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    3. 中小企業診断士の通信講座おすすめ9選【2026年最新】

    中小企業診断士の通信講座おすすめ9選【2026年最新】

    中小企業診断士の通信講座は、59,780円〜315,000円と最大5倍以上の価格差があります。

    費用だけで選ぶと添削・サポートが不足し、高額講座を選べば必ず合格できるわけでもありません。

    2024年度の全国平均合格率は1次27.5%・2次18.7%と低く、講座選びは合否に直結する重要な判断です。

    本記事では2026年4月時点の公式情報をもとに、スタディング・アガルート・クレアール・診断士ゼミナール・TAC・LEC・資格の大原・ユーキャン・ヒューマンアカデミーの9社を費用・合格率・サポートで徹底比較し、目的別のおすすめ講座を解説します。

    この記事でわかること
    • 9社の通信講座を費用・合格率・サポートで比較した一覧
    • 初学者・社会人・コスパ重視など目的別のおすすめ講座の選び方
    • 1次試験・2次試験・科目別で最適な講座が異なる理由
    • 教育訓練給付制度を活用して受講料を最大10万円抑える方法
    • 受験年数1年・2年・3年以上で変わる講座の選び方

    中小企業診断士の通信講座おすすめ一覧【2026年最新比較】

    中小企業診断士の通信講座は、費用・合格率・サポート体制の面で各社に大きな差があります。

    スタディングや診断士ゼミナールのような6万円前後の低価格帯から、TAC・LECのような20万〜30万円超の大手予備校まで、料金の幅は実に5倍以上に及びます。

    一般財団法人 中小企業診断協会の発表によると、2024年度(令和6年度)の1次試験合格率は27.5%、2次試験合格率は18.7%で、1次と2次を合わせた最終的なストレート合格率は5%前後と低い水準です。

    独学だけで合格を目指すには難易度が非常に高く、通信講座を活用することで、体系的な学習と合格可能性の向上が期待できます。

    本記事では、2026年4月時点で確認できる各社公式情報をもとに、受講料・合格実績・特徴を一覧で比較したうえで、目的別に最適な講座を解説します。

    全講座の費用・合格率・特徴を一覧表で比較

    中小企業診断士の通信講座を選ぶ際、受講料と合格実績・サポート内容のバランスを見ることが重要です。

    以下の表では、2026年4月時点で確認できる各社の主要な1次2次対応コース(最もスタンダードなコース)の受講料と特徴をまとめました。

    講座名主要コース受講料(税込)合格実績(公式公表値)教育訓練給付おすすめタイプ
    スタディング1次2次合格コース パーフェクト(2026年度対応)74,800円2024年度2次合格者230名一部対応コスパ重視・スキマ時間派
    アガルート1次2次入門カリキュラム ライト(2026年目標)107,800円1次40.91%・2次56.25%(2024年度)対応あり合格率重視・返金保証希望
    クレアール1次2次ストレート合格パーフェクト先行学習(2027年目標)173,600円非公開対応あり2年計画・じっくり派
    診断士ゼミナール1次2次プレミアムフルコース59,780円非公開非対応費用最安・返金保証希望
    TAC1次2次ストレート本科生(Web通信・2026年目標)315,000円2025年1次修了生合格率55.8%・累計合格者3,423名対応あり添削・演習重視
    LEC1次2次プレミアム1年合格コース(2026年目標)264,000円非公開対応ありZoomライブ・複数講師選択希望
    資格の大原パススル中小企業診断士(1次2次)(2026年受験対策)74,800円 ※別途入学金6,000円2024年度合格者689名対応ありスマホ完結・口述対策希望
    ユーキャン中小企業診断士講座(1次2次対応)73,000円非公開非対応テキスト重視・添削希望
    ヒューマンアカデミー中小企業診断士 安心合格講座(1次2次)219,000円非公開対応あり添削無制限・丁寧指導希望

    ※料金は2026年4月時点の各社公式サイト情報。

    キャンペーンや早期申込割引により、料金が変動する場合があります。

    合格率は各社が公表している範囲の情報であり、集計対象や条件は各社で異なります。

    料金帯を整理すると、大きく3つの層に分かれます。

    スタディング・診断士ゼミナール・ユーキャン・資格の大原が5万〜8万円台の低価格帯、アガルート・クレアールが10万〜17万円台の中価格帯、TAC・LEC・ヒューマンアカデミーが20万円以上の高価格帯です。

    注目すべきは、費用と合格率が必ずしも比例しない点です。

    アガルートは2024年度の2次試験合格率が56.25%と全国平均の約3倍を記録しており、受講料107,800円という中価格帯でありながら高い合格実績を公表しています。

    スタディングも2024年度の2次試験合格者は230名と業界最多クラスの数値を公式に公開しており、74,800円の低価格帯で大きな存在感を示しています。

    初学者・社会人・コスパ重視など目的別のおすすめはどれか

    通信講座選びで最も多いミスは、知名度や評判だけで選んでしまうことです。

    合格まで最低でも700〜1,000時間の学習が必要とされる中小企業診断士試験では、自分の学習スタイル・生活環境・受験戦略に合った講座を選ぶことが合否に直結します。

    以下では、代表的な5つの属性別に最適な講座を示します。

    スキマ時間を最大活用したい社会人には、スタディングが向いています。

    講義動画は1本5〜10分単位で細かく分割されており、通勤電車の中や昼休みなど、まとまった時間が取れない社会人でも継続しやすい設計になっています。

    スマートフォン1台で講義・問題集・過去問まで完結するため、紙のテキストを持ち歩く必要がありません。

    受講料は74,800円(パーフェクトコース)と低価格帯に位置しており、2024年度の2次試験合格者数230名という公式公表の実績もあります。

    合格率を最優先に選ぶなら、アガルートが有力な選択肢になります。

    2024年度の1次試験合格率40.91%・2次試験合格率56.25%は、全国平均と比べて2〜3倍の水準です。

    1次2次の両方に合格した場合は、受講料の全額返金とお祝い金3万円が支給される制度もあり、合格へのモチベーション維持にも効果的です。

    受講料は107,800円(ライトコース)と中価格帯で、コストパフォーマンスも検討しやすい水準にあります。

    費用をとにかく抑えたい人には、診断士ゼミナールが最安値水準です。

    1次2次プレミアムフルコースが59,780円と業界最安値クラスで、合格時には最大3万円のお祝い金と3年間の受講延長無料制度がついています。

    フルカラーのオリジナルテキストと充実した講義動画を備えており、低価格でも教材の質を妥協したくない人に選ばれています。

    じっくり時間をかけて学びたい人や、万が一不合格でも翌年以降も対策したい人には、クレアールのセーフティコースが適しています。

    2027年度試験まで受講期間を保証するコース設計になっており、2回分の2次試験チャンスをカバーできます。

    独自の「非常識合格法」により合格に必要な範囲に絞った効率学習が特徴で、質問回数は無制限で対応している点も初学者には心強いです。

    添削指導と手厚いサポートを求める人には、TACが長年の定評を持っています。

    2025年度の1次試験では本科生のカリキュラム修了者合格率が55.8%と高水準で、2次試験の答案添削はプロ講師が直接担当します。

    これまでに3,423名の合格者を輩出してきた実績があり、費用は315,000円と高めですが、添削・模試・フォロー体制の充実度は大手予備校ならではです。

    以下の表に、属性ごとのおすすめをまとめます。

    あなたのタイプおすすめ講座理由
    スキマ時間派・スマホ学習したいスタディング5〜10分動画・全スマホ完結・低価格
    合格率・実績を最優先したいアガルート2次合格率56.25%・全額返金保証あり
    とにかく費用を抑えたい診断士ゼミナール業界最安値水準59,780円・祝い金制度つき
    2年計画でじっくり学びたいクレアール2027年度まで受講保証・質問無制限
    添削と手厚い指導を重視したいTAC累計合格者3,423名・プロ講師添削21回
    紙テキストと添削を両立したいユーキャン早稲田出版テキスト・添削課題集あり

