【中長距離】
5月4日から5日にかけてPikaraスタジアム(香川県丸亀市)で開催された「香川県陸上競技選手権大会」の男子800mに、植崎敬大(現代経営2・琴平)が出場しました。
0着プラス8名の予選を5番目の記録で初の決勝進出を決めた植崎の目標は、優勝。そのライバルは、昨年の覇者で大会記録保持者の川上和真(5期生)、3年前の香川県高校チャンピオン・原岡昇平選手(立命館大)、そして今年全国レベルでの活躍が期待される高校生2人でした。
迎えた決勝。57秒で通過した400m過ぎに高校生1人とともに集団を抜け出した植崎は、550mで先頭に立ち、600m地点でスパート、スプリントを武器とする後続の選手たちを引き離しにかかりました。そこまでは積極的なレースを展開しましたが、その直後、少しの迷いに位置取りのミスが重なり、700m地点で追いつかれ、残り70mで優勝した原岡選手に一気に交わされてしまいました。また、残り30mでの高校生2人との争いにも僅差で敗れました(4位・1分55秒01)。
中四国インカレに向けて、優勝で勢いをつけたかった植崎でしたが、ここで戦略上の課題を見つけられたこと、予選から2時間足らずのリカバリーで自己記録と同等のパフォーマンスを示したことは、ともに中四国インカレ本番に向けての貴重な経験となりました。香川県高校総体6位からの下剋上を目指す植崎の、中四国インカレでの飛躍にご期待下さい。
<出場選手コメント>
〇 植崎敬大
「勝てていたレースだけに非常に悔しさが残ります。レースの位置取りやスパートのタイミングなどの課題も多く残りました。しかしながら、中四国インカレで優勝争いをできる手応えも掴むことができたので、大会まで残り少ない日々を有意義なものにしていきます。」