【中長距離】
「第71回中国四国学生陸上競技対校選手権大会(中国四国インカレ)」が、4月にオープンしたばかりの屋島レクザムフィールド(香川県高松市)で開幕、初日の19日は、男女の1500mと10000mに7名の選手が出場しました。
男子1500mは、序盤から環太平洋大学の3名でレースを支配、ラストスパートで他を引き離した千原康大(体育2・松江商)が、監物稔浩(3期生・NTT西日本)以来となる3分53秒台のタイムで初優勝を飾りました。2位には、一度は先頭から離されながらも得意のスパートで優勝争いに絡んだ平岡錬(体育2・新田)が、3位と100分の4秒差の4位には、キャプテンの黒河一輝(体育4・今治東中等)が入りました。
優勝できる力を持ちながら弱気なレースで優勝を逃した前回大会の悔しさを晴らすべく、積極的なレースを展開した3名。目標としていた表彰台独占はなりませんでしたが、今後のさらなるレベルアップを感じさせるレースでした。
女子1500mは、予選をシーズンベストとなる4分55秒で悠々通過した山内香苗(体育4・観音寺中央)が、入賞を目指して積極的なレースを展開しましたが、最後に力尽き、無念の13位に終わりました。3年間の不振を振り払い、ラストイヤーでの自己記録更新を目指す山内にとって厳しい結果にはなりましたが、学生最後の対校戦となる中国四国学生選手権では優勝で有終の美を飾ります。
日が落ちて、気温も下がった中で行われた10000mは、1周毎にペースが乱高下する難しいレース。土居森諒(現代経営2・如水館)がラスト400mまで先頭集団に食らいつきましたが、最後はスパート合戦に敗れ、無念の4位に終わりました。一方、第2集団で粘り強く走った三井田陸斗(体育3・豊浦)、島田舜平(体育4・高知工)は、それぞれ6位、8位と初の入賞を果たしました。10000mでの複数入賞は創部以来初、満足できる結果ではありませんが、初の出雲駅伝出場が、まさに手の届くところまで近づいてきました。
初日は、男子は出場選手全員が入賞と、幸先の良いスタートを切ることができました。2日目の明日は、男女の800m(予選・準決勝)と、昨年惜しくも2位に終わった3000mSCが行われます。