    スタディング

    4.4
    通信講座 中小企業診断士試験対策(受講者10万人・AI添削)

    スタディング 中小企業診断士講座

    利用料金
    パーフェクト(ペーパーレス)74,800円/(冊子版付)89,700円
    合格実績
    2024年度2次試験合格者230名(合格率は非公開)
    受講者
    10万人超
    AI機能
    AI添削300回分(パーフェクト)+AI学習プラン+学習マップ
    学習スタイル
    スマホ完結・1動画5〜10分・講義/テキスト/問題集/模試がアプリで完結
    教育訓練給付制度
    一部コース対応(受講費用の20%支給)

    スタディングは、受講者10万人超を誇るオンライン完結型の通信講座です。

    2024年度の2次試験合格者数は230名で、同社公式が業界最多クラスと位置づけています。

    最大の特徴は、スマートフォン1台で講義・テキスト・問題集・過去問・模擬試験のすべてが完結する設計です。移動中や昼休みなどの断片的な時間を積み上げて、学習を継続しやすい仕組みになっています。

    受講料は1次2次合格コース(ペーパーレス版)が74,800円からで、大手予備校と比べると5分の1以下という圧倒的な低価格帯に位置します。

    ただし、価格が安い分、内容が薄いというわけではありません。

    厚生労働省の教育訓練給付制度に一部対応しており、条件を満たす受験生は受講費用の20%が支給されます。

    スタディングが他の低価格帯講座と一線を画すのは、AIを活用した学習支援機能の充実度です。

    2024年8月にリリースされた2次試験AI添削機能は、作成した答案をAIがリアルタイムで採点・フィードバックするもので、添削待ち時間なしに繰り返し練習できます。

    パーフェクトコースではAI添削が300回分含まれており、従来は講師添削のみに頼っていた2次試験対策に大きな変革をもたらしています。

    講義動画は1本5〜10分と短く区切られており、テキスト内の重要ポイントを視覚的に整理する独自ツール「学習マップ」と組み合わせることで、知識の体系的な定着を助ける仕組みになっています。

    また、AI学習プランにより個人の学習進捗に応じた最適なスケジュールが自動生成されるため、学習管理が苦手な人でも迷わず進めやすいです。

    注意点として、スタディングのカリキュラムは合格に必要な範囲に絞り込んで構成されているため、特に財務・会計科目において「演習量が足りない」と感じる受験生の声があります。

    財務会計や事例IVで高得点を狙う場合は、スタディングの教材を土台にしながら、補助的な問題集を併用することも選択肢として考えておくとよいでしょう。

    また、ペーパーレス版は紙テキストが付属しないため、紙で読みたい人は冊子版(89,700円)を選ぶか、オプションとして別途購入する必要があります。

    スタディングのコースは大きく3段階に分かれており、学習ニーズや予算に応じて選べる柔軟な設計になっています。

    コース名受講料(税込)含まれる主な教材・サポート
    ミニマム48,400円基礎講座・合格戦略講座・2次基礎講座
    スタンダード64,900円ミニマム内容+スマート問題集・過去問・Q&Aチケット10枚
    パーフェクト(ペーパーレス)74,800円スタンダード内容+1次直前対策・合格模試・AI添削300回・Q&Aチケット50枚
    パーフェクト(冊子版付)89,700円上記すべて+冊子テキスト・学習マップ

    ※2026年4月時点の公式サイト情報。

    キャンペーン期間中は、割引が適用される場合があります。

    スタディングが特に向いているのは、仕事や子育てでまとまった学習時間を確保しにくい社会人です。

    スマホ1台で通勤中や昼休みにコツコツ積み上げる学習スタイルを実現できる点は、他の通信講座にはない大きな強みです。

    一方で、講師との対面交流や集中的な答案添削指導を重視する人には、物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。

    項目内容
    運営会社KIYOラーニング株式会社
    受講スタイルオンライン完結(スマートフォン・PC・タブレット対応)
    主要コース(2027年度試験対応)1次2次合格コース パーフェクト
    受講料(税込)74,800円〜(ペーパーレス版)
    合格実績2024年度2次試験合格者230名(公式公表)
    AI添削パーフェクトコースに300回分含む
    教育訓練給付制度一部コース対応あり
    合格お祝い金10,000円
    無料体験あり
    公式サイトhttps://studying.jp/shindanshi/

    アガルート

    4.7
    通信講座 中小企業診断士試験対策(合格率全国平均の約3倍・全額返金特典)

    アガルート 中小企業診断士講座

    利用料金
    入門カリキュラム ライト107,800円/フル217,800円
    合格実績
    2024年度1次合格率40.91%・2次合格率56.25%(全国平均の約1.5倍・約3倍)
    教材
    フルカラー製本テキスト+デジタルテキスト両方が標準付属
    添削指導
    フルコースに全32回(有資格者講師が対応)
    合格特典
    1次2次合格で受講料税抜全額返金+お祝い金3万円
    独自サポート
    バーチャル校舎・ホームルーム・添削フォローアップゼミ(フルコース限定)

    アガルートは、合格実績の高さと手厚いサポート体制を両立した通信講座です。

    2024年度の1次試験合格率は40.91%、2次試験合格率は56.25%で、それぞれ一般財団法人 中小企業診断協会が発表した全国平均(1次27.5%・2次18.7%)の約1.5倍・約3倍に相当します。

    受講生20万人超の実績を持つアガルートが中小企業診断士に本格参入して以来、合格率データを積極的に公表する姿勢が受験生からの信頼につながっています。

    講座の設計上の大きな特徴は、1次試験と2次試験を同時進行でインプットできるカリキュラム構造にあります。

    通常、1次試験の学習が一段落した後に2次試験対策を始める流れが一般的です。

    一方で、アガルートでは1次の総合講義の中に2次で問われる思考プロセスをあわせて習得できるよう設計されているため、学習の重複を避けながら効率的に全範囲をカバーできます。

    動画は1本10〜20分程度とコンパクトに区切られており、スキマ時間での学習を続けやすいです。

    教材はフルカラーの製本テキスト(冊子版)とデジタルテキストの両方を標準で使える点が、他の低価格帯講座との明確な違いです。

    スタディングや診断士ゼミナールなどの低価格帯の講座では冊子版テキストがオプション扱いになっているケースが多いのに対し、アガルートはコース料金の中に製本テキストが含まれています。

    紙で書き込みながら勉強したい人や、デジタルと紙を場面によって使い分けたい人に向いている設計です。

    2次試験対策においては、フルコースに全32回の添削指導が含まれており、有資格者の講師が採点ポイントと減点要因を丁寧にフィードバックします。

    単なる〇×採点ではなく、合格水準の答案に近づくための具体的な指摘が返ってくるため、記述力の改善サイクルを明確に回せる点が強みです。

    さらにフルコース限定で「バーチャル校舎」が利用でき、オンライン上で講師や他の受講生と交流しながら学習を進められる環境が整っています。

    添削フォローアップゼミでは、事前に提出した答案をもとに講師が口頭でフィードバックを行い、自己採点では気づきにくい思考の癖を修正できる機会を提供しています。

    定期的に開催されるホームルームでは、受講生のアンケートをもとに講師が学習進捗に応じたアドバイスや最新情報を配信します。

    孤独になりがちな通信学習において、ペースメーカーとして機能する珍しいサポートで、他の通信講座には見られないアガルート独自の仕組みです。

    合格特典も充実しており、対象コースで1次・2次の両方に合格した場合は、受講料の税抜全額返金とお祝い金3万円が支給されます。

    合格を達成すれば実質無料で学べる計算になるため、費用対効果を重視する受験生にとってリスクを下げる材料になります。

    ただし、全額返金には合格通知書類や合格体験記などの提出が条件として設定されているため、公式サイトで詳細を確認しておくとよいでしょう。

    なお、受講料は初学者向けの入門カリキュラムで以下のとおりです。

    コース名受講料(税込)含まれる主なサポート
    入門カリキュラム ライト(2026年目標)107,800円総合講義・過去問解析・模擬試験
    入門カリキュラム フル(2026年目標)217,800円ライト内容+全32回添削指導・バーチャル校舎・ホームルーム
    1次試験対策入門パック60,280円1次試験対策のみ
    2次試験対策パック(添削あり)195,800円2次試験対策+添削指導
    2次試験対策パック(添削なし)54,780円2次試験対策のみ(添削なし)

