう精一杯頑張ります!!チームがさらに上を目指せるよう、日々の練習から全力でサポートしていきたいと思います」と、力強いコメントを寄せています。
IPUで培った精神と、Vリーグでの実戦経験を活かし、チームをより高みへと導く指導者としての活躍が期待されます。
環太平洋大学は、上地野乃香氏の新たな門出を心から応援しています。この挑戦が、後輩である在学生たちの大きな励みとなるでしょう。