学生の学生による学生のためのアクティブ・ラーニング(英語科教育法Ⅲの実践)
3年次配当の免許必修科目・英語科教育法Ⅲの授業では、担当教員がファシリテートを務めますが、基本的にすべて学生主導で運営されています。下記は、授業の手順になります。
①授業開始と同時に、10人・3グループに分かれます。
②模擬授業の順番を決め、はじめの3人が携帯用ホワイトボードに板書内容を写します。
③グループ内の誰かが自発的に相互評価シート(Jamboard)を作成し、編集リンクを共有します。
④模擬授業が始まると同時に、別のひとりが授業風景をスマホ等で撮影します。
⑤授業終了後、観察者全員が相互評価シートにフィードバック内容を書き込みます。
⑥評価の観点は、声量、視線、説明、発問、活動量となっています。
⑦全員の模擬授業が終了した後、自身の動画と相互評価を参照して、次回への課題をGoogle Classroomに書き込みます。
全15回授業の前半で、教員の指導のもと、小グループでの板書、説明、口頭による相互評価、デジタルアプリの活用を繰り返すことによって、後半では、学生主導で授業を進めることができるようになっています。
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教員による辛口評価がなくても、学生個々の主体性、協働性、対話力が高まり、履修者間の多様性への理解も捗っています。まさに、『教員要らずのアクティブ・ラーニング』! このようなトレーニングを積んだ本学の卒業生が、学校教員として『児童・生徒主導のアクティブ・ラーニング』を実践してくれることを期待しています。