女子800mで平野里歩が7位入賞!~日本インカレ~

6月5日から8日にかけて、地元・岡山県で開催された日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)の女子800mで、平野里歩(競技スポーツ4年・中京大中京)が、2分10秒73の記録で7位入賞を果たしました。

今季初戦となった兵庫カーニバル(4/20・神戸市)で、日本グランプリシリーズでは女子中距離チーム史上最高位となる2位に入る滑り出しをみせた今季の平野でしたが、その後は少し苦しみました。4月末の日本学生個人選手権(平塚市)では準決勝敗退、自己記録更新を目指した静岡国際陸上(5/3・袋井市)でも思うような走りができませんでした。その後、調整方法を見直した木南通孝記念陸上(5/12・大阪市)では兵庫リレーカーニバルの記録を上回るシーズン最高記録をマーク。今大会も、その時の調整方法を踏襲し、大学生の大会では自身初となる決勝進出を目指しました。

大会3日目の昼に行われた予選は難なく突破し、目標達成に向けた山場は同日夕刻に行われた準決勝の第3組。各組の上位2名と各組3着以下の記録上位2名が決勝進出となるこのレースで、平野は先頭の選手を追わず、2位集団でレースを進めることを選択しました。着順で決勝に進める2着争いは実力的に甲乙つけがたい3名の選手での争い。最終コーナーを曲がってこの集団のトップに立った平野でしたが、最後の最後でわずかに交わされ100分の3秒差で3着フィニッシュ。惜しくも着順争いには敗れましたが、最後の粘りが決勝進出ラインの記録に繋がりました。平野がマークした2分08秒89は、各組3着以降の選手の上位2位。この結果で初の決勝進出を決めました。

決勝は大会最終日。序盤こそ先頭を走った平野でしたが、先頭を譲った後は思うようにレースを進められず、一時は最下位まで順位を落としました。しかし、準決勝同様、最後まで粘りの走りを見せた平野。最後に一人を交わして7位でフィニッシュ。順位こそ満足いくものではありませんでしたが、レース後は臆せずチャレンジしたことに対する充実した表情でレースを振り返りました。

まだまだ伸びしろたっぷりの2年生。このレースの成否は、この日の順位ではなく、2年後、そしてその先に決まります。そういった意味で、平野にとって収穫の多い2回目の日本インカレとなりました。

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