男子マイル、過去最高の5位入賞!~日本インカレ~

【短距離】

9月8日から10日にかけて福井県営陸上競技場にて開催された「第86回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)」の最終種目、男子4×400mRで、環太平洋大学は3年ぶり2回目の決勝進出。決勝では、過去最高位となる5位入賞を果たしました。

1走は、初日の400mで5位に入賞した稲井達也(教育経営4・城南)。得意の後半に勝負をかける貫録の走りを見せた稲井は、大東文化大学、日本大学らと並んで2番手で2走のスペシャリスト・中田大貴(体育2・新見)へとバトンをつなぎます。序盤の位置取りが最も重要視される2走。中田は、持ち前の度胸で全国の舞台でも臆することなく前半から積極的に飛ばしましたが、いつもは容易に前に出られる場面で、当然ながら極めて強いプレッシャーを受けます。2番手に上がろうとするところで、その座を守ろうとする選手と激しく接触、大きくバランスを崩してしまいます。それでも、バトンを落とすことなく懸命に前を追いかけた中田は、7番手で、3走の有田英憲(教育経営4・松陽)へとバトンをつなぎます。400mHでの無念を晴らしたい有田は、序盤から持ち前の大きなストライドで飛ばし、抜きにかかる後続の選手を、まさに意地の走りで振り切ると、最後は転倒した選手を交わして6番手でアンカーの大山和茂(体育3・高鍋)へとバトンをつなぎます。西日本インカレ400mの覇者として今大会に臨んだ大山は、有田と同じくフラットレースで思うような結果を残せませんでした。その思いもこめて臨んだこのリレー、懸命の走りで後続を引き離し、6着でフィニッシュ。レース後、失格の大学が出たことで、順位が繰り上がり、見事5位入賞を勝ち取りました。

岡山から駆けつけた応援団の力強い声援に乗って、死力を尽くしたマイルチーム。大エース・木村和史(現・四電工=今夏の世界陸上代表)を擁し「最後かもしれない」決勝進出を果たした2014年からわずか3年。決勝に残って満足だったチームが、大エースに頼ることなく、総合力で決勝に残り、本気で優勝を意識するチームへと進化を遂げました。

今後の環太平洋大学・男子マイルチームのさらなる進化にご期待下さい。

 

<出場選手コメント>

〇 稲井達也
「全国大会において、400m、4×400mRともに5位入賞という結果を残せたことは、私にとって大きな財産となりました。また、このような形で、環太平洋大学陸上競技部の発展に寄与することができ、嬉しく思います。 10月下旬に控える日本選手権リレーでは、日本一という称号を獲得できるよう、引き続き練習に励みます。」

〇 中田大貴
「4×400mRで5位入賞をする事ができました。しかし、目標にしていた日本一には届かず、私自身不甲斐ない走りをしてしまいました。悔しい気持ちでいっぱいです。 全日本インカレでは先輩方の強さを改めて実感しました。今のメンバーで走るのは日本選手権リレーが最後になります。全日本インカレの悔しさをバネに、日本選手権リレーではチームの力になる走りをします。」

〇 有田英憲
「学生最後の全カレでこの大会にかける思いは今まで以上に強く、日本一になることが目標でした。結果は5位で目標は達成できませんでしたが、IPU全員で勝ち取った5位なので悔いはないです。後輩達はこの結果に満足せず更に上を目指してほしいです。」

〇 大山和茂
「目標としていた優勝と中四国学生記録は きれませんでしたが 、多くの方々のサポート、応援のおかげで 5位入賞することができました。 全カレでの日本一はお預けとなったため 、日本選手権リレーでリベンジします。」

 


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