    ※2026年4月時点の公式サイト情報。

    キャンペーン・割引制度の適用により、価格が変動する場合があります。

    割引制度も複数用意されており、他校からの乗り換え・再受講・他資格合格者・ステップアップ割引はそれぞれ最大20%オフ、受験経験者割引と家族割引は10%オフが適用されます。

    これらは購入前の申請が必要で、併用はできないため、自分が該当する制度を事前に確認しておくとよいでしょう。

    また、教育訓練給付制度の対象講座にも認定されており、条件を満たせばハローワークから受講費用の20%が支給されます。

    注意点として、フルコースは217,800円と中価格帯の中では高めの水準にあります。

    添削指導やバーチャル校舎のサポートを必要としない人や、費用を最優先に選びたい人には、ライトコース(107,800円)や1次試験対策パック単体の選択も現実的な選択肢です。

    項目内容
    運営会社株式会社アガルート
    受講スタイルオンライン通信(フルカラー冊子版テキスト付)
    主要コース(2026年目標)1次2次入門カリキュラム ライト
    受講料(税込)107,800円〜
    合格実績1次合格率40.91%・2次合格率56.25%(2024年度)
    添削指導フルコースに全32回含む(有資格者対応)
    合格特典1次2次合格で受講料税抜全額返金+お祝い金3万円
    教育訓練給付制度対応あり
    割引制度乗り換え・再受講・他資格合格者等で最大20%オフ
    無料体験あり(資料請求で無料体験講座プレゼント)
    公式サイトhttps://www.agaroot.jp/shindanshi/

    クレアール

    4.3
    通信講座 中小企業診断士試験対策(非常識合格法・質問無制限・HDI三ツ星)

    クレアール 中小企業診断士講座

    利用料金
    コースにより異なる(大幅割引キャンペーンあり・公式サイト要確認)
    学習法
    非常識合格法(合格基準6割得点に必要な論点に絞った効率学習)
    質問サポート
    全コース無料・回数無制限
    顧客対応評価
    HDI格付けベンチマーク2部門で最高ランク三ツ星(2年連続)
    合格お祝い金
    2次ストレート合格70,000円/2年目合格50,000円/1次科目合格5,000円×最大7科目
    セーフティコース
    2年間受講保証(1次不合格科目は翌年無料再受講可)

    クレアールは1962年創業(前身:経営指導協会)、受験指導歴60年以上の老舗スクールです。

    中小企業診断士講座においては「非常識合格法」という独自の学習メソッドを掲げており、試験合格に必要な範囲に絞って効率的に学習できるカリキュラム設計が特徴です。

    合格基準点である6割得点を確実に確保するための論点に集中するアプローチは、学習時間が限られた社会人受験生に特に支持されています。

    クレアールの最大の特徴は、2年間の受講期間を保証するセーフティコースの設計にあります。

    2026年の試験でストレート合格を目指しながら、万が一不合格でも2027年まで追加費用なしで学習を継続できる仕組みになっています。

    1次試験の不合格科目についても翌年度は無料で再受講できるため、受験年数がかかりやすいこの試験において大きなリスクヘッジになります。

    現在の最新コースは「2027・2028年合格目標 1次2次ストレート合格Wチャレンジ先行学習コース」で、2027年のストレート合格を目標に、2028年の試験まで受講期間が担保される設計になっています。

    カリキュラムの中核をなすのが「1000問ノック答練」です。

    1次試験の7科目それぞれに対して問題集・過去問題集・1000問ノック答練が用意されており、反復演習によって本試験レベルの実践力を積み上げる構成になっています。

    テキストは紙の冊子版教材として配送されるとともに、同内容がPDFでもダウンロード可能なため、状況に応じて紙とデジタルを使い分けられます。

    2次試験対策は「合格ゼミ」と呼ばれるグループディスカッション形式のフォローが定期開催されます。

    一人で抱え込みやすい2次試験の記述対策を受講生同士で検討する場が設けられており、他の受講生の思考プロセスを学べる機会としても機能しています。

    サポート面では、どのコースを選んでも質問が無料・回数無制限で対応される点が他社との差別化ポイントです。

    スタディングやアガルートのように質問チケット制を採用している講座が多い中、クレアールはどのコース・どの科目でも追加費用なしで何度でも質問できます。

    対応の質についても、HDI(ヘルプデスク協会)が実施した格付けベンチマークにおいて、通信教育業界の「Webサポート格付け」「問合わせ窓口格付け」の2部門で最高ランクの三ツ星を2年連続で獲得した実績があります。

    合格お祝い金制度は、2次試験のストレート合格で70,000円、2年目合格でも50,000円が支給されます。

    また、1次試験の科目合格についても1科目5,000円(最大35,000円)が支給されるため、長期学習の中でモチベーションを維持しやすい制度設計になっています。

    注意点として、「非常識合格法」のコンセプト上、テキストの掲載範囲は合格に必要な論点に絞られているため、試験範囲の細部まで網羅した分厚い教材を求める人には物足りなく感じる場合があります。

    高得点や完全合格志向の受験生よりも、最短ルートで6割確保を目指す実用志向の人に向いている講座です。

    コース名受講期間の保証特徴
    2027・2028年合格目標 1次2次ストレート合格Wチャレンジ先行学習コース2028年試験まで初学者向け・2回の2次試験チャンスをカバー
    2026年合格目標 1次2次ストレート合格パーフェクト先行学習コース2026年試験まで1年集中型・合格お祝い金50,000円
    2026年合格目標 1次合格パーフェクトコース2026年1次試験まで1次試験専願・7科目対応

    ※コース内容・料金は時期により変動する。

    最新の料金は公式サイトで確認を。

    項目内容
    運営会社株式会社クレアール
    受講スタイルWeb通信(冊子版教材+PDF両対応)
    学習メソッド非常識合格法(合格に必要な範囲に絞った効率学習)
    質問サポート全コース無料・回数無制限
    合格お祝い金2次ストレート合格で70,000円・2年目合格で50,000円
    1次科目合格お祝い金1科目5,000円・最大35,000円
    教育訓練給付制度一部コース対応あり
    サポート格付けHDI格付けベンチマーク2部門最高ランク三ツ星(2年連続)
    公式サイトhttps://www.crear-ac.co.jp/

    診断士ゼミナール

    4.5
    通信講座 中小企業診断士試験対策(専門特化・最安54,780円・不合格者返金)

    診断士ゼミナール

    利用料金
    1次2次プレミアムフルコース54,780円(キャンペーン価格・通常59,780円)
    専門特化
    中小企業診断士試験専門スクール(株式会社レボ運営)
    合格実績
    2025年度1次合格率64.3%・2次合格率41.7%(自社調査・受講生626名対象)
    受講延長制度
    3年間無料延長(最新教材を継続利用可)
    合格お祝い金
    最大30,000円(2029年度試験まで)
    不合格者返金制度
    合格基準点の95%超で20,000円返金(他社にない独自制度)

    診断士ゼミナールは、中小企業診断士試験に特化した専門スクールです。

    運営会社の株式会社レボは「もっと低価格で高品質な講座を提供したい」という創業理念を掲げており、受講料の低さと教材の充実度の両立にこだわり続けています。

    2026年4月に実施した自社調査では、受講生626名のうち2025年度の1次試験合格者が403名で合格率64.3%、2次試験合格者が168名で合格率41.7%という結果が公表されており、それぞれ全国平均合格率の2.71倍・2.37倍に相当します。

