高卒認定の通信講座おすすめ3社を徹底比較【2026年最新】

高卒認定の通信講座を選ぶなら、まず確認すべきことがあります。
2026年度から「情報」が新必修科目に加わり、対応していない講座では合格できない科目が生じてしまいます。
費用は1科目から全科目セットまで幅広く、給付金制度を使えば実質負担をゼロに近づけることも可能です。
この記事では、2026年6月時点の公式情報をもとに、おすすめ3講座の比較・費用相場・科目別の難易度分析・独学との違いまでを一気に解説します。
- 2026年最新の高卒認定通信講座3社の特徴・料金・合格保証の違い
- 新必修科目「情報」への各講座の対応状況と独学との比較
- ひとり親・社会人が使える給付金制度と費用を抑えて受講する方法
- 独学・通信講座・ハイブリッド学習、目的別に最適な選択肢の見極め方
- 高卒認定試験の基本情報と2026年度からの試験科目変更の全体像
高卒認定の通信講座おすすめ3選【2026年最新比較】

高卒認定試験の通信講座を選ぶうえで、最初に押さえておきたい比較ポイントは「対応科目」「添削・質問サポートの充実度」「受講費用」の3点です。
2026年度からは新必修科目「情報」が加わり、合格に必要な科目数が9〜10科目に増えました(文部科学省、令和8年度告示)。
科目変更に対応しているかどうかが、講座選びの最初の判断基準になります。
以下では、2026年6月時点で公式サイトにサービス内容・料金を明示している3講座を、独自の視点で徹底的に比較・解説します。
ユーキャン 高卒認定試験合格指導講座
ユーキャン 高卒認定試験合格指導講座
- 受講料
- 全教科168,000円(税込・一括)/分割9,980円×17回・科目別29,000〜38,000円(科目による)
- 運営会社
- 株式会社ユーキャン(通信講座業界最大手)
- 合格実績
- 合格率・合格者数の公表なし(知名度・実績は業界トップクラス)
- 受講形式
- 通信(見開き2ページ1テーマ完結のテキスト中心+動画補助)
- 学習サポート
- 添削合計16回(全教科8科目)+講師への質問制度+標準8ヶ月(次の試験月までサポート継続)
- 対応科目
- 英語/数学/国語/情報/理科/歴史/地理/公共(2026年度必修「情報」早期対応)+1科目〜全教科の柔軟選択+合格保証なし
ユーキャンの高卒認定試験合格指導講座は、知名度・教材品質・費用のバランスが取れた講座として、勉強にブランクのある人や独学経験がゼロの人に特に向いています。
テキストは「見開き2ページで1テーマを完結」させる設計で、1日1〜2レッスンのペースで進めれば、全教科コースで標準8ヵ月の合格を目指せます(ユーキャン公式サイト)。
「読み込むことに疲れる前に完結する」構成は、勉強の習慣がない段階からのスタートに適しています。
ユーキャンが他講座と最も異なる点は、1科目から全教科まで自由にコースを組める柔軟性です。
すでに一部科目に合格済みの人や、特定の苦手科目だけを強化したい人は、必要な科目だけ選んで受講できます。
全教科コースでは難易度と学習効率を考慮して9科目がセット選抜されており、科目選択に迷う必要がありません。
2026年度から必修となった「情報」科目にも対応しており、公式サイトに対応教科として明記されています。
変更前から早期対応していた点は評価できます。
講師への質問制度と、全教科8科目・合計16回の添削課題が用意されています。
添削では講師から個別アドバイスが返ってくるため、独学では気づきにくい弱点の洗い出しに役立ちます。
サポート期間中は標準学習期間内に試験があっても、その次の試験月まですべてのサポートが継続されます。
気になる点を正直に伝えると、動画講義は補助的な位置づけであり、メインは紙のテキストです。
完全スマホ学習を希望する人や、動画授業を中心に学びたい人には向かない場合があります。
また、合格保証制度は設けられていないため、1回で全科目合格することにこだわりがある人は、後述するJ-WEBスクールの合格保証コースとも比較することをお勧めします。
- 初めて通信講座を使う、または勉強に長いブランクがある人
- 紙のテキストで着実にインプットしたい人
- 全科目コースと科目別コースを状況に合わせて選びたい人
- 分割払いで費用の負担を分散させたい人
- 「情報」を含む最新の科目構成で学びたい人
ユーキャン高卒認定試験合格指導講座 料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全教科コース(一括) | 168,000円(税込) |
| 全教科コース(分割) | 9,980円 × 17回払い |
| 科目別コース(1科目) | 29,000円〜38,000円前後(科目による) |
| 標準学習期間 | 全教科8ヵ月(科目別4ヵ月) |
| 添削回数 | 全教科8科目で合計16回 |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・情報・理科(科学と人間生活・生物基礎)・歴史・地理・公共 |
| 入学金 | なし |
ユーキャン 高卒認定試験合格指導講座 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ユーキャン |
| サービス形態 | 通信講座(テキスト中心・動画補助) |
| 質問サポート | あり(講師への質問制度) |
| 合格保証制度 | なし |
| 分割払い | 対応(クレジットカード分割) |
| 公式サイト | https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1354/ |
四谷学院 高認試験対策通信講座
四谷学院 高認試験対策通信講座
- 受講料
- 公式サイトに科目別料金を掲載(9科目割引・クレジット/Amazon Pay払いで適用)・入学金キャンペーン期間中免除
- 運営会社
- 株式会社四谷学院(高卒認定試験指導50年以上)
- 合格実績
- 合格率の公表なし(50年以上の指導実績は業界最長級)
- 受講形式
- 通信(テキスト+講義動画+演習トレーニングの3段階学習・演習はPC必須)
- 学習サポート
- 添削1科目8回(マークシート形式)+質問回数無制限(郵送/メール/FAX)+受講サポート12ヶ月+段位表/合格ナビで進捗可視化
- 対応科目
- 英語/数学/国語/情報/歴史総合/地理総合/公共/科学と人間生活/生物基礎/化学基礎/地学基礎(物理基礎は設置なし)+厚労省給付金対象+合格保証なし
四谷学院の高認試験対策通信講座は、50年以上にわたる高卒認定試験の指導実績をそのまま通信講座に凝縮した講座で、「1科目あたり添削8回」「質問回数無制限」「12ヵ月サポート」という3つの充実度が他講座と一線を画します。
四谷学院が高卒認定の通信講座で特に評価される理由は、教材の設計思想にあります。
テキスト・講義動画・演習トレーニングという3段階の学習ステップが1つのパッケージに統合されており、「読む→観る→解く」という流れで同じ内容を繰り返し定着させる仕組みになっています。
1日の目安は1科目あたり1〜2章で、標準学習期間は9科目で4.5ヵ月。
ペースが守れない場合でも、受講開始から最長12ヵ月まで添削・質問サポートが継続されます(四谷学院公式サイト)。
四谷学院の通信講座で他に類を見ない特徴が、「段位表」と「合格ナビ」というオリジナルツールです。
