【日本インカレ】男子短距離ブロック4年生の快進撃!男子200mで大橋明翔がIPU史上初の男子インカレ優勝!男子100mで山崎一沙が6位入賞!

2025年6月5日(木)から8日(日)、JFE晴れの国スタジアムにて、天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)が行われ、IPU環太平洋大学陸上競技部短距離ブロックが大活躍しました。

男子200mに出場した大橋明翔(体育4年、大垣工業)がIPU史上初の男子インカレ優勝。男子100mに出場した山崎一沙(体育4年、瓊浦)が6位入賞。互いに切磋琢磨し4年間を過ごした二人がそれぞれ初めて全国大会で結果を残し、トラック総合8位、男子総合7位に大きく貢献しました。

目次

大橋明翔、悲願の初優勝!4年ぶり自己ベスト更新の20秒83で日本選手権標準記録突破!

5月に開催された中四国インカレでエリアチャンピオンとなり掴んだ日本インカレの出場権。大橋明翔(体育4年・大垣工業)は、男子200mの登録タイム出場49名中45番目という厳しい立ち位置での挑戦となりました。

しかし予選では、スタートと同時に一気に加速。組3着ながら、自己ベストを大幅に更新する20秒83の好タイムを記録し、ついに悲願の20秒台へと突入。4年ぶりに自己記録を更新し、日本選手権の標準記録を突破しました。その勢いを保ったまま迎えた準決勝。強い向かい風というタフな条件にもかかわらず、組1着で堂々のフィニッシュ。「優勝してきます!」と笑顔で語り、決勝の舞台へと駆け上がります。

決勝では、予選や準決勝とは一転、スタートから思うように加速できず、コーナー抜けでもトップに立てない、これまでとは異なる展開となりました。試合前に痛めていた脚に違和感を覚え、「いつものレース運びでは脚が持たない」と判断。大橋はその場で戦術を切り替え、後半勝負に賭ける決断を下しました。

徐々にスピードを上げていき、直線で一気に加速。ゴール直前には優勝争いが2人に絞られ、勝敗の行方は写真判定へ。結果が表示されるまで長い時間が流れました。

そして――結果は、まさかの同着優勝!
最後の一瞬まで諦めず、冷静な判断と粘りの走りで挑んだ大橋明翔が、見事全国の舞台で自身初のタイトルをつかみ取りました。

なお、日本インカレ男子種目での優勝はIPU環太平洋大学史上初であり、この種目での中四国勢の優勝も初、関東勢以外での優勝は32年ぶりという快挙を成し遂げました!!

レース映像リンク

山崎一沙、悲願の決勝進出!
長い怪我を乗り越え100mではIPU初の6位入賞! 

4月に開催されたユニバーシアード日本代表選考会となる日本学生個人選手権。その大舞台への出場権を手にしながらも、怪我のため無念の欠場を余儀なくされた山崎一沙(IPU最速スプリンター)。続く5月の中四国インカレにも、その姿はありませんでした。

その間、春先から好調を維持していた大橋明翔(男子200m優勝)に加え、同じ長崎県出身の後輩、金川大和(体育3年・長崎日大)が10秒45と自己ベストを一気に更新。さらに、植松瑞希(体育3年・鳥取中央育英)、村岡裕斗(体育3年・九産大九産)らも、追い風参考ながら10秒4台をマークするなど、チーム内の競争は一層激しさを増していました。

同期や後輩たちの躍進を目の当たりにし、焦りがなかったわけではないはず。それでも、エース・山崎は冷静さを失わず、自らのコンディションと向き合いながら、一歩一歩、確実に復帰への準備を進めていたのです。

日本インカレ初日。
ついに山崎一沙がスタートラインに立ちました。

号砲と同時に勢いよく飛び出すと、力強い走りで組2着に入り、見事予選を突破。昨年に続き、2年連続で準決勝進出を果たします。

迎えた翌日の準決勝。決勝進出の条件は、各組上位2着以内。自己ベストの記録だけを見れば格上の選手たちが揃う中、山崎はこの日本インカレにすべてを懸け、万全のコンディションで勝負に臨みました。そして、プレッシャーのかかる舞台で見せたのは、シーズンベストの快走。堂々たる走りで、IPUとしてこの種目初となる決勝進出を果たしました!

決勝の舞台に名を連ねたのは、山崎一沙ただ一人を除き、すべて関東勢。全国や世界の舞台で実績を積んできた強豪揃いの中、山崎は挑戦者としてその舞台に立ちました。

「一つでも上の順位でゴールを」
その思いを胸に臨んだ決勝レースで、山崎は堂々たる走りを見せ、見事6位でフィニッシュ。個人種目での全国大会初入賞を成し遂げました!

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