IPUからアジアの舞台へ。コディトゥワックがアジア大会に初出場!

9月19日に開幕した愛知・名古屋2026アジア競技大会の女子800mに、環太平洋大学のコディトゥワック タクシマ・ヌハンサ(競技スポーツ科学科1年)が、スリランカ代表として出場します。「オリンピック出場」という夢を胸に、今春、母国を離れて日本へ来たコディトゥワック。既に、仲間たちとも覚えたての日本語でコミュニケーションを取る人気者。仲間とともに積み重ねてきた日々を力に、自己記録更新と決勝進出を目指します。

来日後初レースでU23アジア選手権への出場権を獲得
愛称は、ファーストネームのタクシマ・ヌハンサを略した「タキ」。IPUの中距離チームにとって初めての留学生選手です。タキは、来日直後の5月に行われた日本グランプリシリーズ東京大会「Middle Distance Circuit in TOKYO」で2分06秒25の自己新記録を樹立(写真は西本武史氏提供)。この記録で、中国・オルドスで開催されたU23アジア選手権への出場権を掴み、8位入賞を飾りました。困難を極めたビザ取得から初めての単身での海外遠征、そして標高約1300mの地でアジアの同世代と競い合った経験は、次の国際舞台へ向けた大切な一歩となりました。

突如転がり込んだアジア大会代表のチャンス
しかし、この時点ではアジア大会への出場は難しい状況でした。来日前にスリランカ国内でおこなわれた代表選考会で優勝していたものの、スリランカが設定する派遣標準記録には届いていませんでした。転機が訪れたのは7月中旬。母国のコーチから最終候補者リストに名前が入ったとの連絡が届きました。最終決定は7月から8月にかけての日本国内での試合結果によるとのこと。そこで目標に据えたのが、8月中旬に開催された日本グランプリシリーズ福井大会「Athlete Night Games in FUKUI」でした。この大会には、2分04秒台の選手が2人、2分05秒台の選手が2人出場し、タキが東京でマークした自己記録は6番目。ここまで、日本国内のレースではすべて1着でフィニッシュしていたタキでしたが、レース前には緊張と不安で押しつぶされそうでした。しかしながら、レースは極めて冷静に進めました。ハイペースで進む集団の後方で自分のペースを刻み、ラストスパートで一気に順位を上げてのうれしい優勝。この成績も踏まえ、9月9日に、アジア大会代表として承認されたことがスリランカ・スポーツ省から正式に発表されました。なお、スリランカからは、今大会の25の競技に156名の選手が出場、陸上競技には24名の選手が出場します(https://www.newswire.lk/2026/09/11/sri-lanka-to-send-156-athletes-for-2026-asian-games-in-japan-full-list/)。

IPUの環境を最大限に活かしたトレーニングで準備は万端
タキの挑戦を支えるのは、同級生、留学生仲間、そして競技スポーツ科学科の先生方のサポートと、IPUの充実したトレーニング環境です。通常のチームでの練習を軸に、大会1ヶ月前からの2週間は、スポーツ科学センターの拠点施設・インスパイアの環境制御室での低酸素トレーニングを導入。また、昨春オープンしたIPUランニングパーク・ピーコックの200mの傾斜走路やクロスカントリーコースも活用して準備を進めてきました。

アジア大会で掲げる目標は、2分06秒25の自己記録更新と決勝進出です。タキの自己記録はエントリー選手中11番目。決勝へ進むには、ここまでのトレーニングで高めた体力をレースで最大限に発揮する必要があります。800mでは、走力に加え、集団内での位置取りやペース変化への対応、勝負どころでの判断も結果を左右します。その意味で、格上の記録を持つ選手たちを破った福井での走りも、大舞台に向けた心強い経験となっています。

母国スリランカの代表として、そして日本で成長を続けるIPUの一員として、タキがアジアの舞台で刻む新たな一歩に、温かいご声援をお願いいたします。

なお、この大会には、日本代表として、卒業生の青木益未選手(https://www.jaaf.or.jp/asian-games/2026/athletes/?profile=masumi_aoki)が女子4×100mリレー・混合4×100mリレーに出場、吉岡利貢コーチが中距離担当コーチとしてチームに帯同します。また、9月初旬のIPUチャレンジに出場した韓国代表の中・長距離選手6名、直前にIPUでトレーニングをしたカザフスタンの選手たちも出場します。IPUにゆかりのある選手たちの活躍にもご注目と温かいご声援をお願いいたします。

<スケジュール>
9月22日:選手村入り(愛知県常滑市)
9月23日~27日:事前練習(美浜町運動公園 陸上競技場)
9月28日:女子800m予選(パロマ瑞穂スタジアム)20時20分スタート予定
9月29日:女子800m決勝(パロマ瑞穂スタジアム)19時50分スタート予定

資料請求

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次