1500mの千原、自己新で決勝進出!~日本インカレ~

【中距離】

9月6日から9日にかけて、等々力陸上競技場(川崎市)で開催された「天皇賜盃第87回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)」の初日、男子1500mに出場した千原康大(体育3・松江商)が、3分48秒60の自己新記録(IPU歴代2位)で監物稔浩(3期生・NTT西日本)以来6年ぶりとなる決勝進出を果たしました。

昨年は、中国四国インカレ、西日本インカレでともに2冠を勝ち取った千原でしたが、今年は、昨年の日本インカレ以降に患ったケガからの回復が遅れ、両インカレとも無冠。6月の日本学生個人選手権で復調の兆しは見せたものの、7月には岡山を襲った西日本豪雨による被害をまともに受けてしまいました。思うように走れない日々を過ごす間に、下級生も成長し、標準記録Bを突破していた800mの代表権も失いました。

この状況下、短い準備期間ではありましたが、1500mに絞った対策が功を奏しました。予選では、7月までの不振が嘘のように、余裕を持って先頭集団に位置し、最後は少し力を抜く余裕も見せました。自己記録を約1秒更新する3着で、1500mでは自身初となる予選通過を果たしました。

翌日の決勝は、予選のダメージが思った以上に大きく15位という不本意な結果に終わりましたが、十分なトレーニングができない中での決勝進出、そして自己記録更新に、今後への期待は膨らみました。幸い、10月5日から9日にかけて福井県営競技場(福井市)で開催される「福井しあわせ元気国体」に島根県代表として出場するチャンスをいただきました。決勝での雪辱は、この国体で晴らしてくれるでしょう。

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