【短距離】
10月27日から29日にかけてコカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(鳥取)で行われた「第40回中国四国学生陸上競技選手権大会」の2日目、男女100m予選には昨日の4×100mRで優勝したメンバーを筆頭に多くの選手が出場しました。6月に行われた布勢スプリントでは多くの好記録が生まれた競技場ではありましたが、厳しい寒さと向かい風という悪条件の中、記録としては低調に終わりました。
そんな中、男子では4×100mRの3走を務めた有働雄(体育2・鹿本)が、女子では同じく4×100mRメンバーの安藝奈々美(体育1・旭川大学高)、田代なる実(体育1・宮崎商業)、そして原璃音(体育2・鹿児島)が決勝に進出しました。
男子100m決勝は向かい風2.2mの悪条件。スタートで出遅れた有働は、中盤からスピードに乗り、前を走る選手を一人ずつ捕らえていきます。しかし、スタートの遅れを取り戻すまでには至らず、無念の4位で表彰台を逃しました。
女子100m決勝は、原が良い立ち上がりを見せ中盤までトップを走ります。しかし、今大会、既に6本目という過密日程の影響か、終盤はやや疲れが見え失速。そこから入れ替わるようにトップスピードに乗った安藝が後半まで力を発揮し、今大会3冠を成し遂げることになる広島大学の木戸選手に続き2位でフィニッシュしました。前日に7種競技を終えた田代は4位、原は5位に入りました。
<出場選手コメント>
〇 安藝奈々美(体育1・旭川大学高)
「久しぶりの大会で、体がガチガチになってしまった予選のレースでしたが、決勝では自分の走りを取り戻し、楽しく走ることができました。最近の練習では体が全く動かず、伸び悩んでいたのですが、シーズンベストが出て良かったです。 スタートが遅く、予選も決勝も最初で離されてしまったので、今回のレースを生かして、スタート練習をもっと頑張っていきたいと思いました。2位という結果で終わってしまったので、次は表彰台の1番高いところに乗れるよう冬期練習を頑張っていきたいです。」