    受講料は1次2次プレミアムフルコースが54,780円(税込)で、入学金は不要、送料も全額会社負担となっています。

    この価格帯で1次試験の7科目と2次試験の4事例すべてに対応した講座を受けられるのは、業界の中でも最安値クラスの水準です。

    なお、公式サイトには現在キャンペーン価格が適用されており、通常価格の59,780円から5,000円引きとなっています。

    教材はフルカラーのテキストと映像講義がセットで提供されます。

    図やグラフを多用した視覚的に理解しやすい設計になっており、初学者でも学習を継続しやすい構成です。

    テキスト・映像ともにスマートフォン・タブレット・PCからダウンロードして受講する形式で、印刷テキストやDVDは別途オプションとして選択できます。

    スキマ時間に動画を事前ダウンロードして視聴できる仕組みも備わっており、通勤中や移動中での学習に対応しています。

    カリキュラムは1次基礎講座・1次補習講座・1次問題演習講座・1次過去問題集(7年分)・1次直前講座という5段階の1次対策と、2次基礎講座・2次事例別講座で構成されています。

    7年分の過去問題集は詳しい解説付きで、過去の出題傾向を体系的に把握しながら実践力を高められる設計になっています。

    診断士ゼミナールの特徴として際立っているのが、受講者の経済的リスクを最小化する3つの制度です。

    1つ目は「3年間受講延長無料制度」で、1年分の料金で最新講座を3年間受講できます。

    中小企業診断士試験では1次試験の科目合格制度を活用しながら複数年かけて最終合格を目指す戦略が有効なため、追加費用なく3年間最新教材を使い続けられるこの制度は、長期学習派にとって実質的なコスト削減効果が大きいです。

    2つ目は「合格お祝い金制度」で、1次2次プレミアムフルコースに申し込み、2029年度試験までに合格した場合に最大30,000円が支給されます。

    合格体験記と合格証書のコピーを提出するだけで受け取れるシンプルな条件になっています。

    3つ目は、他の通信講座には例を見ない「不合格者返金制度」です。

    2027年度の1次試験または2次試験で合格基準点の95%(1次399点以上・2次228点以上)を超えて惜しくも不合格となった場合に、20,000円が返金される制度です。

    合格まであと一歩の実力をつけながらも、試験の運や体調などで不合格となった受験生の経済的ダメージを軽減する仕組みで、他のどの通信講座にもない独自の保障制度となっています。

    注意点として、診断士ゼミナールはWeb完結型が基本のため、印刷テキストやDVDは別途費用がかかります。

    印刷テキストのオプションは1次2次プレミアムフルコースで23,980円、DVDは24,900円の追加費用が発生するため、紙の教材や映像ディスクを必要とする場合は事前に確認しておくとよいでしょう。

    また、質問対応については公式サイト上で「質問無制限」と案内されていますが、対応内容については公式サイトで詳細を確認することをおすすめします。

    コース名受講料(税込)内容
    1次2次プレミアムフルコース54,780円(通常59,780円)1次7科目+2次4事例 全講座
    1次試験コース48,200円(通常51,200円)1次7科目 全5講座
    2次試験コース27,280円2次4事例 2講座

    ※2026年4月時点の公式サイト情報。

    キャンペーン割引は時期により変動する。

    オプションの印刷テキスト・DVDは別途費用が発生する。

    項目内容
    運営会社株式会社レボ
    特化分野中小企業診断士試験専門スクール
    受講スタイルWeb・スマホ完結(印刷テキスト・DVDはオプション)
    合格実績(2025年度)1次合格率64.3%・2次合格率41.7%(自社調査)
    合格お祝い金最大30,000円(2029年度試験まで)
    不合格者返金制度95%得点者に20,000円返金
    受講延長制度3年間無料延長
    入学金不要
    送料全額会社負担
    公式サイトhttps://www.rebo-success.co.jp/

    TAC

    4.6
    通信講座 中小企業診断士試験対策(大手予備校・累計3,423名・演習43回)

    TAC 中小企業診断士講座

    利用料金
    1次2次ストレート本科生Web通信 30万円前後(教育訓練給付20%・最大10万円適用可)
    累計合格者
    3,423名(公式公表)
    合格実績
    2025年度1次合格率55.8%(カリキュラム修了者・条件付き集計)
    演習量
    1次22回(養成答練7+完成答練14+模試1)+2次21回(プロ講師添削)=計43回
    教材
    スピードテキスト同シリーズ(TAC出版市販書籍と連動)
    学習環境
    全国19校舎・通信受講者もTAC WEB SCHOOL・自習室利用可

    TACは宅建・公認会計士・社会保険労務士など、多くの国家資格で合格者を輩出してきた大手資格予備校です。

    中小企業診断士講座では累計3,423名の合格者を輩出しており、2025年度の1次試験ではカリキュラム修了者(1次対策講義受講率80%以上・公開模試平均点55.0以上)の合格率が55.8%と、全国平均の約2.4倍の水準を記録しました。

    この数値は公式サイトに掲載されているデータで、対象条件が明示されている点で透明性が高いです。

    TACが他の通信講座と一線を画すのは、演習・答練・模試の絶対的な量の多さです。

    1次試験対策として「養成答練7回・完成答練14回・公開模試1回」が組み込まれており、計22回の演習が用意されています。

    2次試験対策についても演習が21回にのぼり、答案添削はプロ講師が対応します。

    問題を解いて添削を受けるサイクルを繰り返すことで、本試験レベルの実践力を段階的に高められる構造で、独学や薄い教材では得られない演習量が強みです。

    教材は独学者にも人気の「スピードテキスト」「スピード問題集」「スピード過去問題集」と同一シリーズを使用しており、TAC出版の市販書籍と連動した信頼性の高いテキスト体系になっています。

    さらに、基本テキスト全7冊・トレーニング全7冊・講義サポートレジュメ・過去問題集といった豊富な紙教材が標準付属します。

    デジタル面では「Webトレーニング」で問題演習がスマートフォンからいつでも行える環境も整備されています。

    通信受講者向けには「TAC WEB SCHOOL」という専用学習プラットフォームが用意されており、講義動画の視聴・教材のダウンロード・質問投稿・成績管理などをオンライン上で完結できます。

    通学と通信の差を縮めるWebフォロー制度も充実しており、通学講義を欠席した場合にWeb動画でカバーできるため、忙しい社会人が自分のペースで進めやすい仕組みになっています。

    教育訓練給付制度については、「1次2次ストレート本科生(教室講座・Web通信講座)」が対象コースに指定されており、受講費用の20%(最大10万円)がハローワークから支給されます。

    また、再受講割引・受験経験者割引・科目免除割引・本科生割引など複数の割引制度が設けられており、状況によって実質負担額を抑えることができます。

    注意点として、TACの受講料は他の通信特化型講座と比べると高い水準にあります。

    1次2次ストレート本科生のWeb通信講座は定価で30万円前後が目安となるため、費用を最優先に選ぶ受験生には向きません。

    コース名対象学習期間の目安
    1次2次ストレート本科生PLUS初学者(財務・会計の早期対策あり)約12〜14ヶ月
    1次2次ストレート本科生初学者(スタンダードコース)約12ヶ月
    1次2次速修本科生冬から始める短期集中型約8〜9ヶ月
    1次2次上級本科生受験経験者・1次2次同時対策約12ヶ月
    1次本科生1次試験専願約12ヶ月

    ※受講料は学習メディア(通学・通信・ビデオブース)やキャンペーン・割引制度の適用により変動する。

    最新の受講料は公式サイトまたはTAC各校窓口で確認を。

    項目内容
    運営会社TAC株式会社
    累計合格者数3,423名(公式公表)
    2025年度1次合格率55.8%(カリキュラム修了者)
    1次演習量養成答練7回+完成答練14回+公開模試1回 計22回
    2次演習量21回(プロ講師による添削指導あり)
    使用テキストスピードテキストと同シリーズ(TAC出版)
    通学校舎数全国19校
    教育訓練給付制度対象コースあり(受講費用の20%・最大10万円)
    無料体験体験Web受講あり
    公式サイトhttps://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/

    LEC

    4.4
    通信講座 中小企業診断士試験対策(大手予備校・通学乗入れ・講師フレックス)

