系列校クラーク国際 秋季北海道大会2連覇を、IPU環太平洋大学の野村監督と先輩が祝福!
第75回秋季北海道高校野球大会決勝が10月13日、札幌円山球場で行われ、IPU環太平洋大学の系列校クラーク記念国際高校(本校・北海道深川市、校長・吉田洋一)が延長10回、3-1で北海高校を下し、大会2連覇を達成しました。クラーク国際は先発の右横手投げエース新岡歩輝投手(2年)が10回を6安打1失点と好投。1-1の同点で迎えた延長10回表2死二塁で相手送球エラーの間に勝ち越し、続く中村光琉右翼手(2年)がライトオーバーのタイムリー二塁打を放ってダメ押しました。
夏の大会が南北2代表になった1959年以降、北北海道のチームが2年連続で秋季全道大会を制したのは史上初。同校は11月18日開幕の明治神宮大会(東京・神宮球場)の出場権を獲得しました。
IPU環太平洋大学 野村昭彦監督コメント
クラーク国際・佐々木啓司監督の大学野球部の後輩で、同校・佐々木達也部長の恩師でもあるIPU環太平洋大学野球部の野村昭彦監督は「優勝が決まった時は、涙が出そうになるほど感激しました。ホームランで先制されましたが、すぐに落ち着いて1点を返して追いつき、延長で勝ち越し。粘り強い素晴らしいチームですね。神宮大会、センバツ大会での戦いぶりが非常に楽しみです」と、チームの戦いぶりを賞賛し、今後の飛躍を期待しました。
IPU環太平洋大学硬式野球部も、今週末の中国六大学リーグで優勝を決め、続く代表決定戦も勝ち抜けば、大学も明治神宮大会に同時出場することができます。
IPU環太平洋大学(クラーク国際OB) 安楽裕太郎投手コメント
また、大学の寮では、クラーク国際OBの左腕・安楽裕太郎投手(4年)が試合をインターネット中継で観戦。逆転勝利に声を弾ませました。「後輩たちですから、本当にうれしいです。堂々とした試合運びでした。やはり、去年も優勝しているという自信でしょうね」とコメント。
安楽投手はクラーク国際が2016年夏の甲子園に初出場した時のメンバーで、1年生ながら3番手で登板。名門・聖光学院(福島)打線を相手に1回1/3を投げて1安打無失点に抑える好投を見せた。
エースとして臨んだ高校3年夏の北北海道大会は準優勝に終わりましたが、進学先のIPU環太平洋大学でもトップチームで活躍し、来年4月には地元の北海道に戻って軟式野球を続けることが決まっています。
「IPU環太平洋大学のマーチングバンド部が入った甲子園での応援がものすごかったのを今もおぼえています。自分たちはその中で負けて悔しい思いをしましたが、後輩たちには今度こそ来年のセンバツ甲子園で勝って、佐々木啓司監督に、昭和・平成・令和の3元号甲子園勝利をプレゼントしてほしい」と期待しました。