10月26日(金)から28日(日)にかけて、コカ・コーラボトラーズジャパン広島総合グランド陸上競技場(広島市)で開催された「第41回中国四国学生陸上競技選手権大会」の2日目、男子400mHで、本城和貴(体育2・八頭)と壹岐侑大(体育2・宮崎南)の同期ライバルが激戦を繰り広げました。
4メートル近い強風が吹く中で行われたこの種目は、序盤から2人のマッチレース。自己記録で1秒以上劣る壹岐が積極的なレースを展開し本城をぴったりマークしました。どこで本城が先頭に踊り出るかに注目が集まる中、8台目のハードルでは壹岐がリードを奪います。そのまま壹岐がトップでフィニッシュするかに思われた中で迎えた最終ハードル。足が合わずに失速した壹岐をすかさず交わした本城が、52秒16のタイムで自身初となる中四国優勝を果たしました。
惜しいところで勝利を逃した壹岐でしたが、それでもタイムは自己記録を大きく更新する52秒42。3位に1秒近い差をつけて2位に入りました。
高校時代の自己記録が53秒94の本城と54秒15の壹岐。昨年は、本城がわずかながら自己記録を更新したのに対して壹岐は55秒39と大きく記録を落としてしまいました。明暗が分かれた2人でしたが、2年目の今年はともに大きく飛躍しました。勝負の3年目を迎える2019シーズンも2人のライバル争いから目が離せません。