20歳未満の日本一を決める「U20日本陸上競技選手権大会」の2日目、男子800mで優勝を狙った中井啓太(体育1・鳥取城北)は、3位に終わりました。
昨年のインターハイで5位入賞し、鳴り物入りで環太平洋大学に入学。早速、5月の中四国インカレでは先輩2人を抑えて大会新記録で優勝、6月の日本学生個人選手権ではB決勝1着フィニッシュ(自己新)、日本インカレ1500mでは決勝進出(決勝は12位)と、ここまで順調に歩を進めてきた中井。今シーズンのラストレースとなるこの大会では、自身初の全国タイトルを手中に収めるべく調整してきました。
予選は最後の150mで抜け出し、悠々の1着フィニッシュ、動きも良く、優勝に向けて期待が膨らみました。
迎えた決勝。インターハイ2位、国体(少年共通)優勝の金子選手(鎌ヶ谷高)をマークした中井は、ラスト150mで抜け出そうと試みるも、金子選手も引かず、あわせて後方から上がってきた飯濱選手(立教新座高)にもかわされ、1分50秒97で無念の3位に終わりました。
レース後、敗北はもちろんのこと、高校生相手に消極的なレースを選択したことを悔いた中井。「冬期に鍛え直し、来シーズンは後手に回らない強い選手になります」と決意を述べました。