添削課題を提出するたびにシールやスタンプで進捗を可視化する仕組みで、独学では失いがちな達成感をつなぎとめる効果があります。
勉強が続かない理由の多くは「自分がどこまで進んでいるかわからない」という不安からくるため、この視覚的な設計はブランクのある受験者にとって実質的な離脱防止策として機能します。
また、添削課題はすべて本番試験と同じマークシート形式で実施されます。
1科目8回の添削を通じて「マークミス」や「記入漏れ」といった本番でのミスを事前に潰せる点は、記述問題のない高卒認定試験において特に重要な強みです。
添削答案の返却は提出後10日から2週間が目安とされています。
2026年度から必修となった「情報」科目への対応状況については、四谷学院公式サイト(yotsuyagakuin-tsushin.net)の受講料ページにて設置科目として情報が追加されていることを確認しています。
受講する科目数に応じて9科目割引が適用される仕組みもあり、必要科目を多く受講するほど1科目あたりの費用を抑えられます。
本講座は厚生労働省が実施する「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」の対象講座に指定されています(四谷学院公式サイト)。
この制度を活用すると、受講修了時と全科目合格時に受講費用の一部が給付されるため、実質的な自己負担を大きく下げることが可能です。
ひとり親家庭や経済的に余裕がない方にとっては、費用面でも選択肢に入る講座といえます。
気になる点を挙げると、演習トレーニングはパソコンを使うため、スマートフォンだけで完結したい人には向かない場合があります。
また、物理基礎は講座の設置がなく、理科の選択によっては受講できない科目がある点は事前に確認が必要です。
- 添削回数が多く、しっかりフィードバックをもらいながら学びたい人
- 質問を何度でもしながら苦手科目を克服したい人
- 達成感を積み重ねながらモチベーションを維持したい人
- 厚生労働省の給付金制度を活用してコストを抑えたい人
- 高卒認定合格後に四谷学院の通学コースへの進学を視野に入れている人
四谷学院 高認試験対策通信講座 料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料(1科目) | 公式サイトに科目別料金を掲載(要確認) |
| 9科目割引 | クレジットカード・Amazon Pay払いで適用 |
| 標準学習期間 | 4.5ヵ月(9科目) |
| 受講サポート期間 | 12ヵ月 |
| 添削回数 | 1科目につき全8回 |
| 質問 | 回数無制限(郵送・メール・FAX) |
| 入学金 | キャンペーン期間中は免除あり(公式サイト確認) |
| 給付金対象 | 厚生労働省「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」対象 |
※受講料の科目別詳細は四谷学院通信講座公式サイト(yotsuyagakuin-tsushin.net)にてご確認ください。
2026年6月時点の情報です。
四谷学院 高認試験対策通信講座 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営法人 | 四谷学院(株式会社四谷学院) |
| サービス形態 | 通信講座(テキスト・講義動画・演習トレーニング) |
| 質問サポート | 回数無制限(郵送・メール・FAX) |
| 合格保証制度 | なし |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・情報・歴史総合・地理総合・公共・科学と人間生活・生物基礎・化学基礎・地学基礎(物理基礎は設置なし) |
| 厚労省給付金 | 対象講座 |
| 公式サイト | https://yotsuyagakuin-tsushin.net/i/kounin |
J-WEBスクール 総合本科コース・完全合格コース
J-WEBスクール
- 受講料
- 総合本科フル48,000〜228,000円/シンプル26,000〜125,000円/完全合格147,200〜378,560円(税込・入学金不要)
- 運営会社
- 株式会社ジュテーム(2000年9月開校・国内初のインターネット高卒認定専用受験指導校)
- 合格実績
- 累計合格者8,000人以上+毎回合格率9割以上(公式)
- 受講形式
- 通信(動画講義+ワークブック+模擬試験)・全コース休学制度
- 学習サポート
- 電話/メール/郵送/FAX(シンプル除く)+合格保証(フル:80%受講+模試2回提出)+不合格科目半額1年継続
- 対応科目
- 「情報」科目対応(ワークブック+動画講義)+完全合格コースは年度内100%合格保証(科目履修で補完)+こども家庭庁給付金対象
J-WEBスクールは、2000年9月に国内で初めてインターネットを活用した高卒認定専用の受験指導校として開校したスクールです(J-WEBスクール公式サイト)。
2026年6月時点で累計8,000人以上の合格者を輩出し、毎回の合格率は9割を超えています。
四半世紀を超える専門実績を持つ点は、他の通信講座とは異なる大きな強みです。
J-WEBスクールが最も際立つのは、「コース設計の柔軟さ」と「合格保証制度の実効性」の2点です。
受験スタイルや合格への確信度に応じて、総合本科コースと完全合格コースという2つの根本的に異なる仕組みを用意しており、どちらを選ぶかで学び方の軸そのものが変わります。
総合本科コースの特徴と3つのサブコース
総合本科コースは、2回の高卒認定試験を通じて試験での合格を目指すコースです。
年間を通じて学力を着実に積み上げながら進めたい人に向いています。
総合本科コースはさらに3つのサポートレベルに分かれています。
「フルサポート」は担当サポーターによる個別指導・質問対応がフルで付くタイプ、「ライト」はその中間、「シンプル」は講義と教材を自分のペースで進めるセルフ主体のタイプです。
フルサポートにのみ合格保証制度が適用されます。
合格保証制度の適用条件は「講義の80%以上の受講」と「模擬試験2回の提出」です(J-WEBスクール公式サイト)。
成績基準ではなく「学習意欲があれば大丈夫」という設計で、この2条件を満たせば、2回の試験で合格できなかった科目を追加受講料なしで学習継続できます。
さらに、合格保証の適用条件を満たせなかった場合でも、不合格科目を半額で1年間継続受講できる「継続受講制度」があります。
受講費用の概算は、フルサポートコースが科目数に応じて48,000円〜228,000円、シンプルコースが26,000円〜125,000円程度です(J-WEBスクール公式サービス概要・2026年6月時点)。
入学金は不要で、受講料には教材費・送料がすべて含まれています。
完全合格コースの特徴
完全合格コースは、「1科目でも合格できれば、残りは提携通信制高校の科目履修で補完する」という仕組みで、年度内に高卒認定資格の取得を100%保証するコースです。
進学や就職の期日が決まっており、確実に今年度中に高卒認定を取りたい人にとって最適な選択です。
試験で苦手科目が残っても、科目履修によって不合格分をカバーできるため、スコアへの不安が合格の障害にならない仕組みになっています。
完全合格コースでの科目履修費用は、科目数にかかわらず追加費用が発生しない点が特徴です(J-WEBスクール公式サイト)。