    LEC 中小企業診断士講座

    利用料金
    1次2次プレミアム1年合格コース通信 264,000円
    独自制度
    通学乗入れ(通信受講者がZoomで通学講義にリアルタイム参加可能)
    講師フレックス制度
    4科目で2名の講師から選択可能(理解度に応じて視聴切替)
    学習ツール
    ぽち問(過去問演習・プレミアムコース無料)+ScoreOnline(答案・成績管理)
    教育訓練給付制度
    対応(受講費用の20%・最大10万円)
    割引制度
    再受講25%・他資格生20%・受験経験者20%等(原則併用不可)

    LECは司法試験・宅建・行政書士など、多くの難関資格で合格者を輩出してきた大手資格予備校です。

    中小企業診断士講座では、通信受講者でも通学講義にZoomでリアルタイム参加できる「通学乗入れ制度」を設けており、通信と通学の境界を実質的に取り除いた柔軟な受講スタイルが特徴です。

    LECのカリキュラム設計の核心は「3ステップ学習」にあります。

    1次試験対策をベーシック講座(基礎)→ステップアップ講座(応用)→アドバンス講座(時事・難問対策)と3段階に分けて段階的に積み上げる構造で、基礎から本試験レベルまでを体系的につないで学べる設計になっています。

    さらに早期の段階から1次と2次の融合学習を取り入れており、1次の知識を2次の答案作成力に直結させながら並行して対策を進める点が他の通信講座と異なります。

    LECが持つ独自の強みとして「講師フレックス制度」があります。

    通常の通信講座では1人の講師の講義しか視聴できないのに対し、LECでは「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」「経済学・経済政策」の4科目について2名の講師から選んで視聴できる仕組みになっています。

    自分の学習スタイルや理解度に合った講師を選べるだけでなく、一度聞いた講義の復習として別の講師の解説を視聴することもできるため、理解を深める手段として活用できます。

    2次試験対策では「ScoreOnline」という採点・成績管理システムを使い、答案提出後に採点済み答案・得点・平均点・順位などをオンラインで確認できる体制が整っています。

    成績の可視化によって自分の弱点を正確に把握しながら対策を進められる点は、独学や紙中心の添削対応では得にくい機能です。

    スキマ時間活用の面では、「ぽち問」というPC・スマートフォン対応の過去問演習ツールが提供されており、プレミアム1年合格コースの申込者は無料で利用できます。

    1次試験の過去問をスマートフォンからいつでも解ける環境があることで、移動中や隙間時間の活用がしやすくなっています。

    質問対応は「教えてチューター」という質問サービスを通じて行われます。

    疑問点をオンラインで質問できる仕組みで、答練・模試の添削済み答案の確認もScoreOnlineから行えます。

    割引制度は複数用意されており、再受講25%割引・他資格コース受講生20%割引・本試験受験者20%割引・転校20%割引・退職者・離職者応援割引20%割引・おためしWeb受講5,000円割引が設定されています。

    これらは原則として併用不可のため、自分に該当する割引を事前に確認した上で申し込むとよいでしょう。

    また、教育訓練給付制度にも対応しており、条件を満たした場合に受講費用の20%(最大10万円)がハローワークから支給されます。

    合格特典として、2026年の1次2次プレミアム合格コース申込者が最終合格した場合に、合格お祝い金3万円が進呈されます。

    申請には合格体験記の提出が必要な点に注意が必要です。

    コース名受講料(税込)対象
    1次2次プレミアム1年合格コース(通信)264,000円初学者・1次2次ストレート合格を目指す方
    1次2次プレミアム速修合格コース253,000円短期集中で合格を目指す方
    1次本科生(通信)209,000円1次試験に専念したい方
    2次上級合格ミドルコース115,500円受験経験者・2次対策強化の方

    ※2026年4月時点の公式サイト情報。

    割引制度の適用・キャンペーンにより変動する場合があります。

    項目内容
    運営会社株式会社東京リーガルマインド
    通学乗入れ通信受講者がZoomで通学講義にリアルタイム参加可能
    講師フレックス制度4科目で2名の講師から選択可能
    過去問演習ツールぽち問(PC・スマホ対応・プレミアムコース無料)
    答練・添削管理ScoreOnline(採点済み答案・成績・順位をオンライン確認)
    合格お祝い金最終合格者に3万円進呈
    教育訓練給付制度対応あり(受講費用の20%・最大10万円)
    割引制度再受講25%・他資格生20%・受験経験者20%など複数
    公式サイトhttps://www.lec-jp.com/shindanshi/

    資格の大原

    4.2
    通信講座 中小企業診断士試験対策(老舗予備校・パススル新形式)

    資格の大原 中小企業診断士講座

    利用料金
    パススル中小企業診断士(1次・2次) 74,800円(入学金6,000円別途・初申込時)
    講座ブランド
    パススル(2025年度試験対策から一本化・スマホ完結)
    講義動画
    1本約5分(Kamiポイント要約+○×問題で即時理解度確認)
    独自機能
    個人カルテ(問題実施状況・弱点管理・自動ピックアップ)+学習スケジュール自動設定
    2次対策
    全33事例の添削(1次2次コース)
    注意点
    合格実績非公表・教育訓練給付制度対象外

    資格の大原は公認会計士・税理士・社会保険労務士など、多くの難関資格で長年実績を積んできた老舗の総合予備校です。

    中小企業診断士講座は2025年度試験対策から「パススル」という新しいWeb通信講座に完全一本化されており、以前の通学・冊子テキスト中心の形式からスマートフォン完結型のスタイルへと刷新されました。

    パススルの設計コンセプトは「タイムパフォーマンス重視」です。

    講義動画は1本約5分に細分化されており、通勤・昼休み・移動中などの断片的な時間を使って学習を進めやすい設計になっています。

    この設計はスタディングの5〜10分動画と近い方向性ですが、大原の場合は各チャプターごとに「Kamiポイント」という重要論点の要約と「○×問題」が用意されており、視聴直後に理解度をすぐ確認できる仕組みが組み込まれている点が特徴です。

    デジタルテキスト・Web問題集に加えて、「個人カルテ」という学習管理機能が搭載されています。

    問題集の実施状況を記録し、間違えた問題・類似問題を自動でピックアップする機能で、弱点科目の特定と重点復習を効率化できます。

    学習スケジュールの自動設定機能もあり、自分の生活スタイルや試験日程を入力することで最適な学習計画が自動生成されます。

    これらの機能はLMSとして機能しており、独学では実現しにくい学習進捗の可視化が可能です。

    動画は事前ダウンロードにも対応しており、電波のない環境でも再生できます。

    通信費やデータ容量を消費せずに視聴できるため、地下鉄やトンネル内でも学習を中断せずに続けられます。

    この点は、ストリーミングのみに対応している講座との実用的な差になります。

    2次試験対策では「パススル中小企業診断士(1次・2次)」に全33事例の添削が含まれており、過去問題と模擬試験の両方を通じて記述力を養成する構造になっています。

    特に1次試験と2次試験の関連性が高い「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」の3科目は講義回数を充実させており、2次試験を見越した深掘り学習ができるよう設計されています。

    注意点として、資格の大原は2026年4月時点で合格率・合格者数を公表していません。

    競合のスタディング(2次試験合格者230名)やアガルート(2次合格率56.25%)が具体的な数値を公開しているのとは対照的です。

    また、教育訓練給付制度の対象外となっており、割引制度もキャンペーン型が中心で他社ほど体系的ではありません。

    さらに、パススルは2025年度試験対策からの新しいコースであるため、受講者の評判・実績の蓄積が他の老舗講座と比べると限られている点も把握しておくとよいでしょう。

    コース名受講料(税込)対象
    パススル中小企業診断士(1次・2次)74,800円 ※別途入学金6,000円初学者・ストレート合格を目指す方
    パススル中小企業診断士(1次)60,000円 ※別途入学金6,000円1次試験専願・初学者
    パススル中小企業診断士(1次科目別)18,000円〜 ※別途入学金6,000円科目合格狙い・弱点補強
    パススル中小企業診断士(2次)別途確認2次試験専願
    パススル中小企業診断士(1次・2次inアドバンス)107,800円 ※別途入学金6,000円2027年受験対策・早期2回転学習

