4月25日にレモンガススタジアム平塚で開催された日本学生陸上競技個人選手権大会の女子1500mで、正司瑠奈（体育4年・就実）が大会新記録をマークし、2位に入りました。
今年の目標を、この大会での優勝とワールドユニバーシティゲームズ（WUG）代表に定めていた正司でしたが、年始に患った捻挫からの復帰が遅れ、スパイクを履き始めたのは3月下旬。この状況から、WUGの派遣標準記録（4分18秒00）を狙うのは困難と判断し、この大会は勝負に徹することに決めました。
レースは得意のスローペースから、1000m手前で優勝候補の筆頭と目されていた田島愛理選手（順天堂大学）がロングスパート。「追うべきか否か」、迷った末に正司が選択したのは第2集団でレースを進めることでした。ラスト200mで集団の先頭に立ち、太田垣楓華選手（園田学園大学）とともに田島選手を猛追した正司。ラスト30mで田島選手こそ捕えましたが、太田垣選手にはわずかに届かず。それでも4分19秒94の大会新記録で2位に入りました。
正司の次の目標は、自己記録を更新して日本選手権の出場権を確実にすることと、地元・岡山での日本インカレでの優勝です。
1位 太田垣楓華（園田学園大学）4分19秒26
2位 正司瑠奈（環太平洋大学）4分19秒94
3位 田島愛理（順天堂大学）4分20秒39
