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    「共生」を問い直す12月―全学2年生が学ぶ人権と多文化理解

    目次

    人権尊重と多文化・異文化共生を目指して

    IPU・人権教育研究推進委員会では、毎年12月を「人権月間」と位置づけ、社会情勢や本学の実態(多様性のある学生との共存)を踏まえたテーマを設定し、さまざまな取り組みを行っています。

    「人権週間」は、1949年世界人権宣言採択を受け、法務省により本年も12月4日から10日が「第77回人権週間」と定められています。本学では、全学部・全学科2年生全員を対象にCD(キャリアディベロップメント)の時間を使って、「人権研修会」を実施しました。

    テーマは「共生」~人間が人間らしく尊厳をもって生きていくために

    まずは、次世代教育学部教育学科の木野正一郎准教授(専門:道徳教育)による「人権に関すること―すべての人が人間らしく幸福に生きるために」と題した講話を通して、人権というとどんなイメージ?という問いかけから始まりました。講話の中で、「国民」を動物たちに、「政府などの権力」をライオンに、そして「憲法や法」を檻(おり)に見立て、「人権とは侵すことのできない永久の権利」を天が国民に与える(憲法第11条)ものであることを丁寧にわかりやすくお伝えいただきました。ライオンが暴走しないように、動物たちが檻(おり)を作ることの重要性から、年金問題、いじめ問題、LGBTQ問題、身近な部活動地域移行化問題等、幅広い問題をご提起いただき、学生たちが多くを学び、深く考える時間となりました。学生からは、年金問題への将来の不安や展望についての質問があり、現状の施策・説明と共に、今後さらなる議論が必要であるとの見解が示されました。

    続いては、岡山大学GDP(グローバルディスカバリープログラム)3年在籍のタイ留学生SAENGSOEMSAP Amporn(サンセムサップ アンポン))さんによる講話「人権と国際交流―異文化内で生きること」。アオさんは、岡山の中高等学校で6年間、現在岡山大学で「文化人類学」を学び、研究中です。来日まで日本語に全く縁がなかったそうですが、流暢な日本語、誤字一つないスライドに感服しました。日本に暮らし、身近な医療問題(痛みを表すオノマトペ:ズキズキ、ガンガン、チクチク等)や保険制度の違い、身近なお弁当(昼食)の捉え方の違い、飲食店でのアルバイト経験から「お通し」の説明等、同様の体験をした留学生にとってたいへん興味・関心深いお話となりました。最後に「異文化を理解するとはどういう事だと思うか」との質問に対し、「先入観を持たず、まずは知る・識ることから始めてほしい」と笑顔で締めくくられました。

    本学・附属図書館の人権関連コーナー

    人権月間中、附属図書館では、当委員会とのコラボ企画として、教職員の推薦書籍・資料の展示ブース「人権関連図書コーナー」を設けています。本学学生はもちろん、本学への関心をもっていらっしゃる高校生、保護者の皆さん、お気軽に是非本学の附属図書館へお立ち寄りください。

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    イベント情報

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