6月23日から25日にかけて、ヤンマースタジアム長居(大阪)で「第101回日本陸上競技選手権大会」が開催されました。この大会には、出場選手を各種目30名程度に制限するため非常にハイレベルな標準記録が設けられており、出場することは陸上競技者にとって大変名誉なことになります。
この日本最高峰の舞台に、今年は、稲艸夏姫(棒高跳=こども発達4・玉野光南)、黒河一輝(1500m=体育4・今治東中等)、下谷奈央(100mH=健康2・高陽東)、そして三原美樹(走幅跳=体育1・英明)の4名の現役学生、そして、監物稔浩(3期生・NTT西日本)、木村和史(5期生・四電工)、青木益未(7期生・七十七銀行)そして松田優美(7期生・いちご)の4名の卒業生がエントリーし、チームIPUとしては過去最大の布陣で臨みました。
なお今年の大会は、8月にロンドンで開催される世界選手権(通称:世界陸上)の選考会も兼ねていることや、100mでの9秒台への期待などからメディアにも大きく取り上げられ、会場には2万人近い観衆が訪れました。
この最高の舞台に万全な状態で臨みたい現役学生4名でしたが、直前までケガに悩まされた選手も多く、十分に力を発揮することができませんでした。この苦い経験を糧に、全員がさらにレベルアップし、再びこの舞台で戦えるようトレーニングに励みます。引き続き、応援の程よろしくお願い致します。
<出場選手コメント>
〇 稲艸夏姫(こども発達4・玉野光南)
「今回は2度目ということもあり、あまり緊張もなく迎えました。学生最後の日本選手権、入賞を目標にしていましたが、届くことなく終わってしまいました。試合内容も納得いかず、悔しい結果となりました。このような大きな舞台で自分の持ち味が発揮できないことに不甲斐なさを感じると同時に、もっと勝負強くなりたいとも思いました。今回の反省を生かし、次にしっかりと繋げていきます。応援ありがとうございました。」
〇 黒河一輝(体育4・今治東中等)
「怪我が完治しない中でのレースで自分の力が充分に発揮できずに悔しい結果に終わりました。日本選手権は、普段自分が出場している大会とは全く違う雰囲気でした。会場の熱気や歓声など、全てが新鮮でした。実業団で活躍している方々からアドバイスもいただくことができ、私自身、陸上に対する考え方の幅が大きく広がりました。今回、この大会に出場することができたのも多くの方々の支えがあったからだと感じています。現在は怪我で思うように走れていませんが、ここでの経験や悔しさを糧に、来年もこの舞台に立ち万全な状態で勝負したいと思います。」
〇 下谷奈央(健康2・高陽東)
「今回が初めての日本選手権でした。怪我をしていて不安もありましたが走りきることができました。タイムはとても悪いですが、やっとシーズンインできました。これからタイムを上げれるように練習を頑張っていきます。応援ありがとうございました。」