10月18日に開幕した「第35回U20日本陸上競技選手権大会」の初日、女子100mHで芝田愛花(体育1・恵庭南)が大会新記録で優勝を飾りました。環太平洋大学の、この大会での優勝は、木村和史(四電工)、青木益未(七十七銀行)以来3人目。
予選で2位に0.6秒の大差をつけて1着通過した芝田。決勝は、序盤で抜け出すと後半には2位との差をどんどん広げ、13秒45の大会新記録で1着フィニッシュ。昨年のインターハイは3位、国体、そして昨年のこの大会は2位とハイレベルな記録を持ちながらタイトルとは縁のなかった芝田ですが、高校から大学にかけての環境の変化をものともせず、2位に0.33秒差をつける大差で初の栄冠を手にしました。
芝田の入学と同時に環太平洋大学の監督に就任、芝田を指導する品田直宏監督は「日本インカレ後、筋力トレーニングで踏む力を高めるような取り組みをしたが、これほどまでに目指していた動きをしてくれるとは」と、この日の走りを評価。大学1年目のシーズンを無事に終え、品田監督の下で積む初めての冬期トレーニングを越えた先にはどのような未来が待っているのか。芝田の世界への挑戦は始まったばかりです。