【現代経営学科】岡山県JICAデスク北脇藍紗様によるSDGsワークショップを開催しました
9月20日、全学部生対象の授業である「SDGs入門」で、岡山県JICAデスク 国際協力推進員の北脇藍紗様によるSDGsワークショップが行われました。
2015年の国連サミットで全会一致で採択された国際目標であるSDGs (Sustainable Development Goals)の達成は、政府・NGOだけでなく、企業における経営戦略という文脈においても、最重要課題です。
そこで、IPUでは、貧困、気候変動、人権、平和といった世界の様々な課題とその達成に向けた取り組みの事例を学び、自分事として考え、実践していくために、「SDGs入門」を開講しています。
今回は、北脇様の中米・ジャマイカやフランスでの経験をベースにした食のワークを通し、学生たちはSDGsの17の目標とは何か、多文化共生の社会では何が必要かをディスカッションし、考えを深めていきました。
学生の授業後の感想の幾つかを紹介します。
- カードには、自分が今まで知らなかった世界の現実が書かれていました。特に衝撃的だったのは、毎年世界で生産される食糧のうちの3分の1が消費されずに捨てられているということです。必要以上のものを買うのは止めて、長持ちさせる保存方法を考えなければ、と思いました。
- 私は豚肉を食べてはいけないイスラム教徒です。未知の言語のメニューから注文するワークをしましたが、実際にその経験があります。日本に来たとき、一番最初に食べたかったのはラーメンです。でも、その時、もちろん漢字が読めません。漢字がわからないので本当に不安でした。不安なく食べられる多文化共生社会になったら、うれしいです。
- 同じグループに留学生がいて、日本語のメニューが出てきてもあまり分からない様子だったため、自分なりに説明をした。次の授業では、もっと分かりやすく伝えることを意識して、活発なグループ活動になるように心がけたい。
- 北脇さんがおっしゃっていた「知ることが世界を変えるチカラになる」という意識を常にもち、世界では何が起きていて、何をすれば世界に少しでも貢献できるのかをということを考えていきたい。
IPUでは、今後も引き続き、SDGs達成に貢献する人財の育成に努めてまいります。
左:北脇様 右:JICA岡山で多文化共生の活動をしている現代経営学科4年生の金崎真衣さんが授業をサポートしてくれました
SDGs17の目標を使ったカードゲームでウォーミングアップです
チョコレートの原料であるカカオ栽培における児童労働の話に耳を傾けています