    ※2026年4月時点の公式サイト情報。

    大原グループの講座に初めて申し込む場合は入学金6,000円が別途必要。

    項目内容
    運営会社学校法人大原学園
    講座ブランドパススル(2025年度試験対策から一本化)
    受講スタイルWeb完結(スマホ・タブレット・PC対応)
    講義動画の長さ1本約5分
    個人カルテ問題実施状況・弱点管理・自動ピックアップ
    学習スケジュール自動設定機能あり
    オフライン視聴対応(事前ダウンロード可)
    2次添削全33事例(1次2次コース)
    合格実績非公表
    教育訓練給付制度非対応
    公式サイトhttps://www.o-hara.jp/course/shindanshi

    ユーキャン

    4.1
    通信講座 中小企業診断士試験対策(早稲田出版テキスト・添削8回)

    ユーキャン 中小企業診断士講座

    利用料金
    一括73,000円(税込・送料込み)/分割4,900円×15回
    教材
    早稲田出版(TBC受験研究会)監修・速修テキスト全6冊+問題集+2次対策テキスト
    担当講師
    山口正浩(TBC受験研究会統括講師・中小企業診断士指導25年以上)
    添削指導
    計8回(1次6回・2次2回)
    質問サポート
    メール1日3問まで・回数無制限
    注意点
    合格実績非公表・教育訓練給付制度対象外

    ユーキャンは通信教育の老舗として広く知られており、中小企業診断士講座は「合格指導講座」という名称で提供されています。

    受講料は一括払い73,000円(税込・送料当社負担)で、分割払いにも対応しており、月々4,900円×15回での支払いも選べます。

    この価格帯は、スタディングや診断士ゼミナールなどの低価格帯講座と同水準に位置しており、1次・2次の両方をカバーする講座としてはコスト面で選びやすい設定です。

    ユーキャンが他の通信講座と大きく異なる点は、テキストに早稲田出版(TBC受験研究会)が監修・制作した市販書籍「TBC中小企業診断士試験シリーズ」を採用していることです。

    速修テキスト6冊・特訓問題集2冊・速修2次試験対策テキスト・速修1次過去問題集6冊・速修2次過去問題集というラインナップが教材として使われます。

    早稲田出版のテキストはYouTubeで無料公開されている解説動画と連動しており、テキストと動画の両方で理解を深めるハイブリッド学習が可能な点がユニークです。

    指導を担当する山口正浩先生はTBC受験研究会の統括講師を務めており、中小企業診断士の受験対策と法定研修の指導に25年以上携わってきた実績を持っています。

    サポート面では、1次6回・2次2回の計8回の添削指導が含まれており、1日3問までメールで質問できる体制が整っています。

    質問回数に制限はなく(1日3問まで)、受験対策のプロである講師陣が回答を担当します。

    添削と質問対応の両方が標準で含まれている点は、低価格帯の講座としては充実した内容といえます。

    デジタルサポートとして「ウェブテスト」と「過去問題集(6科目+2次、1〜2年分)」がオンラインで提供されており、スマートフォンやタブレットからもアクセスできます。

    標準学習期間は10ヶ月で、指導サポートの期限は受講開始時期によって異なります。

    1〜4月に申し込んだ場合は翌年10月末まで、5〜12月に申し込んだ場合は翌々年10月末まで指導が受けられるため、2回分の試験チャンスをカバーする形になっています。

    注意点として、ユーキャンは合格率・合格者数を公表していません。

    また、教育訓練給付制度の対象外となっており、キャンペーン割引などの制度も他の通信講座と比べて少ないです。

    さらに、デジタル専用ではなく紙の教材中心の学習スタイルのため、スマホだけで完結したい人よりも、紙テキストに書き込みながら学習したい人に向いている設計です。

    項目内容
    受講料(税込)73,000円(一括)/4,900円×15回(分割)
    送料当社負担
    テキスト早稲田出版(TBC受験研究会)監修・速修テキスト全6冊
    副教材問題集2冊・2次対策テキスト1冊・添削課題集
    デジタルサポートウェブテスト・過去問題集(6科目+2次・1〜2年分)
    添削計8回(1次6回・2次2回)
    質問メール・1日3問まで・回数無制限
    標準学習期間10ヶ月
    指導サポート期限2回の試験チャンスをカバー
    合格実績非公表
    教育訓練給付制度非対応
    公式サイトhttps://www.u-can.co.jp/

    ヒューマンアカデミー

    4
    通信講座 中小企業診断士試験対策(クレアール提携・eラーニング)

    ヒューマンアカデミー 中小企業診断士講座

    利用料金
    中小企業診断士(安心合格)講座 268,400円(入学金不要)
    提携先
    株式会社クレアール(業務提携・クレアールのカリキュラムベース)
    標準学習期間
    12ヶ月(コースは1種類のみ・1次2次対応)
    学習方式
    eラーニング(動画・テキスト・問題集・Webテスト)+講義資料・音声ダウンロード可
    質問サポート
    回数無制限(メール・郵送・FAX)
    教育訓練給付制度
    対応(受講費用の20%)+リソシア奨学金制度対象

    ヒューマンアカデミーは資格取得・就転職支援を専門とする総合スクールで、通信講座は旧「たのまな」から現在のヒューマンアカデミー通信講座に名称変更し、2024年4月より新体制で運営されています。

    中小企業診断士講座は「安心合格」というコース名で提供されており、株式会社クレアールと業務提携した通信講座です。

    クレアールの「非常識合格法」をベースとしたカリキュラム設計を採用しており、合格に必要な範囲に絞った論点だけを集中的に学ぶ学習スタイルが特徴です。

    ヒューマンアカデミーの公式サイト上では、受講料が268,400円(税込)と記載されています。

    コースは1種類のみの設定で、初学者から学習経験者まで同一コースを受講する形になっています。

    標準学習期間は12ヶ月で、入学金は不要です。

    分割払いにも対応しており、初回7,371円・2回目以降月々6,900円×23回という支払いプランが設定されています。

    カリキュラムの進め方は「映像講義視聴→テキスト学習→問題集演習→Webテスト」という段階で構成されており、動画で基礎を理解した後、確認テストと問題集で知識を定着させる流れになっています。

    講義資料と音声はダウンロードに対応しており、通信環境がない場所でもオフラインで学習を進められる仕組みになっています。

    マルチデバイスに対応しており、スマートフォン・タブレット・PCのいずれからでもeラーニングにアクセスできます。

    サポート体制で最も際立つのが、質問サポートの回数無制限です。

    メール・郵送・FAXの3つの方法で質問でき、各分野の専門家が回答を担当します。

    回数制限を設けている通信講座が多い中、疑問点が出るたびに気軽に質問できる環境は、初学者にとって特に安心感があります。

    また、ヒューマンアカデミーの独自学習管理システム「assist(マイページ)」から受講スケジュールの管理や進捗確認ができるため、学習の抜け漏れを防ぎやすい構造になっています。

    教育訓練給付制度の対象講座に指定されており、条件を満たした場合は厚生労働省のハローワークを通じて受講費用の20%が支給されます。

    また、割引対象講座にも指定されており、「NEWチャレンジウィーク」などのキャンペーン期間中は最大20%OFFで受講できる場合があります。

    リソシア奨学金制度の対象講座でもあり、こちらは分割払いを利用する際の金利負担を軽減できる制度です。

    注意点として、ヒューマンアカデミーはクレアールとの業務提携講座であるため、教材内容はクレアールのカリキュラムと実質的に同等の内容になっています。

    受講料268,400円はクレアールの同等コースと比較すると高い水準にあり、クレアールでは早期割引や各種割引制度を適用することで受講料をより抑えられる選択肢があります。

