どん底から這い上がった男子駅伝チームが2年ぶり伊勢路へ!

9月11日(土)に、道後山クロカンパーク(広島県庄原市)で開催された「全日本大学駅伝中国四国地区予選会」で、環太平洋大学が2位の広島大学に4分25秒の大差をつけて優勝し、2年ぶり2回目の全日本大学駅伝出場を決めました。

各大学13名の選手が2.5キロのコースを4周走り、上位8名の合計タイムで競うこの大会には5大学59名の選手が出場しました。序盤、広島経済大学の選手2名と先頭集団を形成したのは杉原健吾(体育3・開星)と勝部 遼(体育1・明誠)。その後に、他大学の選手を挟まず、林本 涼(体育2・鳥取城北)、脇 健斗(体育2・尽誠学園)、土倉稜貴(体育4・水島工業)、小山太一(体育4・新田)、そして笹木恵斗(体育1・広島国際学院)が続き、少し間を空けてスローペースの大集団が形成されました。

激しい揺さぶりが続いた先頭集団に必死で食らい付いていた勝部でしたが、7キロ付近で脱落、代わりに後方から追い上げた脇 健斗(体育2・尽誠学園)と広島大学の選手が加わり、先頭集団は5名で最後の1周を迎えました。残り1キロを切った急な上り坂でスパートをかけたのは、終始余裕を持ってレースを進めた杉原でした。一気に集団から抜け出すと、2位に6秒の差をつけてトップでフィニッシュ。見事、昨年の雪辱を果たしました。脇が総合3位で続くと、その後も、林本 、勝部、そして土倉稜までが総合10位までに入る健闘、チーム8番手の笹木が総合18位に入り、勝敗が決しました。

コロナ禍に苦しんだ昨年は、出場が決まっていた出雲駅伝が中止、2年連続での本大会出場を目指したこの大会は大差で敗退、さらに12月の中四国学生駅伝は全区間で区間賞を奪われる大敗と、どん底まで堕ちた男子駅伝チーム。今年は「圧勝で返り咲き」を目標に暑い岡山でトレーニングを積んできました。直前に故障者が出るなど万全の状態ではありませんでしたが、選手たちの強い気持ちが勝利に繋がりました。

本大会は、11月7日に熱田神宮(愛知県名古屋市)から伊勢神宮(三重県伊勢市)までの106.8kmで競われます。前回大会の22位を1つでも上回れるように、最善の準備で臨みます。

<総合成績>
1)環太平洋大学 4時間08分56秒
2)広島大学  4時間13分21秒
3)広島経済大学 4時間14分31秒

<大会情報>
全日本大学駅伝(11/7・熱田神宮~伊勢神宮)
https://daigaku-ekiden.com/  (大会サイト)
https://www.tv-asahi.co.jp/ekiden53/ (TV局サイト)

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