【高大接続・連携】「国籍とアイデンティティについて考えよう!」講義開催
2022年6月19日(日)、NPO法人こくさいこどもフォーラム岡山(インターキッズ)主催の国際塾第2回目講義”Nationality&Identity(国籍とアイデンティティについて考えよう)“が本学DISCOVERYラーニングラボで開催されました。
国際塾は2004年に高校生を対象に、国際問題や文化などを学び、幅広い視野や考える力をつけることを目的に開設されました。18年間、国際経験を持つ専門家や外国人を講師に迎え、世界の事情や日本と外国の関係を学ぶ機会を提供しています。
今年度の国際塾生は52名。第2回講義では、ノートルダム清心女子高校、玉島高校、総社南高校、岡山学芸館清秀中学校などから46名が参加しました。
講師は現代経営学科サリフ・サコ助教(マリ共和国出身)。英語での自己紹介が始まったかと思いきや、流暢な日本語で時々冗談も交えながら、また塾生同士でディスカッションする時間も設けて、講義のテーマである”国籍とアイデンティティ“について考えていきました。
サコ助教の御兄様であるウスビ・サコ前京都精華大学学長は日本に帰化されています。御姉様はお住まいも国籍もフランス。サコ助教はマリ国籍です。「同じ家族で国籍が違っても同じアイデンティティを感じるものがある」と語り、それぞれの気持ちの内側にあるアイデンティティの重要さを強調されました。講義終了後も塾生同士で交流しながら、サコ助教に自由に質疑応答する時間がありました。中には英語で質疑する塾生もいて英会話力を腕試しするいい機会にもなりました。
IPU・環太平洋大学は今後も引き続き、高校生、中学生や地域の方々との国際交流活動など、多様性や異文化理解を深める機会を提供してまいります。