ニュージーランドの価値観と外交を学ぶ:ギャレス・ピジョン公使が「多様性と寛容性」をテーマに講演
2025年5月22日(木)、在日ニュージーランド大使館よりギャレス・ピジョン公使・総領事と、宮崎智世エグゼクティブオフィサー(ニュージーランド大使付)が本学を訪問されました。
まず、大橋節子学長をはじめ、本学に在籍するニュージーランドからの留学生や、IPU New Zealandへの留学経験を持つ学生たちとの懇談がおこなわれました。日本での留学経験を持つピジョン公使のお話は、学生たちにとって非常に有意義なものとなりました。

懇談の後は大学施設を見学され、経済経営学部現代経営学科の「公共経営論」を履修する113名の学生を対象に、「New Zealand’s values and diplomacy: perspectives on diversity, inclusion and tolerance, and New Zealand foreign policy(ニュージーランドの価値観と外交:多様性、包摂、寛容性、そして外交政策の視点から)」と題した講演を日本語で行っていただきました。

講演の第2部では、性同一性障害者特例法における生殖不能要件をめぐる訴訟の担当経験を持つ、岡山弁護士会所属の大山知康弁護士とのクロストークも行われました。ニュージーランドは、2013年にアジア・太平洋地域で初めて同性婚を合法化し、世界ジェンダー・ギャップ指数では第4位にランクインするなど、多様性と平等において先進的な国の一つです。

講演後には、学生たちからニュージーランドに関する様々な質問が寄せられ、公使は一つひとつに丁寧に答えてくださいました。 今回の講演を通じて、学生たちはニュージーランドの多様性や寛容性について理解を深め、国際的な視野を広げる貴重な機会となりました。