受講費用の概算は科目数に応じて147,200円〜378,560円です(J-WEBスクール公式サービス概要・2026年6月時点)。
総合本科コースより費用は上がりますが、年内に確実に高卒認定資格を取得できる安心感を費用と天秤にかけて判断することになります。
2026年度の新科目「情報」への対応
2026年度から必修となった「情報」科目について、J-WEBスクールは「高卒認定ワークブック情報」と動画講義教材を準備しており、映像とテキストを組み合わせた学習が可能です(J-WEBスクール公式サイト)。
パソコンが苦手な人や社会人でも無理なく進められる設計を公式サイトで明示しています。
すべてのコースに設けられている休学制度も特徴のひとつです。
体調不良や生活環境の変化が生じた場合でも、サポートセンターへの連絡で学習継続の仕組みを維持できます。
仕事・育児・介護と学習を並行させる人にとって、「学習を一時停止して再開できる」という安全網は見逃せないポイントです。
また、ひとり親家庭の場合はこども家庭庁が実施する「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」の給付金対象となることがあります。
受講前に各都道府県の窓口で確認しておくことで、実質負担を大幅に下げられる可能性があります。
- 「今年度中に必ず高卒認定を取得しなければならない」期日のある人(完全合格コース)
- 2回の試験で確実に学力を積み上げ、追加費用なしで合格まで粘れる仕組みを求める人(総合本科フルサポート)
- 費用を抑えながら自己管理で進める自信がある人(総合本科シンプル)
- 2026年の新必修「情報」科目を含めてすべての科目を一貫して対策したい人
- 体調面や生活環境の変化が心配で、休学制度のある講座を選びたい人
J-WEBスクール コース別受講費用の概算
| コース | 受講費用の目安(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 総合本科フルサポートコース | 48,000円〜228,000円 | 担当サポーター付き・合格保証制度あり |
| 総合本科シンプルコース | 26,000円〜125,000円 | 自己ペース学習・質問サポートなし |
| 完全合格コース | 147,200円〜378,560円 | 年度内100%合格保証・科目履修費込み |
※費用は科目数により異なります。
J-WEBスクール公式サービス概要(2026年6月時点)をもとに作成。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
入学金は全コース不要。
J-WEBスクール 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営法人 | 株式会社ジュテーム |
| 開校 | 2000年9月 |
| 本部所在地 | 東京都文京区小石川2-3-4 |
| 合格率 | 毎回9割以上(J-WEBスクール公式サイト) |
| 累計合格者 | のべ8,000人以上(J-WEBスクール公式サイト) |
| 質問方法 | 電話・メール・郵送・FAX(シンプルコースは対象外) |
| 合格保証制度 | 総合本科フルサポートコースに適用(80%受講・模擬試験2回提出が条件) |
| 休学制度 | 全コース対応 |
| 入学金 | なし |
| 支払い方法 | 一括払い(銀行振込・郵便振替)・分割払い(学資ローン) |
| 公式サイト | https://www.j-webschool.net/ |
高卒認定の通信講座を選ぶ前に確認したい5つのポイント

高卒認定の通信講座を選ぶ際に最も多い失敗は、「知名度だけで選ぶ」か「料金だけで選ぶ」かのどちらかです。
自分の状況に合っていない講座を選ぶと、教材が途中で手が止まり、結果的に費用を無駄にしてしまいます。
講座を選ぶ前に確認すべきポイントは5つに絞られます。
以下の順番で照らし合わせることで、自分に合った講座を最短で絞り込めます。
ポイント1 2026年新必修「情報」科目への対応状況
2026年度から高卒認定試験に「情報」が必修科目として加わりました。
文部科学省の告示により、2026年度第1回試験(令和8年度)から適用されており、合格に必要な科目数は原則9〜10科目に変わっています。
講座を選ぶ際にまず確認すべきは、「情報」科目の講義・教材が用意されているかどうかです。
受講前に必ず公式サイトで設置科目の一覧を確認してください。
対応していない場合、情報科目は別途独学で補う必要があり、余計な負担が生じます。
また、2023年以前に一部科目の合格実績がある場合は、科目免除の扱いが変わっているケースがあります。
文部科学省の「高等学校卒業程度認定試験 試験科目の出題範囲」を事前に照合して、自分が受験すべき科目を確認しておくことが重要です。
ポイント2 質問・添削サポートの充実度
通信講座で挫折する最大の原因は、「わからないところで手が止まる」ことです。
質問できる環境があるかどうかで、学習の継続率に大きな差が出ます。
- 質問回数に制限があるか(無制限か回数制限つきか)
- 質問手段の選択肢(メール・FAX・郵送・電話など)
- 添削課題の回数と返却にかかる日数
勉強のブランクが長い人ほど、疑問が出やすく手が止まりやすいため、質問無制限の講座を選ぶことが合格への近道になります。
添削回数が多い講座は、本番試験と同じ形式で繰り返し解答練習ができるため、マークシートへの慣れという実戦的な効果もあります。
ポイント3 合格保証制度の有無と適用条件
合格保証制度とは、定められた条件を満たした受講生が試験で不合格だった場合に、追加費用なしで受講を継続できる制度です。
制度の有無と内容は講座によって大きく異なります。
制度を確認する際に注意すべきなのは、「適用条件」の厳しさです。
合格率の基準が設定されていたり、特定のコースのみが対象だったりする場合があります。
たとえばJ-WEBスクールの合格保証制度は「講義の80%以上を受講し、模擬試験を2回提出」することが条件で、成績の基準は設けていません(J-WEBスクール公式サイト)。
条件の内容を、事前に把握することが大切です。
期日が決まっている進学・就職に向けて今年中に確実に取得したい場合は、合格保証制度または完全合格コースのような「年度内100%取得の保証」がある講座を選ぶことをお勧めします。
ポイント4 受講費用と給付金・助成金の活用可否
高卒認定の通信講座費用は、受講する科目数やコースによって大きく異なります。
1科目のみ受講する場合は数万円台から始められますが、全科目受講では10万円台から30万円超のコースまで幅があります。
費用を検討する際は、給付金制度の活用も合わせて確認してください。
ひとり親家庭の親または25歳未満の子どもが対象の給付金として、こども家庭庁が実施する「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」があります。
通信制講座の場合、受講費用の最大4割(上限10万円)が受講開始時に給付され、修了時に追加給付、全科目合格時にさらに1割が支給されます。
合計で受講費用の最大15万円が給付対象となります(こども家庭庁公式サイト)。
制度が設けられていない自治体もあるため、居住地の都道府県または市区町村の担当窓口に事前に確認してください。
