『心のトレーニング』を学ぶ!-「スポーツメンタルトレーニング論」の授業紹介
スポーツで高いパフォーマンスを発揮するためには、「心」「技」「体」のバランスが重要です。なかでも、「心」のトレーニングであるメンタルトレーニングの需要は年々高まってきています。
スポーツメンタルトレーニング論では、「メンタルトレーニングはなぜ効果があるのか」を心理・生理学的機序から理解し、競技現場等で実践できるようになることを目的としています。具体的には、リラクセーション、マインドフルネス、集中力トレーニングなどの理論を学ぶ時間を設けたのちに、実習形式でメンタルトレーニングに取り組んでいます。
リラクセーション技法のひとつである呼吸法を扱った回では、「体の中の空気が入れ替わった感じがしてとても気持ちがよいし、落ち着くことができた。体も心も軽くなったように感じた。リラックスできたので緊張したときや大事な大会や発表の前にこの呼吸法を実施して心を落ち着かせたいと思った。」などの感想が寄せられました。
上記の写真はチームビルディングの手法の一つである「ペーパータワー」を体験している様子です。A4用紙で高いタワーを作るためには、メンバー同士の協力、役割分担、建設的なコミュニケーションが不可欠です。授業では初対面に近い者同士でグループを編成しましたが、自然と活発なコミュニケーションが生まれていました。 メンタルトレーニングは自己コントロール、感情調整、マインドフルネス、共感性などの非認知能力とも関連が深い科目です。興味のある方はぜひ共に学びましょう。