【教育経営学科】子どもの成長を支える教育心理講座:不登校支援・特別支援教育の最前線に迫る!
教育心理講座では、心の問題や子どもをとりまく諸問題に広く対応できる教員を養成するために、さまざまな学習の機会を提供しています。 今回は8月27日(火)に、IPUバスで、全国でも珍しい公立の全寮制フリースクールである「兵庫県立神出学園」、および、知的障害がある児童・生徒のための「兵庫県立姫路特別支援教育学校」を訪問し、不登校児支援や特別支援教育についての理解を深めてまいりました。
兵庫県立神出学園は、不登校等によって進路発見が困難な状況にありながらも、自分の生き方や進路発見の意欲を持つ人に「自分探し」と「自分づくり」を支援されています。兵庫県立姫路特別支援学校は、本校小学部・中学部・高等部、分教室、訪問教育部の三か所で、教育的ニーズに応じた多様な教育活動を展開されています。両施設において学生たちは熱心に講義を拝聴し、施設を見学し、質疑応答を活発に行い、教員志望の思いを強くしていました。学生からは次のような感想が寄せられています。
神出学園を訪問して
- 学園生にとって、自分を見つめ、あるがままの自分を表現することがとても大切だということを学びました。それをサポートするためには、教師間でしっかりと連携を取ることが大切で、個に応じた柔軟な対応をするために自分自身の引き出しをしっかりと増やしておくことが大切だと知りました。
- 心理カウンセラー、看護師、管理栄養士、教務の職員、寮の舎監さんなど様々な人が関わっているということを学びました。
- さまざまなことに生き生きと挑戦し、成功体験を増やしながら元気になるエネルギーを取り戻せることが魅力的だと感じました。
姫路特別支援学校を訪問して
- 初めて特別支援学校を見学して、生徒一人一人のニーズにあった支援を色んな場面で見ることが出来て、とても良い経験になりました。私は、特別支援の免許も取得しようと考えているので、今後の学びに活用していきたいと思います。
- 院内学級についても学ぶことができ、貴重なお話でした。高等部の作業学習用の教室も充実していたし、中学部から作業学習があることに驚きました。それぞれの児童の実態に合わせた工夫があり、手作りの教材が多くて勉強になりました。