また、四谷学院通信講座のように厚生労働省の「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」の対象に指定されている講座もあります。
講座申込前に給付金対象かどうかを公式サイトで確認しておくことで、実質的な自己負担を大幅に下げられる可能性があります。
講座費用と給付制度の関係
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| ひとり親向け給付金(通信制) | 受講費用の最大4割(上限10万円)+修了時追加+合格時1割、合計最大15万円(こども家庭庁) |
| 厚労省支援事業対象講座 | 四谷学院通信講座など一部の講座が対象。受講修了時・合格時に費用の一部が支給 |
| 分割払い | ユーキャン・J-WEBスクール等で対応。月々の負担を分散できる |
ポイント5 学習スタイルと教材形式の相性

自分の生活環境や学習の癖と、教材の形式が合っていないと、途中で止まりやすくなります。
通信講座を選ぶ際は「どんな環境で、何を使って勉強するか」をイメージして教材形式を確認してください。
学習スタイル別の選び方の目安
| 学習スタイル | 向いている教材形式 | 確認すべき点 |
|---|---|---|
| 紙のテキストで書き込みながら学びたい | 冊子テキスト中心の講座 | テキストの厚さ・図解の豊富さ |
| 動画で授業を見ながら理解したい | 動画講義がメインの講座 | 動画の1本あたりの長さ・倍速対応 |
| スマホのスキマ時間に少しずつ進めたい | スマホ対応のオンライン演習 | スマホ専用アプリの有無・通信容量 |
| パソコンで問題演習を繰り返したい | オンライン演習システム付きの講座 | 演習問題数・マークシート形式対応 |
ユーキャンはテキスト中心で図解が豊富な設計、四谷学院はテキスト・動画・PC演習の3ステップ構成、J-WEBスクールは動画講義と実践演習を軸にした設計です。
体験授業や資料請求で教材サンプルを確認してから申込むと、ミスマッチを防げます。
料金で選ぶ高卒認定通信講座【費用相場と内訳を解説】
高卒認定の通信講座を選ぶ際に、「料金が高い=良い講座」という考え方は正確ではありません。
費用は受講科目数・サポート内容・コースの仕組みによって大きく変わるため、自分の状況に合った料金設計を見極めることが重要です。
費用の全体像を正しく把握するためには、受講料だけでなく「受験料」「教材費の含まれ方」「給付金の有無」も合わせて検討する必要があります。
通信講座の全科目セット受講費用の相場
2026年6月時点で高卒認定の通信講座費用を比較すると、全科目セット受講の場合は10万円台から30万円超まで幅があります。
一方、1科目のみ受講する場合は1万5,000円前後から3万円台と、選択の幅が広くなります。
各講座の公式サイトで確認できる費用の概算
| 講座名 | 全科目セット受講の目安 | 1科目受講の目安 | 入学金 |
|---|---|---|---|
| ユーキャン 高卒認定試験合格指導講座 | 168,000円(全教科コース・税込) | 29,000円〜38,000円前後 | なし |
| 四谷学院 高認試験対策通信講座 | 公式サイトに科目別料金を掲載(要確認) | 公式サイトに掲載 | キャンペーン時免除あり |
| J-WEBスクール 総合本科フルサポートコース | 48,000円〜228,000円 | 公式サイトに掲載 | なし |
| J-WEBスクール 完全合格コース | 147,200円〜378,560円 | 公式サイトに掲載 | なし |
受講料の金額だけを比べる際に注意したいのは、「教材費・送料が含まれているかどうか」です。
J-WEBスクールは受講料に教材費・国内送料が含まれる旨を公式サイトに明記しています。
ユーキャンも、教材費込みです。
四谷学院は消費税・教材費・添削料がすべて含まれています。
いずれも追加で教材費が発生しにくい設計になっていますが、受講前に確認しておくと安心です。
また、高卒認定試験本体の受験料も別途かかります。
受験科目数によって費用が変わり、1〜3科目で4,500円、4〜6科目で6,500円、7〜10科目で8,500円です(J-WEBスクール公式サイトより。文部科学省の実施要項に準拠)。
科目別受講で費用を抑える方法
すべての科目をセットで受講する必要はありません。
すでに一部の科目に合格済みの場合や、特定の苦手科目だけがネックになっている場合は、必要な科目のみ受講することで費用を大幅に抑えられます。
費用を抑える具体的な方法は、3つです。
科目免除の確認をする
高校に在籍していた経験がある人は、修得済みの単位によって試験科目が免除される場合があります。
在籍していた高校から「単位修得証明書」を取り寄せ、文部科学省の免除要件と照合することで、受験・受講が必要な科目数を絞り込めます。
高校1年修了相当の単位を持っている場合、受験科目数が大幅に減る可能性があります。
得意科目は独学、苦手科目のみ通信講座というハイブリッド学習
すべての科目を一律に通信講座で学ぶ必要はありません。
国語・社会系など得点しやすい科目は市販の参考書(高卒認定ワークブック等、1科目2,000円前後)で独学し、数学・英語など苦手な科目のみ通信講座を活用するという組み合わせが費用効率の面で有効です。
ユーキャンやJ-WEBスクールは1科目から受講できる科目別コースを設けており、苦手科目だけを通信講座でカバーする選択肢があります。
科目合格の積み重ね戦略を取る
高卒認定試験は、一度合格した科目が永久に有効です(文部科学省)。
1回の試験で全科目合格を目指す必要はなく、1回目の試験で得意科目を独学で片付け、2回目以降は苦手科目のみ通信講座に切り替えるという戦略も取れます。
このアプローチをとれば、通信講座の受講費用を最小限に抑えながら確実に合格科目を積み上げることが可能です。
ひとり親・低所得世帯が使える給付金制度
通信講座の費用を、給付金で補えるケースがあります。
対象者であれば申請することで実質的な自己負担を大きく下げることができるため、受講前に必ず確認してください。
こども家庭庁「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」
ひとり親家庭の親、または25歳未満の子どもが対象の給付金制度です。
通信制講座を利用する場合の給付内容
| 給付タイミング | 給付額の上限 |
|---|---|
| 受講開始時 | 受講費用の最大4割(上限10万円) |
| 受講修了時 | 受講費用の最大5割(受講開始時と合わせて上限12万5千円) |
| 全科目合格時 | 受講費用の1割(上記と合わせて上限15万円) |
制度を設けていない自治体もあるため、居住地の都道府県または市区町村の担当窓口(母子・父子自立支援員等)に事前に問い合わせることが必要です。
四谷学院通信講座 給付金対象
四谷学院の高認試験対策通信講座は、厚生労働省が実施する「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」の対象講座として指定されています(四谷学院公式サイト)。
受講修了時と全科目合格時に受講費用の一部が支給されるため、費用負担を抑えて受講できる可能性があります。
なお、ひとり親向けの給付金は受講開始前に申請手続きが必要です。
