9月11日から14日にかけて岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催された「天皇賜杯第88回日本学生競技対校選手権大会」(日本インカレ)で、安藝奈々美(体育3・旭川大高)が100m と200mの2種目で5位入賞を果たしました。
12日に行われた100m予選を自己記録に肉薄する12秒06で1着通過した安藝は、翌日の準決勝も12秒05の2着で自身初の全国大会決勝の舞台に歩を進めました。迎えた決勝、表情には少し硬さが伺えた安藝。スタート直後は少し遅れをとってしまいましたが、持ち味である後半の伸びはこの大舞台でも通用しました。最高の舞台で初の11秒台。11秒95(+0.7)で5位入賞を果たしました。
この勢いで200mも決勝まで歩を進めた安藝は、リレーを含めて6レースを走ってきた疲労困憊の状況でも応援を力に変えて力走。100m同様、後半に伸びを見せ、24秒77(-1.6)のタイムで5位入賞、見事、2種目入賞の快挙を成し遂げました。
今大会を通して安藝は「IPU全員の声援があったからこその結果だと思う。本当にありがとう。」と応援への感謝を口にしていました。そして、3年生の安藝にとって、今大会の経験は来年の更なる飛躍に向けても大きな財産となりました。全国大会決勝の舞台で通用した自分の持ち味、そして、その舞台に立ったからこそ分かった足りないもの。これから始まる冬期練習で、長所を伸ばし、課題を解決することで、学生陸上最後となる来シーズンを今年以上の活躍で締めくくってくれるものと思われます。