歴代5位の好タイムで悲願の初優勝!~中国四国学生駅伝~

12月1日に、山口市民会館前スタートの6区間53.5kmで争われた「第63回中国四国学生駅伝競走大会」。環太平洋大学は、2時間42分12秒の好タイムで初優勝を飾りました。

昨年まで、2年続けてアンカー勝負に敗れた環太平洋大学は、1区に抜群の安定感を誇る土倉稜貴(体育2・水島工業)、2区に、先週の記録会で好走した小山太一(体育2・新田)、3区には3年連続でこの区間に出走の土居森諒(現代経営4・如水館)、4区に期待のルーキー・杉原健吾(体育1・開星)、5区は昨年この区間で首位を追い詰めた千原康大(体育4・松江商業)、そして最終6区に「どんな展開になろうとも優勝できるように」とエースの実近力丸(体育3・如水館)を配置する磐石のオーダーで臨みました。

1区土倉は、先頭から10秒差の4位発進。2区小山で先頭に立つも、3区土居森で追いつかれるマッチレース。大会7連覇中の王者・広島経済大学とのつばぜり合いは4区の残り500m地点まで続きました。この争いに終止符を打ったのはルーキー杉原。急峻な上り坂でスパートをかけた杉原は、17年ぶり区間新記録の快走で12秒の差をつけ千原へ。杉原からたすきを受け取った千原も、区間記録更新を目指して序盤から飛ばしました。最初の1キロでその差を22秒、中間点で30秒まで広げると、苦しくなった後半も差を維持してアンカー実近へ。実近が最初の5kmを15分02秒と快調に飛ばすと、その差はどんどん広がりました。歓喜に沸くゴール地点・やまぐちリフレッシュパークは、盛大な「力丸」コール。環太平洋大学の幟で作られた優勝への花道を笑顔で進んだ実近、最後は「走りながら考えた」ガッツポーズで、初優勝のゴールテープを切りました。

なお、総合タイムは、2001年から続く現在のコースでの歴代5位の好記録。白濱三徳さん(中国電力)、林 純二さん(JFE)、竹安昌彦さん(中電工)らを擁して2001年からこの大会を6連覇、出雲駅伝では最高9位に入った徳山大学黄金時代の記録に迫りました。

この優勝で、3年ぶり2回目となる出雲駅伝への出場権も獲得しました。これまで、負け続けても応援して下さった多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、さらにたくさんの応援をいただけるチームに成長して、出雲駅伝に挑みます。

<総合結果>
http://gold.jaic.org/…/i…/schedule/2019ekiden/2019ekiden.pdf

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