受講を始めてから申請しても給付を受けられない場合があるため、講座を申し込む前に必ず自治体窓口に確認することをお勧めします。
独学と通信講座はどちらが合格に近い道か

独学と通信講座のどちらが合格に近いかは、「自分の学習ブランク」「苦手科目の数」「生活スタイルにどれだけ自由時間があるか」の3点によって異なります。
どちらが優れているかではなく、自分の状況にどちらが合うかを判断することが重要です。
高卒認定試験の全科目合格率は、令和7年度で約47.2%でした(文部科学省、令和7年度実施結果)。
一方で1科目以上合格している受験者は89.4%にのぼります。
この数字が示すのは、「1科目の難易度はそれほど高くないが、9〜10科目すべてを揃えることの難しさがある」という試験の特徴です。
独学が向いている人の条件と注意点
独学は、費用を最大限に抑えられる学習方法です。
市販の専門参考書(高卒認定ワークブックなど)と文部科学省が公開している過去問を活用すれば、教材費だけで対策が可能です。
- 中学・高校の学習内容に一定の自信があり、基礎学力が身についている
- 学習スケジュールを自分で立て、継続できる自己管理能力がある
- 得意科目が多く、苦手科目が1〜2科目程度に限られている
- 高校在籍中に一部単位を修得しており、受験科目数が少ない
独学の最大のリスクは、「わからない箇所で詰まったときに先に進めなくなる」点です。
高校中退や長期ブランクがある人の場合、中学レベルから学び直す必要が出てくることがあり、参考書だけでは対応しにくいケースが増えます。
特に数学・英語は基礎の抜けが大きいほどつまずきやすく、独学での回復は時間がかかります。
また、「計画を立てても続かない」という学習習慣の問題も独学の挫折要因になります。
外部から添削や締め切りといった仕組みがない独学では、モチベーション管理がすべて自己責任になります。
通信講座が向いている人の条件
通信講座は、独学の「詰まったら止まる」「モチベーション管理が難しい」という弱点を補完する仕組みが備わっています。
- 勉強のブランクが1年以上あり、基礎から学び直す必要がある
- 数学や英語など、苦手科目が3科目以上ある
- 過去に独学を試みたが途中で止まった経験がある
- 質問できる環境がないと不安になる
- 仕事・育児・介護など、時間的な制約がある中で学びたい
通信講座は出題傾向に絞り込まれた教材設計のため、「何を勉強すればいいかわからない」という状態を防げます。
添削課題の締め切りが定期的に設定される講座では、外部からのペースメーカーが機能するため、独学より継続しやすい環境が整います。
費用対効果の観点でも、合格できずに試験を繰り返す場合、受験料・参考書の買い替え費用が積み上がっていきます。
通信講座の受講費用を初回で合格するための投資と捉えれば、総コストが独学より低くなるケースも少なくありません。
ハイブリッド学習という選択肢
独学と通信講座を二択で考える必要はありません。
自分の状況に合わせて組み合わせる「ハイブリッド学習」が費用と合格率のバランスをとる現実的な選択肢です。
たとえば、国語・社会系の得意科目は独学(高卒認定ワークブックや過去問)で対策し、数学・英語など苦手な科目のみ通信講座を活用するという組み合わせが有効です。
ユーキャンやJ-WEBスクールのように1科目から受講できる講座を選べば、必要な科目だけに絞って費用を抑えながら専門サポートを受けられます。
以下の表で、3つの学習スタイルを比較します。
| 項目 | 独学 | 通信講座(全科目) | ハイブリッド学習 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 最も安い(3〜4万円前後) | 10万円台〜30万円超 | 中程度(状況による) |
| 質問サポート | なし | あり(講座による) | 一部あり |
| モチベーション維持 | 自己管理のみ | 添削・締め切りで補助 | 部分的に補助 |
| 向いている人 | 基礎学力あり・自己管理得意 | ブランクあり・苦手多い | 得意不得意が混在している |
| 合格への時間 | 自己管理次第 | カリキュラムに沿う | 苦手科目の速度に依存 |
どの方法を選ぶ場合でも、高卒認定試験は「1科目ずつ合格を積み上げる」仕組みがある点が重要です。
一度合格した科目は永久に有効のため(文部科学省)、1回の試験で全科目合格を目指す必要はありません。
得意科目から先に合格し、苦手科目は時間をかけて対策するという計画的なアプローチが、最終的な合格への近道になります。
高卒認定試験の基本情報と2026年度の変更点
高卒認定試験とは、正式名称を「高等学校卒業程度認定試験」といい、文部科学省が実施する国家試験です。
様々な理由で高等学校を卒業できなかった人の学習成果を評価し、高校卒業者と同等以上の学力があることを認定する試験です。
合格することで大学・短大・専門学校の受験資格が得られ、高卒を条件とする国家資格や採用試験の受験も可能になります(文部科学省)。
2026年度からは、試験科目が大きく変わっています。
通信講座を選ぶ前に、現在の試験の基本情報と変更点を正確に把握しておくことが重要です。
高卒認定試験とは何か・高卒資格との違い
高卒認定試験と高卒資格は、混同されやすいですが異なります。
高卒認定試験に合格しただけでは、最終学歴は「中学卒業」のままです。
合格後に大学を卒業して初めて、「大学卒業」が最終学歴になります。
一方、高卒資格は高等学校を3年以上在籍して卒業することで得られ、最終学歴が「高校卒業」になります。
どちらを選ぶかは目的によって異なります。
できるだけ短期間で大学・専門学校への進学資格を得たい場合は高卒認定試験、高校卒業という最終学歴を最終的なゴールに置く場合は通信制高校などの在籍が必要です。
高卒認定試験の受験資格は、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人であれば誰でも持てます。
全日制・定時制・通信制の高校在学中でも受験が可能です(文部科学省)。
試験の合格形式はマークシート方式のみで、記述式の問題はありません。
試験時間は、すべての科目で1科目50分です。
合格した科目は科目合格として以降の試験で免除され、科目合格に有効期限はありません(文部科学省)。
合格に必要な科目数と合格率の目安

2026年度第1回試験から、高卒認定試験の合格に必要な科目数が変わりました。
新しい科目構成と合格要件
| 教科 | 科目 | 区分 |
|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 必修 |
| 地理歴史 | 地理総合、歴史総合 | 必修(各1科目) |
| 公民 | 公共 | 必修 |
| 数学 | 数学 | 必修 |
| 英語 | 英語 | 必修 |
| 情報 | 情報 | 必修(2026年度より新設) |
| 理科 | 科学と人間生活+基礎科目1科目、または基礎科目3科目 | 選択必修 |
理科の選択方法によって、受験科目の合計は9科目または10科目になります。
一般的には「科学と人間生活+理科基礎科目1科目」の計2科目が選ばれやすく、合計9科目での合格が最短ルートになります。
全科目合格率について、令和7年度は受験者16,820人のうち全科目合格者が7,937人で、合格率は約47.2%でした(文部科学省、令和7年度実施結果)。
