2026年4月25日、レモンガススタジアム平塚にて開催された「2026日本学生陸上競技個人選手権大会」の男子ハンマー投げにおいて、本学陸上競技部・大学院体育学研究科2年の坂梨 航琉(さかなし わたる)選手が、66メートル99の好記録で見事初優勝を飾りました。 同種目における学生日本一の称号獲得は、創部以来初となる歴史的快挙です!
■ 運命の出会いから115kgへの肉体改造
キッカケは豊里健コーチが本学に着任した年に始まりました。熊本県の熊本国府高校へ出向き、熱心にスカウトしたのが坂梨選手です。
当時はインターハイ出場経験こそなかったものの、「ハンマーに力を加え続ける天性の感覚」と競技への熱い情熱が指導陣の目に大変好印象に映りました。入学時80kg程度だった体重は、本学の充実した環境とスポーツ栄養学の実践により、現在は115kgの世界基準の肉体へと進化を遂げています。



■ 論文データと最先端施設『トップガン』での科学的アプローチ
大学院で「運動モルフォロギー(運動形態学)」を研究する坂梨選手は、学術論文を分析する中で、世界への登竜門であり、かつて室伏広治氏も大学時代に到達した大台「70m」を突破するための課題について深く考察を重ねました。その結果、次のステップへ進むためには「初動の力発揮(股関節の伸展速度)」を高める必要があると考えました。
これは一昨年前、室伏広治氏から直接受けた「初動から一気にトップスピードまで上げる、軽いものを速く上げる」という助言にも合致するものです。この70mへの課題をクリアするため、本学の最先端アスリート育成拠点『トップガン』にて、トレーニングスタッフと相談し、挙上速度を計測するVBTトレーニングを徹底しました。
さらに、このウエイトトレーニングによる成果を実際の投擲動作へとつなげるため、予備動作なしで投げる「0(ゼロ)ターン投げ」という特別な投擲方法へ工夫してアプローチを展開。専用の和気の投擲場での実践を愚直に繰り返しました。当初は50m程度だったこの練習も、3月後半には60m近くまで到達。データと実践を繰り返すプロセスが、大舞台でのプレッシャーを跳ね返す確固たる自信となりました。



■ 坂梨航琉選手のコメント
「大橋節子学長をはじめとする大学関係者の皆様の手厚いバックアップ、家族の支え、室伏広治氏からのアドバイス、そして熊本国府高校時代の恩師・境先生。すべての素晴らしい出会いがあったからこその日本一です。今度は自分が、誰かに夢のきっかけを与えるトップアスリートになりたいです」
正しい努力と知略を武器に、大学・大学院の6年間で日本の頂点へと上り詰めた坂梨選手。その視線は、すでに日の丸を背負って戦う世界の舞台、そして70mへの課題を克服した先にある大台を見据えています。
今後とも、本学陸上競技部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。

#環太平洋大学 #陸上競技部 #投擲 #IPUTHROW #坂梨航琉






























