【混成】
5月11日から13日の3日間、春野総合運動公園陸上競技場（高知）において行われた「第72回中国四国学生陸上競技対校選手権大会」の2日目、男子十種競技で岩脇侑哉（体育4・武庫之荘総合）と松井和樹（体育4・相生）が念願の2人揃っての表彰台に乗りました。
初日の100mでは風に恵まれず、両者思うように記録が伸びませんでしたが、走幅跳では岩脇が手拍子に乗って種目トップを取ると、続く砲丸投げでは自己記録に迫る一投を放ち、2位との差を広げました。岩脇は、走高跳では自己新記録となる1m92を3回目で成功させ、松井も1m71と、自己新記録の応酬で会場を盛り上げました。初日の最終種目400mでは、松井が終始単独首位でのレースを展開。初日は、岩脇が1位、松井が2位で折り返しました。
2日目の110mHでは、岩脇が2位以降との差を広げると、松井も自己記録に迫る走りを見せ、必死で食らいつきます。慣れない横風で、棒高跳こそ両者ともに記録を伸ばすことができませんでしたが、続くやり投げでも岩脇が3投目に執念の一投。セカンド記録をマークすると、松井の投擲も大きな弧を描き自己記録を更し、最終種目に向けて大きな弾みをつけました。
そして迎えた最終1500m。2位と150点ほど差をつけていた岩脇は、中盤で伸びを欠きましたが、１つ前を走る松井の背中を追いかけ、見事、優勝を果たしました。松井も逆転を許したものの、3位で初の表彰台に上りました。
両者4年生として迎えた最後の中四国インカレ。お互いに切磋琢磨してきた結果が、春野の地に結実しました。
