谷末好走!中四国地区最高記録で13位! 第34回出雲駅伝

10月10日(祝・月)に、島根・出雲大社前スタートで開催された「第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走大会」(6区間45.1km)で、環太平洋大学が2時間18分13秒の中国四国地区最高記録※をマークし、13位に入りました。
※現行コースになった2015年以降

5年ぶり2度目の出場の今回。レース前日のミーティングで、吉岡利貢・駅伝監督は「完璧に繋いで、かつ他大学に多少のミスがあれば12位、混戦で17位の可能性もある」と分析。杉原健吾主将(体育4・開星)は「この舞台を満喫することを何より大切に、どんな結果でも、みんなで笑って次の全日本大学駅伝に向かおう」とメンバーに語り掛けました。

1区谷末は集団後方からスタート


レースは、1区のルーキー谷末智哉(体育1・報徳学園)が、関東勢にも先着する11位で2区の脇健斗(体育3・尽誠学園)にタスキリレー。脇は満足いく走りではなかったものの、11位をキープし、エース区間3区で待つ林本涼(体育3・鳥取城北)へ。この大会の予選となった昨年12月の中四国学生駅伝でMVPに輝いた林本は区間13位の力走、12位で4区の松崎寧生(体育1・開星)へ。

地の利を活かして順位をキープした松崎


ここから3区間は出雲市出身者が担いました。親族・友人の大応援を受けながら順位をキープし、6区杉原にタスキが渡った時点で12位。13・14位が関西の強豪・立命館大学と大阪経済大学。このうち1校から逃げ切れば来年の中四国地区の出場枠が増加するという状況で、残り3キロ地点にいる部員から、部員、保護者、そして卒業生らからなるメッセ―ジアプリ「LINE」のグループには、「後ろ2校と10秒差」の報告。このハラハラの展開の中、最後の直線に現れた杉原は苦悶の表情、2選手がすぐ後ろに迫っていました。この苦しい状況で、最後まで力を振り絞った杉原、最後の最後で立命館大学にこそ交わされましたが、大阪経済大学からは逃げ切り、13位でフィニッシュしました。

後続から必死で逃げる杉原(写真提供/宮下亜弓氏)


1区谷末の力走が、2区・3区走者の好走を生み、4~6区の出雲出身者が良い位置でレースをできたこと、出雲特有の強風下で地の利を活かせたことが13位という順位に結実しました。レース後、実家前を走る5区を担った勝部遼(2・明誠)の周りにはたくさんの旧友が駆け付け、中には感激して涙している後輩の姿も。勝部は、地元の代表としての役割を果たせたことに安堵の表情を浮かべました。

中国四国地区の出場枠を増やし充実した表情のメンバー


喜びも束の間、来月には全日本大学駅伝が控えています。そして、そのメンバー争いも熾烈を極めています。再び、環太平洋大学の名をテレビを通して多くの方に届けられるか。環太平洋大学駅伝チームの挑戦は続きます。

<区間成績>
1区 谷末智哉 23分19秒 区間11位
2区 脇健斗 16分44秒 区間13位
3区 林本涼 25分15秒 区間13位
4区 松崎寧生 19分54秒 区間16位
5区 勝部遼 20分44秒 区間14位
6区 杉原健吾 32分17秒 区間20位

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