一方で1科目以上合格した受験者は89.4%にのぼります。
1科目単位では難易度は高くなく、各科目の合格ラインは100点満点中40点前後が目安とされています(大手予備校等の分析)。
2026年度から必修になった「情報」科目の概要と対策

2026年度第1回試験(令和8年度第1回)から、「情報」が新たな必修科目として加わりました(文部科学省告示)。
高校の「情報Ⅰ」の内容に準拠した出題範囲です。
大学入学共通テストにも2025年1月から「情報」が導入されており、高卒認定試験でも同じ流れで必修化されました。
文部科学省が2025年7月4日に公表したサンプル問題によると、大問は全5問・計21問で構成されており、すべて4択のマークシート形式です。
出題内容は、以下の5つの領域にわたります。
- 大問1(5問):インターネットや情報モラルに関する基礎知識
- 大問2(4問):著作権・肖像権などを扱う会話文問題
- 大問3(4問):WebページやHTMLに関する基礎知識
- 大問4(4問):プログラミングの基本
- 大問5(4問):グラフや統計データの読み取りと分析
サンプル問題の配点は、大問1が各4点、それ以外は各5点です。
重要なのは、この「情報」科目の難易度は大学入学共通テストより易しく、高校の定期試験レベルを目安として設計されている点です(文部科学省公表資料)。
スマートフォンやパソコンを日常的に使っている人であれば、特に難解な内容ではありません。
過去に高卒認定試験を受験していた人が2023年以前に一部科目を合格し残りを持ち越している場合、2026年度以降の試験では「情報」の受験が必要になるため注意が必要です。
なお、2026年度からの試験では科目免除の扱いも変わっています。
2023年以前に合格した社会科目の内容によって、2024年以降の受験で新たに「地理総合」の受験が必要になるケースがあります。
自分に適用される科目免除の条件は、文部科学省の告示と受験案内で事前に確認することが必要です。
目的別でわかる通信講座の選び方
高卒認定の通信講座を選ぶ際、受験する目的が違えば最適な講座も変わります。
「とにかく費用を抑えたい」「進学の期日が決まっている」「仕事のスキマ時間しか使えない」など、置かれた状況によって求める条件は異なります。
以下では、受験者の目的と状況ごとに、どの講座がどのような理由で向いているかを整理します。
大学・専門学校進学を目指す人に向いている講座
高卒認定試験を取得してそのまま大学・専門学校進学を目指す人は、2つの点を重視して講座を選ぶ必要があります。
1つ目は「今年度中に確実に合格できるかどうか」、2つ目は「合格後に大学受験対策へ移行できる環境があるかどうか」です。
進学目的の人に特に注意が必要なのは、高卒認定合格だけでは大学に入れない点です。
合格後さらに大学入試の準備が必要なため、高卒認定の勉強に時間をかけすぎると受験スケジュールが圧迫されます。
最短で高卒認定を取得し、大学受験対策へ切り替えるスピードが求められます。
そのため、進学を目指す人には「年度内に100%合格できる仕組みがあるか」を最優先に確認することをお勧めします。
J-WEBスクールの完全合格コースは、試験で1科目以上合格すれば残りの科目は科目履修で補填する仕組みを持っており、年度内の高卒認定取得を保証しています(J-WEBスクール公式サイト)。
一方、四谷学院は高卒認定対策から大学受験対策へ連続して取り組める「高認からの大学受験コース」を通学で設けており、大学進学を最終目標とする人向けの一貫したサポートが特徴です(四谷学院公式サイト)。
通信講座から通学コースへの移行も可能なため、合格後の進路をセットで検討できます。
- 年度内に合格保証または完全合格の仕組みがあるか
- 合格後に大学受験コースへの移行が可能か
- 出願に必要な合格見込証明書の発行に対応しているか
就職・転職のために高卒認定を取りたい社会人

すでに仕事をしながら高卒認定取得を目指す社会人にとって、最大の課題は「まとまった学習時間が取れない」という点です。
通勤時間・昼休み・夜間の短い時間を積み重ねるしかない環境では、スマートフォンや動画での学習効率が大きく差を生みます。
就職・転職目的の社会人が選ぶ際のポイントは、3つです。
1つ目はスキマ時間に対応した教材形式かどうか、2つ目は学習ペースに合わせた柔軟なサポート期間があるかどうか、3つ目は職場や家庭の都合に合わせて一時中断できる休学制度があるかどうかです。
J-WEBスクールは1日1時間の学習で1科目を1ヶ月でカバーできるカリキュラムを採用しており、仕事との両立を前提として設計されています(J-WEBスクール公式サイト)。
すべてのコースに休学制度を設けており、業務繁忙期や家庭の事情で一時的に学習が止まっても、サポートを継続して受けられます。
ユーキャンは「見開き2ページで1テーマ完結」のテキスト構成で、短時間の学習でも進捗が実感しやすい設計です。
スマートフォンでのWebテストも用意されており、移動中や休憩時間に利用できます(ユーキャン公式サイト)。
また、社会人は受講開始前に給付金制度を確認する価値があります。
雇用保険の被保険者期間などの要件を満たす場合、厚生労働省の教育訓練給付制度により受講料の一部が支給されることがあります。
四谷学院通信講座は厚生労働省の高等学校卒業程度認定試験合格支援事業の対象講座として指定されています(四谷学院公式サイト)。
勉強に長いブランクがある人・不登校経験がある人
中学時代から不登校だった人や、高校中退後に数年から数十年のブランクがある人にとって、最も不安なのは「中学レベルの内容を忘れていて、参考書を開いても意味がわからない」という状態です。
この層に最も向いているのは、中学レベルの基礎からさかのぼって指導できる講座です。
四谷学院の通信講座は、中学レベルからさかのぼって学習できるカリキュラムを採用しており、勉強に自信がない人向けに設計されています(四谷学院公式サイト)。
テキスト・動画・PC演習という3段階の学習ステップで同じ内容を繰り返し定着させる設計は、記憶の定着が必要なブランク層に有効です。
また、担任スタッフが個別に対応する仕組みがあり、学習だけでなく生活面の相談も受けられます。
J-WEBスクールも「中学からの学び直しからスタートできる段階別学習」を採用しています(J-WEBスクール公式サイト)。
高認試験を専門とするスクールとして2000年から運営しており、不登校経験者や高校中退者の指導実績が豊富です。
不登校経験がある人が通信講座を選ぶ際に重要なのは、「対面が不要で、自分のペースで進められるか」という点です。
外出が難しい、人と関わることに負担がある場合でも、通信講座ならすべての学習と質問を自宅から完結できます。
働きながらスマホだけで学びたい人
スマートフォン1台で高卒認定対策を完結させたい人は、「スマホ最適化された教材設計かどうか」を最初に確認する必要があります。
通信講座の多くはPCでの演習を前提としているため、完全スマホ対応かどうかは講座によって差があります。
ユーキャンはスマートフォンでのWebテストを補助教材として提供しており、テキストの電子閲覧も対応しています(ユーキャン公式サイト)。
ただしメインの学習教材は紙のテキストであるため、「完全スマホ」ではなく「紙テキスト+スマホ補助」のハイブリッドスタイルになります。
J-WEBスクールはインターネットを活用した動画講義を学習の軸にしており、スマートフォンからの視聴と学習が可能です(J-WEBスクール公式サイト)。
