「INSPIRE(インスパイア)」は、最新鋭のスポーツ研究機器・設備を備え、アスリートの競技力向上を科学的な視点でサポートしています。IPU体育会の競技⼒向上においても数々の成果をあげています。
INSPIRE
環境制御室
低酸素環境を作り出すことができる部屋で、富士山より高い山(最大5000m)と同じ環境でトレーニングできます。マラソン選手などが海外で行う高地トレーニングを大学で行うことが可能です。
モーションキャプチャーシステム
10台の特殊なカメラで選手の動作を撮影することで、その選手にどんな特徴や改善点があるかを分析できます。また、地面に埋め込まれたフォースプレートと同時に使用すればどんな動きをすれば大きな力を発揮できるかも分かります。
ゲーム&レース分析
試合中の選手のパフォーマンスを分析するためのシステムです。ゲーム分析では球技のチーム戦術について、レース分析では陸上競技の速度やピッチについて分析し、勝利につながる作戦や弱点克服に向けたトレーニングを考えるのに役立ちます。またゲーム分析には多くのプロチームも導入する「SPLYZA」や「ダートフィッシュ」というアプリを使用しています。
上記のほか、実験⽤⾛路、各種実験室、測定室、計測室などが充実。
INSPIRE 活用事例
INSPIREを活⽤して成果を出しました!
陸上競技部
環境制御室を利用した低酸素トレーニング、ランニングやジャンプの動作分析、コンディショニング管理のための体組織測定、競技会でのレース分析など、インスパイアの機能をフル活用して日本選手権優勝や全日本インカレ優勝など好成績を残しています。
使用学生の声
体育学科 4年 芝田 愛花さん
(2021年全日本インカレ女子 100mハードル優勝 恵庭南高校出身)
レース分析によって苦⼿な局⾯を発⾒することができ、記録の向上につながりました 。また 、体組成の測定によってトレーニングの量を調節し⾃分に合った体型を維持することができています 。
男子ハンドボール部
ゲーム分析によって対戦相手の特徴を徹底分析し、事前に対策を練ることで、2021年の全日本インカレで優勝候補の大学(関東第1シード)を破り、ベスト16の好成績を収めました。
使用学生の声
体育学科 4年 村本 龍斗さん
(主将 高岡向陵高校出身)
事前に対戦相⼿のデータを頭に⼊れ、チームで共有し、トレーニングをすることによって、 実際の試合でも焦らず、⾃分達のゲームを作ることが出来ました。また、映像をもとにミーティングをすることにより、選⼿同⼠のコミュニケーションが増え、チームが良い⽅向に向かった結果、接戦をものにすることが出来たと思います。
女子柔道部
無制限の延⻑戦(ゴールデンスコア)で疲労した中でも勝ち切るため持久⼒を得るため、 低酸素トレーニングを実施し、2021年の全⽇本学⽣柔道体重別選⼿権⼤会では3階級で優勝を果たしました。
Message
IPUで、「科学で強くなる」を
是非とも体感・実践下さい。
2019年3⽉に設⽴された、IPUスポーツ科学センターは「スポーツ」をキーワードに連携・展開し、どこにもない⼤学のどこにもない持続可能なセンターを⽬指しています。
INSPIREをはじめとする最新の設備・システムを備えたスポーツ科学センターの科学的なアプローチにより、どのようにカラダを育て、練習を組み⽴てていくか、効果的に疲れを取りパフォーマンスを上げるなど「⼼・技・体」「⾐・⾷・住」あらゆる⾯からの科学的サポートが可能となります。
体育学部 学部⻑
IPUスポーツ科学センター センター⻑
医学博⼠ 三浦 孝仁
IPUスポーツ科学センターはトップアスリートの養成、トップトレーナーの育成を科学的な視点でサポートする研究新拠点です。
IPU Athlete Support System
IPUスポーツ科学センターは、5つの側⾯からの有機的なサポートで体育会学⽣の競技⼒向上を後押しする「IPUアスリートサポートシステム」の確⽴を⽬指します。
科学で支える
IPUアスリートサポートシステム
「トレーニングサポート」・「メディカルサポート」・「メンタルサポート」・「ニュートリションサポート」の4つのサポートを繋ぎ、チームを強化するシステムです。
幅広いスポーツ科学の分野において、学内・学外と連携することで、競技パフォーマンスの向上を支援します。