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アリストテレスの知識論――『分析論後書』の統一的解釈の試み

アリストテレスの知識論――『分析論後書』の統一的解釈の試み

著者名:酒井 健太朗 著
出版社:九州大学出版会
初版:2020年4月発行
ISBN:9784798502786

著書の内容

古来、「オルガノン(学問の道具)」の一部とされてきた『分析論後書』は、アリストテレスの哲学において、学問一般の方法論を提示する著作であるとみなされてきた。本書は、『分析論後書』が「知識」をテーマとするものであり、その知識に到達するものとして論証と探究という相補的に機能する2つの方法が提示されているという解釈を提示する。また、この知識論と方法論を背後から支えているアリストテレスの意味論や、それらの適用範囲についても考察を行う。

著者コメント

担当した章では、Amazonの事例をもとに、ストーリーを書いています。内容・解説では、経営学では有名なA. Chandlerが提唱した「組織は戦略に従う」という命題、そして「戦略は組織に従う」と提唱した経営戦略論の父とも呼ばれるI. Ansoffの命題についても考えながら読んでもらえたらと思います。他の章でも、様々な事例も交えながら経営学を学べるため、読み物としても経営学に触れられる一冊です。。

著書の内容

古来、「オルガノン(学問の道具)」の一部とされてきた『分析論後書』は、アリストテレスの哲学において、学問一般の方法論を提示する著作であるとみなされてきた。本書は、『分析論後書』が「知識」をテーマとするものであり、その知識に到達するものとして論証と探究という相補的に機能する2つの方法が提示されているという解釈を提示する。また、この知識論と方法論を背後から支えているアリストテレスの意味論や、それらの適用範囲についても考察を行う。

著者コメント

本書は、2018年に九州大学へ提出した博士論文「知識と方法――アリストテレス『分析論後書』における論証と探究の観点から」に加筆と修正を加えたものです。2020年に、九州大学大学院人文科学研究院の出版助成を受け、「九州大学人文学叢書」の1冊として刊行されました。『分析論後書』という難解なテクストについての専門書のため内容は少し難しいですが、知識や学問、方法といった概念に関心を持つ方はご一読ください。

著者について

著者名:酒井 健太朗
役職:環太平洋大学 次世代教育学部 こども発達学科講師
専門領域:哲学/倫理学
1987年長崎県長崎市生まれ。
経歴:九州大学大学院人文科学府人文基礎専攻博士後期課程単位修得退学。博士(文学、九州大学)。主な論文に、「論証と原因――アリストテレス『分析論後書』第2巻第11章を手がかりに」(日本哲学会『哲学』70 2019 pp. 205-219)、「規範事例型の実践的推論について――アリストテレス『ニコマコス倫理学』の行為論」(日本倫理学会『倫理学年報』68 2019 pp. 97-111)、「想起説は「メノンのパラドクス」への応答か――『メノン』におけるプラトンの教育思想」(『環太平洋大学研究紀要』17 2020 pp. 11-19)などがある。

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