【短距離】
4月21日(土)から22日(日)にかけて、Pikaraスタジアムにて「丸亀陸上競技カーニバル大会」が開催されました。その2日目、短距離ブロックからは200m、800m、そして400mHに多数の選手が出場しました。
男子200mの予選では、久住琢己(体育2・姫路南)が22秒06、池澤翔輝(体育3・姫路商業)が22秒23、竹元敦也(体育4・美作)が22秒16をマークし、決勝へ駒を進めました。その決勝では、追い風1.3mという好条件の中、最も内側の2レーンからスタートした池澤はグングンと加速し、5着でフィニッシュ。21秒99をマークし、中四国インカレに期待感を膨らませました。最も外側9レーンからスタートした竹元は、疲労から得意の後半で粘りきれず6着でフィニッシュ。それでも22秒02のタイムは、大学入学後の最高記録で、冬期トレーニングの成果を少しずつ見せ始めました。
女子200mでは、決勝に2名の選手が出場、今シーズン絶好調の安藝奈々美(体育1・旭川大高)が前半から他を圧倒し、またも自己記録を更新する24秒70でフィニッシュ。この記録は、日本学生個人選手権の標準記録を突破する好記録。同じく決勝に進出した佐野亜衣(体育2・鹿児島女子)も25秒67と自己記録を更新する走りで4着となりました。
800mでは、八田彩水(こども発達4・岡山南)が唯一の予選通過。決勝は、中盤を粘りきれず2分27秒13の6着に終わりました。400mHでは壹岐侑大(体育2・宮崎商)が、前半から積極的なレースを展開するも後半伸びず。55秒56でフィニッシュしました。。
今後は、5月11日から13日にかけて高知県春野市で行われる中四国インカレに向け、最善の準備をしていきます。応援よろしくお願いいたします。
<選手コメント>
〇 池澤翔輝
「今年は200mで勝負しようと思いシーズンを迎えました。ですが、なかなか調子が上がらず、みんなのタイムが上がっていくのに比例して僕の中では焦りがどんどん出てきました。今大会までに、同期や先輩方にたくさんの励ましの言葉を頂き、そのおかげもあってインカレメンバーに入ることができました。中四国インカレに向け、さらにモチベーションと走りの質を上げられるよう頑張って参ります。応援ありがとうございました。」
〇 安藝奈々美
「大会1日目の100mでは、タイムを狙いすぎたり、速い選手と競った時に体がガチガチになり思うように走れず、すごく悔しい思いをしました。2日目には100mの悔しさをぶつけて走りました。また、全日本個人の標準も1週間前の大会から狙っていたので、とても嬉しいとともに、少し安心しました。今の記録で満足せず、まだまだ上を目指して行きたいです。」
〇 八田彩水
「今シーズン最後の選考会で自己ベストを目指して臨んだのですが、予選・決勝ともに中盤に課題の残るレースとなってしまい、とても悔しいです。インカレでは、この中盤の走りを改善し自己ベストをだしたいです。」
〇 壹岐侑大
「前半突っ込んだときに、最後までもって記録が出るか、バテて記録が悪いか、という賭けにでた私は、大変残念ながら後者となりました。しかし課題も分かりました。トップレベルの人達もいて、強さを身近に感じることもできました。悔しくて、このままじゃダメだと思ったので、卒業生である有田英憲さんがいつも言っていた「臥薪嘗胆」という言葉を胸に、練習がきつくても耐えて、結果を出したいと思います。」