食と人のつながり、持続可能な社会を考える-農林水産省中国四国農政局との連携授業がスタート
2023年度後期の「IPUジェネリックスキルズⅢ(シチズンシップ)」では、農林水産省中国四国農政局と連携し、SDGsの3つの目標(「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任 つかう責任」「陸の豊かさを守ろう」)に焦点を当て、農業の問題を取り上げ、その背景知識である「みどりの食料システム戦略」や「有機農業」について学ぶ授業を展開しています。
10月4日(水)の授業では、農林水産省近畿農政局行政専門員の中尾卓嗣さんを講師に招き、「食でつなげる人・未来 ~持続可能な社会を目指して~」というテーマで講演していただきました。食に関する知識だけでなく、家族や人との関わりの大切さについても熱く語っていただきました。
「生きる」ためには「食」は欠かせませんが、「生きる」とは何かについても考えさせられるお話でした。学生たちは、食事ができることのありがたみや、家族や周りの支えの中で自分が生きている、生かされていることに改めて気づかされたようで、以下のような感想が寄せられました。
今当たり前のように食事ができていることに感謝し、周りの人を大切にしていきたいと思った。とても貴重な時間だった。
食には食べること以上の大切なものがあることを初めて知った。とても良い時間だった。
食べることの大切さや、そこから学ぶことの多さに改めて気づいた。まだまだ知らないことがたくさんあるので、これからも学んでいきたい。
「IPUジェネリックスキルズⅢ(シチズンシップ)」の授業では、中国四国農政局の専門家による講義に加えて、有機農業を実践する農場での農業体験や、農業と福祉の連携を目指すNPOへの視察なども予定しています。農業体験については、受講者以外の学生にも参加を呼びかける予定です。