    費用対効果を重視するなら、クレアールを直接申し込む選択肢も検討する価値があります。

    また、コースが1種類のみのため、1次試験のみや特定科目のみを受講するといった科目別の選択はできません。

    項目内容
    運営会社ヒューマンアカデミー株式会社
    講座名中小企業診断士(安心合格)講座
    提携先株式会社クレアール(業務提携)
    受講料(税込)268,400円(入学金不要)
    分割払い初回7,371円・月々6,900円×23回
    標準学習期間12ヶ月
    コース数1コースのみ(1次2次対応)
    学習方式eラーニング(動画・テキスト・問題集・Webテスト)
    オフライン対応講義資料・音声ダウンロード可
    質問サポート回数無制限(メール・郵送・FAX)
    教育訓練給付制度対応あり(受講費用の20%)
    公式サイトhttps://haec.athuman.com/shop/default.aspx

    1次・2次・科目別で最適な講座の選び方が変わる理由

    中小企業診断士の通信講座を選ぶ際に多くの受験生が見落としているのが、「どの試験に向けた対策が必要か」によって選ぶべき講座が異なるという事実です。

    一般財団法人 日本中小企業診断士協会連合会が公表した令和8年度(2026年度)の試験制度では、2次試験の口述試験が廃止され、筆記試験の合格がそのまま最終合格を意味する制度に変わりました。

    試験構造の変化に加えて、受験者の状況(初学者か受験経験者か、残り受験回数が1年か複数年か、科目合格を活用するか)によって、最適な通信講座の組み合わせは大きく変わります。

    1次試験対策に強い講座と2次試験対策に強い講座は異なる

    1次試験(7科目・マークシート)と2次試験(4事例・筆記)は、求められる能力が根本的に異なります。

    1次試験は幅広い知識の暗記・理解が中心なのに対し、2次試験は与件文(問題文)を読み解きながら、根拠を明示した80〜100字程度の記述を繰り返す問題構成になっています。

    この違いが、通信講座の向き不向きに直結します。

    1次試験対策で評価が高いのは、スタディングと診断士ゼミナールです。

    スタディングは5〜10分の動画・AI学習プランで7科目を体系的にカバーしており、スキマ時間を活用して知識を積み上げやすい設計になっています。

    診断士ゼミナールは7年分の過去問題集を含む5段階の1次対策が低価格で揃っており、演習量を確保しやすいです。

    2次試験対策で特に評価が高いのは、アガルートとTACです。

    アガルートのフルコースには全32回の添削指導が含まれており、有資格者の講師が根拠の使い方や得点につながる解答の組み立て方を具体的にフィードバックする体制が整っています。

    TACは2次試験の添削付き演習が21回あり、プロ講師が直接採点する環境が充実しています。

    以下の表は、1次試験対策・2次試験対策それぞれの強みを各講座で整理したものです。

    講座名1次試験の強み2次試験の強み
    スタディングAI学習プラン・スキマ時間設計・低価格AI添削300回(パーフェクトコース)
    アガルート高合格率の1次対策教材全32回添削・バーチャル校舎
    クレアール非常識合格法で範囲を絞り効率化合格ゼミ・質問無制限
    診断士ゼミナール7年分過去問・最安値水準初回無料添削・33事例
    TAC22回の演習・答練21回の添削付き演習
    LEC3ステップ構造・講師フレックスScoreOnline成績管理
    資格の大原個人カルテ・スキマ時間設計33事例添削
    ユーキャン早稲田出版テキスト・添削6回添削2回・質問回数無制限
    ヒューマンアカデミー非常識合格法ベース・クレアール提携添削回数無制限

    科目合格狙いの社会人に適した受講スタイルの選び方

    一般財団法人 日本中小企業診断士協会連合会の制度によると、1次試験の科目合格は、合格した翌年度と翌々年度に当該科目が免除されます。

    つまり、最大3年間かけて7科目を順番にクリアする受験戦略が制度上認められています。

    この科目合格制度を活用する場合、重要なのは「科目別に単価での受講ができるか」という点です。

    科目別受講に対応しているのは、資格の大原とLECです。

    資格の大原のパススルは1次科目別コースを1科目18,000円(税込)から提供しており、すでに合格済みの科目を重複受講せずに必要な科目だけを効率よく学べます。

    LECも科目別の単科受講に対応したコースを設けており、1科目単位での購入が可能です。

    一方、スタディング・診断士ゼミナール・クレアール・アガルート・ユーキャンはコースとして1次7科目がセットになっており、科目別の個別受講には原則対応していません。

    すでに複数科目の合格を持つ受験経験者が科目別対策のみを求める場合には、資格の大原かLECを選ぶか、TAC・LECの上級コース(受験経験者向け)を選択することが現実的です。

    なお、財務・会計は得意不得意の差が最も大きく出る科目であり、2次試験の事例IVとも直結します。

    この科目の習得が不安な場合は、TAC・LECのように財務・会計を重点的に扱うカリキュラムを持つ講座が有効な補強手段になります。

    受験年数が1年・2年・3年以上で変わるおすすめ講座の選び方

    中小企業診断士は1年のストレート合格率が5%前後と低く、複数年かけて合格を目指す受験者が多いです。

    一般財団法人 日本中小企業診断士協会連合会の公表データによると、令和7年度(2025年度)の1次試験合格率は23.7%、2次試験合格率は約18%台で推移しており、1次と2次を同一年度で突破できる割合は受験者全体のごく一部にとどまります。

    受験計画の期間によって、選ぶべき講座は以下のように変わります。

    1年以内のストレート合格を目指す場合は、合格率の高さとコスト効率のバランスでアガルートが有力です。

    2024年度の2次試験合格率56.25%という実績があり、返金制度があることで費用リスクを抑えられます。

    スタディングも低コストで2次試験AI添削まで含まれるため、費用を抑えながら1年合格を狙う人に向いています。

    2年計画で進める場合は、クレアールのセーフティコースが最も制度面で優れています。

    2027年度試験まで追加費用なしで受講できる2年保証設計になっており、不合格時の費用リスクが最小化されます。

    診断士ゼミナールの3年間受講延長無料制度も、同様に複数年計画に対応しています。

    3年以上かけて科目合格を積み上げながら進める場合は、前述の科目別受講が可能な資格の大原かLECが選択肢になります。

    また、TAC・LECには受験経験者向けの上級コースが用意されており、1次合格済みで2次だけを集中的に強化したい受験生向けのカリキュラムも設定されています。

    受験計画おすすめ講座選ぶ理由
    1年ストレート合格アガルート・スタディング高合格率の実績・費用効率・返金制度
    2年計画クレアール・診断士ゼミナール2〜3年の受講保証・追加費用なし
    3年以上・科目合格活用資格の大原・LEC科目別単科受講が可能
    1次合格済みで2次専念TAC・LEC・アガルート2次特化コース・添削指導が充実

    中小企業診断士の通信講座を選ぶ前に知っておきたいこと

    中小企業診断士は経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、1次試験7科目(マークシート)と2次試験4事例(筆記)の両方に合格する必要があります。

    合格率は1次・2次を合わせたストレート合格で5%前後と、国家資格の中でも高難易度の部類に属します。

    通信講座を選ぶ前に試験の構造・独学との違い・費用の回収手段を理解しておくことが、後悔のない講座選びにつながります。

    合格に必要な勉強時間の目安と通信講座を使うメリット

    中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に1,000〜1,200時間が目安とされています。

    LEC・TAC・アガルートなど複数の大手資格スクールが公表している目安もおおむねこの水準で一致しており、1年以内のストレート合格を目指す場合は週20時間・1日3時間程度の学習が必要になる計算です。

    この勉強時間を効率的にこなすために通信講座が有効な理由は、主に3点あります。

    1つ目は「出題範囲の取捨選択」です。

    1次試験の7科目は経済学・財務会計・企業経営理論・運営管理・経営法務・経営情報システム・中小企業政策と多岐にわたり、テキストをすべて網羅しようとすると学習量が膨大になります。

