ALSOK女子柔道選手 梅木真美さん
今回は、本学卒業生で現在は「綜合警備保障 ALSOK」の女子柔道選手として活躍している梅木真美さんに、学生時代の思い出や競技への思いについてお話を伺いました。
学生時代の楽しい思い出
大橋節子学長(以下、大橋) 大学時代で一番楽しかったことは何ですか?
梅木真美選手(以下、梅木) 練習が休みの日に、みんなで部屋に集まって、たこ焼きパーティーや餃子パーティーを開いたり、食事しながら話したり、DVDを見たりしてリラックスしていました。それがとても楽しかったですね。
大橋 そういう息抜き、大事よね。柔道の練習では、すごく真剣に取り組んでいたんでしょう?
梅木 そうですね。相手を本当に叩きのめすくらいの気持ちでやらないと、いい練習にはなりませんでした。古賀先生からも「練習から100%出せないと、試合で出せないぞ」と言われていました。
柔道の試合
大橋 柔道のルールって結構変わってるよね。それについてはどう思う?
梅木 ルールはオリンピックの周期に合わせて変わるので、仕方がない部分もあります。その変化に適応していくしかないですね。
大橋 試合で一番嬉しかった瞬間って?
梅木 やっぱり勝った時が一番嬉しいですね。自分だけじゃなくて、応援してくれる皆さんが喜んでくれる姿を見ると、本当に嬉しいです。
大橋 ご両親のサポートって、やっぱり心強い?
梅木 はい。観客席に両親の姿があると安心しますし、試合中も応援の声が聞こえると、それを励みに頑張ろうと思えます。
大橋 たくさんの声がある中で、親の声がわかるんだね?
梅木 はい、多分これが母の声だな、って思います。
海外での経験とサポート体制
大橋 海外での試合と日本での試合、違いを感じる?
梅木 海外では、日本の選手に対してリスペクトを持ってくれることが多いです。特にフランスでは柔道が人気なので、フランスの選手と対戦するとすごい声援を感じます。
大橋 専属トレーナーとかはいるの?
梅木 チームには専属トレーナーはいないので、個々で自分が見てもらいたいトレーナーに行くことが多いです。
大橋 女性アスリートが直面する問題も多いと思うけど、サポートしてほしいこととかある?
梅木 そうですね、特に体調管理が難しい時期もあるので、生理に合わせた体調の変化をもっと理解してもらえると、競技に向き合いやすくなると思います。
大橋 確かに、女性は体調管理に関して気にすることが多いよね。
梅木 結婚や出産後に競技を続ける選手も多くて、本当に大変だと思います。
大橋 もしよかったら、うちのスポーツ科学科で協力できることがあればサポートしますよ。専門の先生がいるから、困ったことがあればぜひ相談してください。
梅木 ありがとうございます。
ALSOKでの活動とCM撮影秘話
大橋 今所属しているALSOKについてはどう感じてる?
梅木 競技に集中できる環境を整えてくれて、本当にありがたいです。少しでも会社に貢献できればと思っています。
大橋 ALSOKのあのCM、振り付け師とかいるの?
梅木 はい、振り付け師とメイクさんが付いて、1日かけて撮影します。CMを見た方から声をかけられることもあります。
今後の目標
大橋 次の試合は何が目標?
梅木 講道館杯で優勝して、来年の世界選手権に繋げたいと思っています。結果次第で世界選手権の出場が決まるので、全力で頑張ります。
大橋 ぜひ頑張って、いい試合をしてくださいね。私も応援しています。今日はありがとうございました。
梅木 ありがとうございました。
梅木真美(Mami Umeki)
所属:綜合警備保障ALSOK
卒業:体育学部 体育学科 2017年3月卒
出身校:熊本県立阿蘇中央高等学校
競技階級:女子78kg級
段位:五段
主な成績
・リオデジャネイロオリンピック 出場(2016年)
・世界柔道選手権大会 優勝(2015年)準優勝(2017年)第3位(2021年)
・全日本選抜柔道体重別選手権大会 優勝(2017年)第3位(2019年)
・講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 優勝(2014年・2018年・2019年)
・ワールドマスターズ広州 優勝(2018年)
・グランドスラム・大阪 優勝(2019年)準優勝(2018年)
・グランドスラム・パリ 第3位(2019年・2020年)
・グランプリ・ブダペスト 優勝(2018年)
・グランプリ・エカテリンブルグ 優勝(2017年)
・グランプリ・デュッセルドルフ 優勝(2017年)
・グランプリ・ザグレブ 優勝(2019年)
・グランドスラム・タシケント 優勝(2021年)
梅木真美(Mami Umeki)
所属:綜合警備保障ALSOK
卒業:体育学部 体育学科 2017年3月卒
出身校:熊本県立阿蘇中央高等学校
競技階級:女子78kg級
段位:五段
主な成績
・リオデジャネイロオリンピック 出場(2016年)
・世界柔道選手権大会 優勝(2015年)準優勝(2017年)第3位(2021年)
・全日本選抜柔道体重別選手権大会 優勝(2017年)第3位(2019年)
・講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 優勝(2014年・2018年・2019年)
・ワールドマスターズ広州 優勝(2018年)
・グランドスラム・大阪 優勝(2019年)準優勝(2018年)
・グランドスラム・パリ 第3位(2019年・2020年)
・グランプリ・ブダペスト 優勝(2018年)
・グランプリ・エカテリンブルグ 優勝(2017年)
・グランプリ・デュッセルドルフ 優勝(2017年)
・グランプリ・ザグレブ 優勝(2019年)
・グランドスラム・タシケント 優勝(2021年)