国内で初めてインターネットを活用した高卒認定専用スクールとして2000年に開校しており、オンライン学習環境の整備に長い歴史があります。
スマホ学習を選ぶ際の注意点は、データ通信量です。
動画講義の視聴は通信容量を消費するため、無制限プランか、Wi-Fi環境での利用を前提として検討することをお勧めします。
| 目的 | 最優先で確認するポイント | 向いている講座の傾向 |
|---|---|---|
| 大学・専門学校進学 | 年度内合格保証・合格後の進学サポート | 完全合格コース・通学移行の選択肢あり |
| 就職・転職(社会人) | スキマ時間対応・休学制度・給付金対象 | 動画講義型・サポート期間が長い |
| 長期ブランク・不登校経験 | 中学レベルからの学び直し・個別サポート | 担任制・段階別学習採用 |
| スマホのみで学びたい | 動画講義型・スマホ対応の演習システム | オンライン学習に特化した講座 |
科目別の難易度と通信講座の相性を徹底分析
高卒認定試験は全9〜10科目を合格する必要がありますが、科目によって難易度と学習量の差は大きく異なります。
「どの科目を独学で乗り越え、どの科目に通信講座のサポートを充てるか」という判断が、合格までの時間と費用を大きく左右します。
河合塾COSMOの科目別分析によると、数学と英語は高卒認定試験の中でも平均点が低く合格率が低い科目として挙げられています。
一方、国語・歴史・地理・公共・科学と人間生活は出題がパターン化されており、取り組みやすい科目として位置づけられています。
数学・英語は通信講座サポートの差が合格率に直結する理由

数学と英語は、高卒認定試験全科目の中で独学の失敗率が最も高い科目群です。
この2科目は「積み上げ型」の学習を必要とし、中学レベルの基礎が抜けていると、どれだけ参考書を読んでも理解が進みません。
数学の出題範囲は「数学I」の内容に限定されており、「数と式」「二次関数」「三角比」「データの分析」「集合と論証」の5つの分野から出題されます(河合塾COSMO分析)。
合格ラインは40点前後で、すべての範囲を完璧にする必要はありません。
この穴をふさぐには、講師に直接質問できる環境が不可欠です。
英語の出題範囲は「英語コミュニケーションI」の内容で、文章読解・会話文・発音・語彙の問題で構成されています。
J-WEBスクールの過去問分析によると、単なる文法の暗記では通用せず、文章の意味を読み取る力が問われます。
英語は短期間での習得が難しい科目であるため、4〜8ヶ月の計画的な学習期間が必要です。
この2科目について、通信講座を利用した場合と独学の場合で合格までの時間差が最も大きく出る理由は、「わからないところで詰まったとき、次に進めるかどうか」という点にあります。
独学では質問相手がいないため、1つの疑問で学習が何日も止まることがあります。
通信講座の質問制度は、この詰まりを即座に解消するための仕組みです。
四谷学院の通信講座では数学・英語ともに1科目8回の添削課題が設定されており、弱点の発見と補強が繰り返しできます(四谷学院公式サイト)。
J-WEBスクールでは動画講義で講師の解き方を視覚的に確認できるため、「解き方のプロセス」が見えやすい設計です。
理科選択科目ごとの難易度差と講座ごとの対応状況
理科は2026年度から選択方式が変わらず、「科学と人間生活+理科基礎科目1科目」または「理科基礎科目3科目」のどちらかを選択します。
科目選択の違いが受験科目数と学習量に直結するため、選択の判断は重要です。
9科目での合格を目指す多くの受験者が選ぶのは「科学と人間生活+生物基礎」の組み合わせです。
この選択が広まっている理由は、科学と人間生活が「光や熱の科学」「物質の科学」「生命の科学」「宇宙や地球の科学」という生活に身近な4分野を扱い、複雑な計算がほとんど必要ないためです。
各大問で4分野のうち2問を選んで解答する形式のため、得意な分野に集中できます。
理科基礎科目4科目の難易度比較では、計算が必要な物理基礎が最も苦手にされやすく、暗記中心の生物基礎・地学基礎が取り組みやすいとされています。
化学基礎は計算と暗記が混在するため、中間的な難易度です。
通信講座の対応状況について確認すると、ユーキャンは理科として「科学と人間生活・生物基礎」に対応しています(ユーキャン公式サイト)。
四谷学院は「科学と人間生活+化学基礎・生物基礎・地学基礎のいずれか1科目」での受験を推奨しており、受講科目選択の相談にも対応しています(四谷学院公式サイト)。
物理基礎は四谷学院の通信講座に設置がないため、物理基礎での受験を考えている人は事前に確認が必要です。
新必修「情報」は独学か通信講座か
2026年度から新しく必修となった「情報」科目は、受験者全員が初めて受験する科目です。
過去問の蓄積がなく、どの程度の難易度になるかは2026年8月の第1回試験が初の本番となります。
文部科学省が2025年7月に公開したサンプル問題によると、21問すべてが4択マークシート形式で、インターネット・著作権・HTML・プログラミングの基本・データ分析という5つの領域から出題されます。
「考え方を問う問題」が中心で、プログラムをゼロから書く設問はありません。
この科目の特性を踏まえると、以下の判断基準が考えられます。
日頃からスマートフォンやパソコンを仕事や生活で使っている人は、インターネットの仕組みや著作権の基礎知識がすでに身についている可能性が高く、独学でも取り組みやすい科目です。
サンプル問題を確認してみて、大問1・2・5の内容が概ね理解できる場合は、市販の参考書か過去問だけで対応できる見込みがあります。
一方、ITや情報系に日常的なじみがなく、HTMLやプログラミングという言葉に不安を感じる人には、通信講座で基礎から体系的に学ぶことをお勧めします。
J-WEBスクールは「高卒認定ワークブック情報」と動画講義を用意しており、情報科目を初めて学ぶ人でも基礎から対応できる設計を公式サイトで示しています。
ユーキャンも2026年度の全教科コースに「情報」を含む対応を完了しています(ユーキャン公式サイト)。
全科目の難易度と通信講座との相性
| 科目 | 難易度の目安 | 独学での対応 | 通信講座が効果的な場面 |
|---|---|---|---|
| 数学 | 高め | 基礎学力がある場合のみ | 中学数学から抜けがある場合 |
| 英語 | 高め | 長期計画が立てられる場合 | 読解力に不安がある場合 |
| 国語 | 中程度 | 読書習慣がある人は独学でも可 | 古文・漢文に苦手意識がある場合 |
| 歴史総合 | 中程度 | 暗記が得意な人は独学でも可 | 出題範囲の整理が必要な場合 |
| 地理総合 | 低〜中程度 | 独学でも対応しやすい | 記述が多い参考書では非効率なため |
| 公共 | 低〜中程度 | 独学でも対応しやすい | 時事的内容に不安がある場合 |
| 科学と人間生活 | 低め | 独学でも対応しやすい | 計算分野で詰まった場合 |
| 生物基礎 | 低〜中程度 | 独学でも対応しやすい | 用語の整理を効率化したい場合 |
| 情報 | 不明(初回2026年8月) | ITに慣れている人は可 | 初めてHTMLやプログラミングを学ぶ場合 |
高卒認定通信講座に関するよくある質問
- Q高卒認定の通信講座は何ヶ月で合格できる?
