日本学生陸上競技個人選手権大会の1500mで優勝し、ワールドユニバーシティゲームズ（WUG）日本代表に選出された前田陽向（体育4年・洛南）が、今度は800mで大記録を樹立。前田は、5月3日にエコパスタジアム（静岡県袋井市）で開催された静岡国際陸上競技大会（ワールドアスレティクス・コンチネンタルツアー・ブロンズ）で、日本歴代5位となる1分46秒15をマークし、4位（日本人2位）に入りました。
日本記録保持者の落合晃選手（駒澤大学）をマークしてレースを進めるプランだった前田。序盤に良い位置を取れず思うようにレースを展開できませんでしたが、最後まで諦めずに前を追い続けた結果、元日本記録保持者であり、このレースでペースメーカーを務めた横田真人氏が持つ記録を0.01秒上回りました。
レース後、前田は「うまくレースをできれば1分45秒台は出たと思います」と、現時点での自身の実力を評価すると同時に、今シーズン中の1分44秒台突入を誓いました。
1位 落合晃（駒澤大学）1分45秒16
2位 フェリックス・ムティアニ（山梨学院高校）1分45秒38
3位 劉徳助（中国）1分45秒81
4位 前田陽向（環太平洋大学）1分46秒15＝日本歴代5位
＜ 男子800m 日本歴代10傑 ＞
1) 1:44.80 落合晃 (滋賀学園高) 2024
2) 1:45.75 川元奨 (日本大) 2014
2) 1:45.75 源裕貴 (環太平洋大) 2021
4) 1:45.85 金子魅玖人 (中央大) 2021
5) 1:46.15 前田陽向 (環太平洋大) 2025
6) 1:46.16 横田真人 (慶應義塾大) 2009
7) 1:46.17 薄田健太郎 (筑波大) 2022
8) 1:46.18 小野友誠 (法政大) 1994
9) 1:46.22 石井優吉 (ペンシルベニア州立大) 2024
9) 1:46.22 近野義人 (ダイエー) 1994
