【13大会連続全国大会出場!】初8強に向けて、男子剣道部の新チーム発足!

2022年8月28日に3年ぶりに開催された昨秋の中四国学生剣道優勝大会(団体戦)を無敗で制し、13大会連続で全国学生剣道優勝大会に出場を果たした男子剣道部が、新シーズンのスタートを切っています。

中四国学生剣道優勝大会(団体戦)を無敗で制し、13大会連続で全国大会出場を決めた男子剣道部

昨年10月の全国大会では、過去に準優勝の実績もある関東の強豪・流通経済大学に2−5で敗れて初戦敗退となりましたが、7人すべての対戦内容は僅差でした。2023年も、これまでの最高成績である2011年のベスト16の壁を破り、8強以上に進出することを目指します。

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わきあいあいとした中でも、時にはライバルとして切磋琢磨

男子剣道部の特徴を問われた時に、誰もが口にするのが「選手同士の仲の良さ」です。授業が終わり、体育施設トップガン2階の道場に集まってきた選手たちは、学年を問わず笑顔でコミュニケーションを取ります。もちろん稽古中の道場にはピリッとした空気が流れますが、終了後はまた会話が弾みます。

わきあいあいとした中でも、
仲間と切磋琢磨し練習を行う剣道部部員たち

「わきあいあいとした中でも、キチッとしたところもあり、自分たちで工夫して強くなろうという意志のあるチーム」と副主将の黒岩颯太選手(4年)は話します。平田佳弘監督は「仲が良すぎるくらい仲が良いので、1年から4年までのけじめのないところが欠点でもありますが、まとまった時のチーム力は抜群です」と笑います。ただし、団体戦の代表になるには、定期的に行われる部内の代表戦で、40〜50人の争いを勝ち抜き、上位に入る必要があります。だからこそ、自分自身でメンタル面を厳しくコントロールすることも求められます。

黒岩颯太 選手
次世代教育学部 教育経営学科4年
佐賀県立白石高等学校出身
男子剣道部 副主将

全国の壁を打ち破るために、充実した指導環境で稽古に励む

そして男子剣道部もう一つの特徴が、充実した指導環境です。冷暖房が完備された道場は「床も素晴らしく、強くなることを目指して練習できる環境がそろっています」と黒岩選手は話します。ほかにも講義の合間に、学内にある最先端のトレーニング施設「トップガン」で、パワーやスピードをあげるための鍛錬を積む学生も大勢います。

最先端の運動器具がそろった、西日本最大規模のトレーニングセンター「トップガン」

男子・女子剣道部を取りまとめる櫻間建樹総監督は、西大寺高校(岡山)剣道部を2度のインターハイ全国優勝に導いた名将。平田監督は、選手としてインターハイや全日本学生優勝大会の団体戦優勝の経験があります。日本の頂点を知る2人のベテラン剣士が、勝つための心・技・体を指導します。

男子・女子剣道部 櫻間建樹総監督

西大寺高校剣道部監督としてインターハイ団体優勝2回、準優勝2回、個人優勝4名、全日本女子選手権3位1名を輩出。国体剣道成年女子監督・コーチとして優勝、準優勝、選手として和歌山国体総合優勝、全国教職員大会3位(優秀選手)、関東学生大会優勝、準優勝。元西大寺高校校長。剣道教士7段。

櫻間総監督 「千日の稽古をもって鍛(たん)となし、万日の稽古をもって錬(れん)となす」と宮本武蔵は言っています。剣道の勝負は一瞬で決まりますが、その一瞬のために一生懸命に稽古することが大事です。結果的に勝つことも負けることもありますが、〝一瞬〟以外の稽古時間の残った部分すべてが、人生で役立つものになります。剣道と真剣に向き合った日々を少しでもおぼえておいて、5年後、10年後、20年後、50年後になるかもしれませんが、自分の子どもや孫、教員になる学生なら、自分の生徒たちに伝えてほしいですね。

男子剣道部 平田佳弘監督

筑波大学大学院体育研究科修了。1977年全国高等学校総合体育大会剣道競技の部団体優勝(大将)、個人優勝、80年関東学生剣道選手権大会(個人戦)優勝、 80年全日本学生剣道優勝大会(団体戦、大将)優勝、81年全日本学生東西対抗戦(東軍、大将)7人抜き、優秀選手賞受賞。剣道教士7段。

平田監督 中四国で常に上位で戦えるチームにはなりましたが、井の中の蛙で満足せず、全国の壁を打ち破ってほしいですね。関東や関西の実績を残している大学はありますが、「同じ大学生だから、変わりゃせん。いつも稽古でやっている技を思い切って出せれば、ベスト16以上には行ける」といつも話しています。進路は、警察官や刑務官が多いですが、一般企業に就職する学生も、教師になる学生もいます。4年間頑張って「どこにも決まらなかった」という学生はいませんね。

文武両道を貫きながら、目標に向かって更に上昇を続ける

黒岩選手は、教員採用試験合格を目指す大志会での学習と、剣道を両立しています。地元・佐賀県の小学校教諭になることも、団体戦メンバーに入ることも、どちらも譲れません。「これまで4年間ご指導いただいている櫻間総監督、平田監督、そして環太平洋大学に送り出してくださった高校の先生方に恩返しができるよう、まずはしっかりレギュラーを取り、全国大会でも勝てるように頑張りたい。そして大学を選んだ理由の一つでもある小学校の教員になる夢に向かっても頑張ります」と今後の目標を語ります。今季の剣道部も、文武両道を貫きながら、上昇を続けます。

教員採用試験合格を目指す大志会での学習と剣道を両立させ、各目標に向かって邁進する黒岩選手

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