- A
全科目を通信講座で受講した場合、標準的な合格期間は4.5〜8ヶ月が目安です。
ユーキャンの全教科コースは標準学習期間8ヶ月、四谷学院通信講座は9科目で4.5ヶ月を標準期間として設定しています(各講座公式サイト)。
ただしこれはあくまでも「1日1〜2時間程度を毎日継続した場合」の目安です。
実際には、受験者の学力水準・科目免除の有無・週に確保できる学習時間によって大きく変わります。
高校在籍中に一定の単位を修得していて免除科目が多い場合は、2〜3科目だけの受験で済み、1〜2ヶ月で合格を狙える人もいます。
一方で中学レベルから復習が必要な人は、1年以上かかるケースもあります。
高卒認定試験は年2回(8月・11月)実施されるため、1回目の試験で得意科目を合格し、2回目の試験で残りを合格するという2回受験プランを組む人も多くいます。
この場合、2回の試験をカバーするサポート期間がある通信講座を選ぶと、余裕を持って対策できます。
- Q社会人や30代・40代でも通信講座で合格できる?
- A
社会人・30代・40代での合格は十分に可能です。
文部科学省の実施結果データによると、高卒認定試験の受験者には20代以上が多く含まれており、合格者の平均年齢は毎年20歳を超えています。
令和3年度第2回試験では合格者の最高年齢が74歳でした。
社会人受験者にとって最大の課題は「学習時間の確保」であり、試験の難易度そのものではありません。
高卒認定試験の出題範囲は中学から高校1年生レベルが中心で、合格ラインは100点中40点前後と設定されています(大手予備校の分析)。
試験そのものは社会経験のある大人が取り組めば、むしろ理解しやすい内容も多くあります。
通信講座を活用する社会人には、以下の点を重視して選ぶことをお勧めします。
1日1時間以下のスキマ時間でも進められるカリキュラム設計、業務繁忙期に対応できる休学制度、受講サポート期間が12ヶ月以上あること、の3点です。
- Q通信講座と予備校通学はどちらが高い?
- A
費用だけを比較すると、通信講座のほうが予備校通学より大幅に安くなります。
通信講座の全科目受講では10万円台から30万円超まで幅がありますが、予備校通学では入学金・授業料・諸経費をすべて合算すると65〜80万円程度が相場とされています(四谷学院公式ブログ)。
通学の中で最も費用が高い河合塾COSMOは、入学金と授業料の合計が60万円超になります。
費用の差が大きい主な理由は、通信講座に教室・設備コストが不要であることです。
受講生の人数制限がないため、一人あたりの固定費用を下げることができます。
ただし費用だけで選ぶべきではありません。
通学コースには「自習室が使える」「同じ目標を持つ仲間と勉強できる」「その場で質問できる」という通信講座では得られないメリットがあります。
通学が現実的でない地域に住んでいる人、外出に負担がある人、仕事との両立が必要な人には通信講座が適しています。
- Q助成金を使えば通信講座の費用はどのくらい下がる?
- A
ひとり親家庭の対象者がこども家庭庁の「高等学校卒業程度認定試験合格支援事業」を活用した場合、通信制講座の受講費用から最大15万円が給付されます。
給付は3段階に分かれており、受講開始時に受講費用の最大4割(上限10万円)、受講修了時にさらに追加給付(受講開始時給付金と合わせて上限12万5,000円)、全科目合格時に受講費用の1割(上記と合わせて上限15万円)が支給されます(こども家庭庁公式サイト)。
たとえば通信講座の受講費用が15万円の場合、全科目合格まで完走すれば最大15万円が給付されるため、実質的な自己負担がゼロに近づくケースもあります。
ただし給付を受けるには、受講開始前に居住地の自治体窓口(母子・父子自立支援員等)への申請が必要です。
受講を始めた後からでは申請できないため、必ず事前手続きを行ってください。
また、四谷学院通信講座は厚生労働省の支援事業対象講座に指定されており、受講修了時と全科目合格時に費用の一部が支給されます(四谷学院公式サイト)。
- Q高卒認定に合格すると最終学歴はどうなる?
- A
高卒認定試験に合格しただけでは、最終学歴は変わりません。
中学校を卒業している場合、最終学歴は「中学卒業」のままです。
高卒認定は「大学入学資格の取得」を意味する資格であり、「高校卒業」という学歴とは別物です。
合格後に大学・短大・専門学校に進学して卒業した場合、その卒業が最終学歴になります。
高卒認定合格後に大学に進学して中退した場合も、最終学歴は「中学卒業」になります(文部科学省)。
この点で高卒認定は、通信制高校を卒業して得られる「高校卒業」という最終学歴とは異なります。
就職市場での扱いについても、高校卒業と高卒認定試験合格では採用担当者の受け取り方が異なる企業もあるため、就職を主目的とする場合は通信制高校による高卒資格取得も選択肢として検討することをお勧めします。
高卒認定試験の合格事実は履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」として記載することができます。
- 高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)|文部科学省
- 令和7年度第2回高等学校卒業程度認定試験実施結果について|文部科学省
- 令和8年度 第2回高等学校卒業程度認定試験受験案内|文部科学省
- 高等学校卒業程度認定試験規則・告示等|文部科学省
- ひとり親家庭学び直し支援事業(旧)ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業|こども家庭庁
- 高等学校卒業程度認定試験合格支援事業について|文部科学省




