【長距離】
12月3日(日)に山口市民会館前スタートで開催された「第61回中国四国学生駅伝」は、無念の2位に終わりました。
1区の黒河一輝(体育4・今治東中等)が2位に14秒の差をつける圧巻の走りで区間賞発進したこのレース。2区のルーキー・実近力丸(体育1・如水館)も、設定通りの素晴らしい走りを見せましたが、ここにエースを配置した広島大学が驚異的な走りでトップの座を奪い、環太平洋大学は2位でタスキリレー。
3位を走る広島経済大学との差を広げたい3区の土居森諒(現代経営2・如水館)は、積極的な走りを見せるも、後半に疲れが出て広島大学から16秒差の2位でタスキリレー。しかし、後半に準エースを配置している広島経済大学との差はこの時点で1分7秒に開きました。
4区は各校ほぼ互角で、迎えた5区。思ったようにペースが上がらない大野達哉(教育経営2・高川学園)は、広島大学から距離を空けられ、後方からは広島経済大学に差を詰められる苦しい展開。最終の第5中継所は、1位の広島大学と50秒差、3位の広島経済大学とは18秒差の2位でタスキリレー、アンカー島田舜平(体育4・高知工)の大逆転に期待がかかりました。
島田は、ほどなく後方から追いついてきた広島経済大学とともに、前を行く広島大学を猛追。オーバーペースながら我慢の走りで並走を続けましたが、中間点付近からじわじわと離されると、最後は完全に力尽きる形でフィニッシュ。それでも、50秒の差があった広島大学を逆転し、33秒の差をつける意地を見せました。
結果、環太平洋大学は4年ぶり3回目の2位。悲願の初優勝と2年連続となる出雲駅伝出場はなりませんでした。
しかし、1区から4区までが各区間の大学記録を更新し、総合記録も、これまでの記録を2分以上更新する2時間44分49秒の大学新記録。メンバーの大半が残り、有力な新入生も加入する来年以降に期待の持てる内容でもありました。
応援して下さっている皆様には残念な報告になりましたが、確実に力をつけております。引き続き、ご支援、ご声援をよろしくお願い致します。