    各通信講座はカリキュラム設計の中で合格に必要な論点に絞り込みを行っており、独学よりも効率的に学習を進めやすいです。

    2つ目は「2次試験の記述対策」です。

    2次試験は与件文から根拠を抽出して80〜100字の記述を繰り返す特殊な試験形式で、採点基準も公式には公開されていません。

    独学では自己採点の精度に限界があるため、通信講座の添削指導を活用することで、思考の癖や減点要因を外部からフィードバックしてもらう環境が重要になります。

    3つ目は「学習継続のサポート」です。

    1,000時間以上の学習を一人で継続するにはモチベーション管理が難しく、途中で学習が止まってしまうケースも少なくありません。

    通信講座は学習スケジュールの管理ツール・質問サポート・定期的なコンテンツ配信などで、継続を支える仕組みが整っています。

    項目通信講座独学
    費用5〜32万円程度市販テキスト代のみ(3〜5万円程度)
    出題範囲の整理カリキュラムで論点を厳選自分で出題傾向を分析する必要あり
    2次試験の添削コースに含まれる(講座による)自己採点のみ
    学習継続のサポート質問・スケジュール管理あり自己管理のみ
    合格率の目安講座によっては全国平均の2〜3倍全国平均以下になりやすい傾向

    通信講座と独学・通学それぞれの費用と合格率の違い

    2026年4月時点で確認できる主な選択肢の費用帯は、以下のとおりです。

    通信講座は、安いものでは診断士ゼミナール(54,780円〜)・スタディング(74,800円〜)から、TAC・LECのような大手予備校の通信コース(26〜32万円台)まで幅広いです。

    独学では、市販テキスト代として3〜5万円程度で収まるケースが多いです。

    通学の場合は、TAC・LECの教室講座が30〜35万円前後になります。

    合格率の比較では、独学の場合は全国平均合格率(1次約24%・2次約18%台)と同程度もしくはそれ以下になりやすい傾向があります。

    一方で、通信講座受講者はカリキュラムの質と添削指導の効果により、全国平均を上回るケースが多いです。

    アガルートの公表データでは2次試験合格率56.25%(2024年度)、TACは2025年度1次試験修了者の合格率55.8%と、平均の2〜3倍の水準を記録しています。

    スタディング・診断士ゼミナール・大原などは合格率を非公表にしており、独自の調査結果を出している場合は条件を確認することが重要です。

    教育訓練給付制度を使うと受講料が最大70%戻ってくる

    厚生労働省が運営する教育訓練給付制度を活用すると、通信講座の費用を大幅に抑えることができます。

    中小企業診断士の講座が該当するのは、主に「一般教育訓練給付制度」と「特定一般教育訓練給付制度」の2種類です。

    一般教育訓練給付制度は、受講費用の20%(上限10万円)がハローワークから支給される制度です。

    雇用保険の被保険者期間が3年以上(制度を初めて利用する場合は1年以上)の在職者・離職者が対象で、厚生労働大臣が指定した講座を修了することが条件になります。

    特定一般教育訓練給付制度は、一般教育訓練よりも給付率が高く、受講費用の40%(上限20万円)が支給されます。

    中小企業診断士は業務独占資格ではなく名称独占資格であるため、この制度の対象になる講座は限られます。

    ただし、一部の中小企業診断士対応講座がこの対象に含まれる場合があるため、受講前に厚生労働省のサイトや各講座の公式ページで対象指定の有無を確認することを推奨します。

    9社の中で教育訓練給付制度に対応している講座は、スタディング・アガルート・クレアール・TAC・LEC・資格の大原・ヒューマンアカデミーの7社です。

    ユーキャンと診断士ゼミナールは、2026年4月時点で非対応となっています。

    制度の種類給付率上限額主な条件
    一般教育訓練給付受講費用の20%10万円雇用保険加入3年以上(初回は1年以上)
    特定一般教育訓練給付受講費用の40%20万円上記と同じ・対象講座が限定される

    制度を利用するには、講座申込み前にハローワークで受給資格の確認が必要です。

    また、講座を途中で中断した場合は給付が受けられなくなる可能性があるため、受講開始前に手続きの流れを必ず確認しておくとよいでしょう。

    中小企業診断士の通信講座に関するよくある質問

    Q中小企業診断士の通信講座はどこがいちばんコスパがいい?
    A

    費用対効果が高い講座としては、スタディングとアガルートの2つが挙げられる。

    スタディングは74,800円(パーフェクトコース)という低価格で2024年度の2次試験合格者数230名を公式に公表しており、AI添削300回が含まれる点でコスパが高い。

    アガルートは107,800円(ライトコース)と中価格帯だが、2024年度の2次試験合格率56.25%という全国平均の約3倍の実績を公表しており、合格特典として1次2次合格時の受講料全額返金も設定されている。

    最安値では診断士ゼミナールの54,780円(キャンペーン価格)という選択肢もあり、3年間の受講延長無料制度と不合格者返金制度を備えている。

    合格率・費用・サポートのどれを優先するかで最適な選択肢は変わるため、自分の学習スタイルと照らし合わせて判断するとよいでしょう。

    Q働きながら1年で合格するにはどの通信講座がいい?
    A

    働きながら1年合格を目指すなら、スタディングかアガルートが有力だ。

    スタディングは1本5〜10分の動画設計とスマホ完結型の学習環境で、通勤・昼休みなどのスキマ時間を効率的に活用できる。

    2024年度2次試験合格者数230名という実績もあり、社会人の受講者が多い講座だ。

    アガルートは2次試験合格率56.25%(2024年度)という実績があり、フルコースにはホームルームと添削32回が含まれているため、孤独になりがちな通信学習のモチベーション維持がしやすい設計になっている。

    週に確保できる学習時間が15〜20時間以上あるなら1年合格も現実的だが、確保できる時間が少ない場合はクレアールや診断士ゼミナールのように2〜3年の受講保証がある講座を選ぶほうがリスクを抑えられる。

    Q初学者でも独学なしで通信講座だけで合格できる?
    A

    通信講座だけで合格することは十分に可能だ。

    スタディング・アガルート・クレアール・診断士ゼミナールなどは基礎から順を追って学べるカリキュラムを提供しており、前提知識がなくても学習を開始できる設計になっている。

    1次試験の財務・会計と2次試験の事例IVは計算中心の科目で、苦手意識を持ちやすい分野であるため、ここだけ補助的に市販の計算問題集を1冊プラスする受講生も多い。

    一般財団法人 日本中小企業診断士協会連合会が公表した令和7年度(2025年度)の1次合格率は23.7%、2次合格率は約18%台であることを踏まえると、通信講座を使っても1年で合格できる確率は決して高くないため、2年以上の学習計画を視野に入れて講座を選ぶことが現実的だ。

    Q中小企業診断士の通信講座の費用相場はどれくらい?
    A

    1次・2次対応の通信講座の費用は、大きく3つの価格帯に分かれる。

    5〜8万円の低価格帯(スタディング74,800円・診断士ゼミナール54,780円〜・ユーキャン73,000円・資格の大原74,800円)、10〜22万円の中価格帯(アガルート107,800円〜・クレアール173,600円〜・ヒューマンアカデミー268,400円)、26〜32万円以上の高価格帯(TAC315,000円・LEC264,000円)の3層構造だ。

    教育訓練給付制度(一般教育訓練)を利用すると受講費用の20%・最大10万円がハローワークから支給されるため、対象講座では実質費用を大幅に抑えることができる。

    費用の安さだけで選ぶと添削・サポートが不足するケースもあるため、価格とサポート内容のバランスで選ぶことが重要だ。

    Q合格率の高い通信講座を選べば受かりやすくなる?
    A

    合格率が高い講座を選ぶことは合格確率を高める要因になるが、注意点がある。

    各社が公表している合格率は集計対象・集計方法が異なるため、単純な数値比較は難しい。

    たとえば「1次2次の両方を受講した修了者だけを対象にした合格率」と「全申込者を分母にした合格率」では数値が大きく変わる。

    現時点で具体的な合格率を公表している主な講座はアガルート(2024年度2次56.25%)とTAC(2025年度1次修了者55.8%)・診断士ゼミナール(2025年度1次64.3%・2次41.7%、自社調査)だ。

    合格率の数値を参考にする場合は、各社の集計条件を確認した上で判断するとよいでしょう。

    最終的には、自分の学習スタイルや生活環境に合ったカリキュラムと継続できる環境かどうかが合否に最も直結する。